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海外との共同研究事業
SSH指定をうけ、本校では活発な国際交流活動を展開しています。
台湾・韓国・フィリピンといった東アジアの国々と、河川環境調査についての共同研究を行うとともに、SDGsをテーマとした環境教育プログラムを実施しています。
台湾サイエンスツアー
●目的
環境調査によって地域の生態系の現状を知り,環境保全の重要性について考えるとともに、共同研究発表会や授業参加などのさまざまな交流を通じて、理解や友情を深めることを目的としています。また、調査・討論・発表などの一連の活動を英語で行い、科学英語の運用能力を高めることも図ります。
●実施の流れ
- 第1回事前学習(5月下旬)
高槻市自然博物館で河川調査入門学 - 第2回事前学習 (7月下旬)
淀川流域各地域で水質・底生生物・魚類のグループ別調査、本校にて調査結果の英文発表資料作成・発表会 - アジア高校生環境フォーラム(9月下旬)
韓国・台湾・フィリピンの高校生を大阪に招聘し、環境調査や実験研修を行う - 事後学習(1月中旬)
調査結果のまとめ(資料作成)と発表会の実施 - 研究発表会(1月下旬)
生徒研究発表会における研究発表
●事前研修の様子
海外オンライン交流会
●目的
台湾サイエンスツアーの事前学習の一環として、アジア・太平洋地域の環境や国際交流に興味・関心をもつ生徒が参加し、海外の高校生とのオンラインでの国際交流や共同研究発表会を行います。その経験を通じて、お互いに対する理解や友情を深め、異文化理解・国際交流を考える機会とし、討論・発表などの一連の活動を英語で行って参加者の英語運用能力を高めることを目的としています。
●実施の流れ
- 第1回(6月中旬) ~アジアの高校生と友達になろう~
グループに分かれ、簡単な自己紹介からお互いの文化や学校生活の様子などを意見交換し、お互いに仲良くなることを目指します。 - 第2回 (10月下旬) ~SDGs について~
興味・関心ある分野について、海外の高校生との交流・意見交換を通して、理解を深め、グローバルな視点で一緒に考えます。 - 第3回(12月中旬) ~交流発表会~
SDGs のトピックについて、考えたこと・感じたこと・学んだことを発表します。
●ZOOMでの交流の様子
アジア高校生環境フォーラム
●目的
JST 日本・アジア青少年サイエンス交流事業「さくらサイエンスプラン」を活用し、東アジア・太平洋地域の高校生が共同で河川調査の実習を行って生態系に関する理解を深めます。台湾・韓国・フィリピンの高校生を大阪へお招きし、河川調査や実習・実験を通じて、科学的なリテラシー向上はもちろん、地球環境や異文化理解・国際交流を考える機会としています。
●実施内容
- 水質分析実習
採水した水やあらかじめ用意しておいた飲料水等を用いて、水質の機器分析やpH の比色測定等を行う。 - 大気分析実習
大阪で採集した大気に加え、参加者の国で採集してもらった大気のサンプルを用いて、各地のオゾン濃度や二酸化窒素濃度等を、分光光度計を用いて分析する。 - 研究発表および交流
各校で行っている研究内容を発表し、質疑応答などを通じて交流する。また、各国の生徒がそれぞれにパフォーマンスを行うなどして文化交流することで、互いに対する理解を促進し、友情を深めるきっかけとする。