1月20日(月)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.203〜土日のこと〜
本日は、第2回近畿地区高等学校長協会連絡協議会。8月開催に続く第2回として、3つのテーマで協議する。校長とて、教員同様、定期的に協議会や研修会を開催し、研鑽を積まねばならない。近畿2府4県の校長先生方と議論を通して、何か新しい発見や気づきを求める。本日も生徒に還元できることも得た。
さて、この土日も学校内外で様々なイベント。
18日(土)は、SSHの取組の一つ、『サイエンス・ラボ』。環境やエネルギーを考える会社に勤める社会人として歩を進める先輩に、今あるべき姿はこれまでの積み重ねであると語っていただいた。『水』を柱に地球環境を考えながら、今自分にできることを積極的に取り組んでいるという話をしてくださった。高校時代は帰宅部だったということで、部活に入ればよかったと話されるなど、誠に謙虚な方だが。いやいや、話し出せば止まらないというくらい熱い思いで誠実に語ってくださった。
現役生では、サッカー部も男子バスケットボール部も公式戦ということで、応援先に迷ったが、予定や時間の都合もあり、女子バレーボール部の応援へ。相手は、昨年度公立校大会優勝の強豪登美丘高校。とはいえ、我が高津高校も最近1部に上がった勢いがある。大きな期待を寄せて応援したが、結果は17−25、16−25。悔しいが、改善できるところはすぐに直して、自分たちのバレーボールを続けてほしい!次回に期待!
サッカー部は、公立校大会決勝トーナメント2回戦。安定した力で、大手前高校に4ー1で勝利。次も期待!男子バスケットボール部は、中央大会出場決定戦。1試合目は、大阪学芸高校に59―40で勝利も、2試合目で星将高校に33-76で敗退。この悔しさを糧にさらなる成長を期待!
そして、この2日間は、多くの3年生の大本番となる「大学共通テスト」が実施。新学習指導要領となって初の実施で、「情報」が追加されるなど見えない部分も多く、不安もあっただろうが、どれだけ対応できたか。自分の力を十分に発揮されていれば嬉しい。今後は、自己採点により受験校を決定する。満足できる結果となった生徒はそのまま突き進め!思うように得点できなかった生徒も、あきらめずにしっかりと顔を上げて「顔晴れ!」。生徒たちの希望が叶うことを祈る。Make it Kozy!みーんな、前へ前へ、高津生!
一日を 笑顔で終わる 明日開く
1月17日(金)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.202〜生徒の未来〜
本日2度目のブログ。過去の災害を忘れてはならないのは、すべては未来のため。その未来をいったん決める共通テストが明日、明後日にある。「いったん」というのは、その結果だけで人生すべてが決まるわけではなく、その後の頑張りや頑張らなさが左右するという現実を含んでいる。ただ、今の今、グダグダと説明するつもりはない。生徒の3年間の頑張りと未来を切り開く心意気で明日明後日のテストに臨む。
今日は、その3年生を応援する壮行会。私は残念ながら東京出張のため参加できなかったので、学年主任にメッセージを託した。すでに進路が決定している生徒もいるが、そこは私の分まで『仲間』として、『TEAM KOZU』として応援してほしい。担任団の生徒を思う気持ちは痛いほどわかるし、何かできることがあるならやってあげたいという気持ちもわかる。しかし、闘いは孤独。だからこそ、「受験は団体戦」なのだ。
いわゆる進学校のメリットの一つは学年の多くが同じ目標を持っていること。事実、今年は学年の9割が共通テストを受験する。すでに進路を決めた生徒は言うまでもなく、自らの意志で掴んだ進路であり、その決意をもって突き進んでくれればきっと幸せが待っている。それはもちろん素晴らしい選択であるとしたうえで、一方でひょっとすると3月まで続くかもしれないという不安がぬぐえない生徒たちもいる。その不安は、周りに同じような友人がいることで少し解消され、一緒に頑張ることで120%の力をだせるかもしれないのである。
その可能性、伸びしろも大いに期待して、明日明後日は全力で祈る。祈って祈って祈りまくる。私のできることはそれだけ。Make it Kozy!「とにかく」2日間を全うせよ、高津生!
まだ見えぬ 未来に向かい 準備する やった分だけ キットハナサク
1月17日(金)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.201〜忘れてはいけない日〜
本日で、阪神・淡路大震災から30年となる。当時、私は淀川沿いの学校に勤務していたが、朝の電車も不通のため、堺市から自転車で学校に向かった。道中、道路脇の電柱は傾き、電線がぶら下がっていたり、家の屋根瓦が今にも落ちそうであったり、大きな揺れは収まったものの、被害が現在進行形で広がっていることを感じた。
学校に着くと、グラウンドは液状化、校内でガスの臭いがしたので、同僚と一緒に校内を回ったりもした。いつも通りに登校してきた生徒たちに、「今日は休校。家で家族と一緒におり。」と指示をした。尼崎の近くに住む生徒の家は全壊したと聞いた。
しばらくして、学校裏の淀川の様子を見に行くと、堤防が崩れ、波打ったような状況だった。その光景はめに焼き付いて今でも忘れられない。その後は、スーパー堤防に改築され、今は自然が近く、対岸が見渡せる広々とした空間ができている。
当然ながら、この大震災を今の生徒たちは経験してはいない。が、その映像は何度も見ているだろうし、毎年この日が来るたびに、被害を受けた方々の今のお気持ちや頑張っている姿を知り、その空気感をはじめ様々なことを考える機会となっていると思う。
その後も、東日本大震災や熊本地震、能登半島地震など、直接、間接を問わず、地震の怖さは十分に理解しているはずで、いつ来るかもしれない南海トラフ地震に関しても、常に心の片隅に置き、防災の意識を持っていてほしい。
震災の年、プロ野球神戸を本拠地とするオリックスバファローズがリーグ優勝して、勇気と元気を与えてくれた。それに応えて、地域の皆さんの頑張りで見事に復興された。東日本も熊本も能登も、まだまだ復興が追いついていない状況だが、頑張ってほしい。
各震災でお亡くなりになった方々に哀悼の意を表すとともに、被災地域の復興と益々の発展を願っております。自分事として歩もう、高津生!
朝5時の 眠気を覚ます 過去の揺れ
本日、私は東京へ出張。都道府県高等学校長協会および全国高等学校長協会の研究協議会。高等学校教育の未来を話し合う有意義な会である。東京工科大学かつ日本工学院専門学校という立派な会場をお借りして、働き方改革をはじめ、教員不足解消や教育の様々な課題を解消するために議論する。そんな言葉だけが一人歩きしているが、結果として生徒の幸せにつながるためということを忘れてはならない。