岡山大学研修ツアー
8月5日に、1・2年生36名で岡山大学へ行きました。
午前中は理学部物理学科にて、本校の卒業生である川崎慎司准教授の講話と、野原実教授の熱電発電についての模擬講義を受けました。午後はいくつかに分かれて行動し、希望する学部のオープンキャンパスに参加したり、理学部物理学科の低温物性物理学研究室での超伝導に関する実習に取り組んだりしました。
日帰りのツアーのため、岡山大学であまり多くの活動をすることはできませんでしたが、最先端の研究や各学部での取り組みに触れることで大学での学びについてより深く考える機会になりました。また、これまで訪れる機会があまりなかった岡山大学の素晴らしい面を知ることができ、進路を考える上での選択肢を広げるきっかけになったと思います。

筑波東京サイエンスツアー
8月1日から8月3日まで、70名(1年生59名、2年生11名)で筑波、東京方面へサイエンスツアーに行きました。物理化学コースと生物地学コースの2つのコースに分かれてツアーを行い、JAXA筑波宇宙センターや高エネルギー加速器研究機構、国立科学博物館などを訪問しました。各研究施設では最先端の実験設備を見学したり、長期間にわたる地道な実験についての説明を聞いたりすることで、最先端研究への興味関心を深めることができました。また、東京大学では、現役東大生に構内を案内してもらい、大学生活についての話や高校時代における勉強面や生活面でのアドバイスを中心とした、本校OBによる座談会を行いました。OBという身近な先輩からの話を通じて、生徒たちは日々の学習への取り組み方や、進路に対して考えを深めるきっかけになりました。
夜のミーティングでは、班ごとにその日学んだ内容や今後への活かし方などをポスターにまとめて発表しました。どの班も短い時間で集中して準備・発表をし、発表後には生徒間で相互評価を行い、自分たちのプレゼンテーションの課題を知ることができました。
全体を通して、普段見ることのできない施設を多く見学できただけでなく、施設の方や先輩に質問したり、自分たちの中でグループ議論やポスター発表をしたりなど、多くの経験ができました。このツアーで得たことを自らの進路実現に役立てるだけでなく、ツアーに参加していない生徒にもさまざまな形で還元していってもらいたいと思います。

71期生 体験型進路学習Ⅱ
7月10日から7月13日にかけて、体験型進路学習Ⅱ(研究室訪問)を実施しました。
生徒が希望する分野ごとにグループに分かれ、計52の各研究室からの課題に取り組んだ上で研究室を訪問しました。訪問先では、最先端の研究について学んだり、大学の先生や院生に質問したり、議論をしたりすることができました。
訪問を終えてからは、研究室訪問を通じて学んだこと・感じたことを、班ごとにパソコンを使って1枚のポスターにまとめ、13日に発表を行いました。視覚的に捉えやすく、また内容も充実したポスターが多く、自分たちの言葉でしっかりと発表をすることができていました。
初めて”本物の”学問に直接触れ、今の時点ではまだまだ理解しきれない点もあったかもしれませんが、課題や訪問、発表に主体的に取り組むことを通して、これからの進路選択へのヒントを得た生徒も多くいたのではないでしょうか。コメンテーターとしてお越しいただいた大学の先生方のご講評や校長先生のお話をしっかりと咀嚼し、今回の研究室訪問で得たことを反芻して、生徒たちには今後の進路実現への糧にしてもらいたいと思っています。









