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進路講演会(1年生)

7月の「体験型進路学習Ⅰ」(職場訪問)で職業について理解を深めた後、「学問」に触れる初めての機会として進路講演会を実施しています。本年は11月8日(木)6限に、京都大学をはじめとする近畿圏の国公立大学の先生9名をお招きし、模擬講義をしていただきました。

 高津に入学してまだ半年しか経っていない1年生ですが、自分の進路を考え、大学・学部や2年生での選択科目を決めていくうえで、また、2年生での「体験型進路学習Ⅱ」(研究室訪問)に向けて進路意識を高めていくうえでも、貴重な50分間となりました。

 以下は講義一覧です。また、生徒が書いた「聴講レポート」(特に印象に残ったフレーズと、それに対する意見や感想)の中から一部を紹介します。

「蛋白質の一生 〜食品加工から薬のデザインまで〜」


大阪府立大学・理学系研究科
恩田 真紀 准教授

■たくさんの食品にタンパク質が入れられており、それが鮮度を保ってくれたりなど、食品にとって大きな役割を果たしていること/タンパク質の顕微鏡では見えないくらい細やかな形や、それがすごく繊細であることや、タミフルがインフルエンザを治す仕組みを発見した

■「自分の作ったものが製品として売られているとうれしい」というフレーズが印象に残った。研究したことが社会に貢献していると実感できるのはうれしいことだと思った。自分も社会に貢献できるものを作りたい。

「自律型無人飛行ロボットの制御」


大阪府立大学・工学研究科
金田 さやか 助教

■<sin / cos がここで生きています>                     
→今まで、大人になったらサイン・コサインを使うのだろうかと思っていたが、このような分野で使う重要なものだと確認した。ヘリコプター自体の角度・地面との位置、これを極めないと自立ヘリコプターは作れない。一体どれくらい勉強されたのでしょうか?今のままでは私には絶対に無理だと感じました。私自身更に努力を重ねなければなりません。今後何になるにしても!

■災害復旧と災害救助が可能になる。トンネルや橋の点検時に、人ではなく機械で自動化するため宅配に用いられる。これはすでに実験済みらしい。近い将来、ドローンがピザを配達するかもしれない。

「グローバル文化のなかの日本」


神戸大学・国際人間科学
辛島 理人 准教授

■私たちが色々な人から言われる通り、英語や外国語の必要性をより実感した。さらに、自分たちと海外の人の感覚の違いを知り、国際的な感覚を身に付けていかないといけないなと思った。

■「海外の人が求めているものと日本人の求めるものが同じとは限らない。」 ⇒国際社会になってきていて、外国人も多い日本ではこれまでとは違い、私たちの主観だけで物を作るのではなく客観的に考えることが必要だと思った。

「平和とは何か?過去と向き合うということ」


大阪大学・国際公共政策研究科
木戸 衛一 教授

■高津でよくいわれている”自己責任“にも自己責任ですましていいものと悪いものがある。
 → 自分で判断する力 → 生み出す力につながる → アイデンティティを生み出す力につながる

■「古くからあるものがアイデンティティじゃない→生み出していくものがアイデンティティ」
過去と向き合って、過去から学び過去から克服するというフレーズが大きなことだけでなく、個人的な小さなことまでも共通する考えなければいけないことじゃないのかなと思った。

「経済実験から経済学の基本を学ぼう!」


大阪大学・経済学研究科
佐々木 勝 教授

■「効率的な取引は公平ではない」 ⇒ 社会の利益を考え、それを最大にするには公平な方法ではなく、半分の人を切らなければいけないというところが難しいなと思った。補助金とかの方法も良いとは思うけれど、もっと良い方法はないのかと思う。所得などにも関係してくるのが複雑だと感じた。

■社会全体の利益の点から見ると、誰かが介入すると非効率になる。そこで誰も介入せず完全競争すると不公平になる。市場が独占になっているときは、誰かが介入して正統にしないと非効率になる。公平で効率的な社会にするためには、政府は市場に介入しない、そして利益を得た人は利益のなかった人に分けてあげる。

「日常言語と言語学」


大阪市立大学・文学研究科
田中 一彦 教授

■「言語の根底にあるものは同じだが、その使い方は個人によって違う。」 ⇒ ある言葉に対する認識の違いにより、友達と会話が噛み合わないことがあった。その理由を言葉にするならこういうことなんだと思った。年代によっては、人々の一人称に対する認識が逆転する。育った環境や社会状況に人々の認識は左右され、それが言語にも表れることに驚いた。
■普段私たちが何気なく使っている言葉にはたくさんの意味を含み、「言葉」といってもそれそのものがそのままの意味で伝わるのではなく、状況、表情、声のトーンで真逆の意味になってしまう事のすごさを改めて実感した。この講義では、全く知らなかったことを知る事が出来たというよりは、今までしていた解釈を変えられたり、違う見方を発見する事が出来た感じだった。言語学の深さを実感した。

 

「宇宙を支配する数式」


大阪大学・理学研究科
橋本 幸士 教授

■「公式は世界を変える」 ⇒ アインシュタインが公式をつくったことにより、原子力が生み出され、原爆、原発がつくられたことを考えると、科学者が世の中に及ぼす影響は大きいと思った。

■「失敗した学者が多くいる中で正しい式が発見された」
⇒正しい式だけでなく、研究などで明らかになった公式・法則などは、何人もの学者が挑戦し、その中のほとんどが失敗してしまう中で、偶然正解を導出できた人のみがノーベル賞などで評価されると考えると、科学の世界はとてもシビアで、評価された人の責任はとても大きいと思った。

 

「分子を作る仕事」


京都大学・工学研究科
松原 誠二郎 教授

■「人間の頭は燃費が良い。AIを使いすぎると地球はエネルギー不足になる。」 ⇒ AIも長所短所があるから、器用に使わないといけないと思った。人にもまだまだ役割がある事がわかって少し安心した。
■「学生は尊敬する人を探している段階」 ⇒ いつか、本当に尊敬できる人に出会ってその人を目標としてがんばって生きたいなと思った。自分も尊敬されるような人間になりたいと思った。出会うために今、頑張らないといけないと思った。

「心理学とはどのような学問なのか、特に知覚・認知心理学について」


大阪大学・人間科学研究科
森川 和則 教授

■「意識の中で、錯視が生じるのではなく、錯視が生じるのは意識よりも前にあること。」 ⇒ この言葉だけ聴いてみるとよくわかった。意識する前も、意識した後も、錯視は生じているので、錯覚が起きるのは、意識よりも前だと納得した。すごく不思議だけど面白いなあと思った。

■心理学は、心疲をなおしてあげたり、人の心の問題をなおすことばかりだと思っていたけれど、錯覚によって生じる人の意識であったり、長期記憶を残すために、学習後の分散学習など、普段でも使えそうなことも知れてよかった。
次からのテストでは、いっぱい寝て何回にも分けて勉強しようと思った。自分が思っていた心理学とは違った分野だと発見したので、他の学問も、これはムリ!とか決め付けるのではなく、興味を持とうと思った。

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