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12月5日(木)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.176~「Kozu Science Labo」~

 今週7日(土)は、「Kozu Science Labo~研究交流会」と題して、小・中学生を対象に科学実験講座を開催する。高津生がTA(Teaching Assistant)となり、小・中学生の実験をサポートする。また、研究交流会ということで、自分たちの研究を発表したり、小・中学生と科学について話し合ったりできる機会として、来てくれる証・中学生にとっても、サポートする高津生にとっても、それぞれが成長できる貴重な会となっている。

 21日(土)にも第2回を開催する予定です。7日(土)の〆切は過ぎていますが、若干空きが出ましたので、興味のある小・中学生は今からでも問い合わせてくださいね。コチラをクリック!⇒【高津】実験講座案内

 科学は、子供のころの純粋な興味・関心が素朴な疑問を生み、その疑問に対して素直に向き合っていくことで、時間はかかるが、納得できる答えが見つかる。ノーベル賞を受賞された方々が口を揃えておっしゃるのは、好きなコトや興味のあることを継続すること、疑問に思ったことを追究し続けることが、結果的に受賞につながったということ。科学に限らず、最初からノーベル賞を狙っているわけではないのだ。

 そういう点では、小・中学生の頃に、様々な実験に触れられることは、その先の人生に大きな影響を与え、何かが変わるきっかけになるに違いない。ぜひぜひ、高津高校の科学好きな生徒たちと触れ合って、科学の面白さ、探究を深めてほしい。思いやりのある、サービス精神いっぱいの高津生がお待ちしています!Make it Kozy!気づきを与えよう、高津生!

  後継ぎを おもてなしての 謙虚さが どや顔となる いと待ち遠し 

  

2024.12.05

12月4日(水)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.175~それぞれの放課後~

 昨日でテストも終わり、生徒たちは皆それぞれの放課後を楽しんでいる。中庭からグラウンドは男女バスケットボール部、女子バレーボール部、サッカー部、陸上部、男子ハンドボール部、硬式野球部が元気に活動している。残念ながら、グラウンドの照明が、PCB検査のため、一つを残して電灯が取り外された。残りの一つとプールの照明を頼りに、何とか工夫をして取り組んでいる。

 校内ピロティではダンス部が、体育館では男子バレーボール部、バドミントン部が一生懸命、生徒たちで教え合いながら頑張っている。練習を見学していると、生徒が一人、声をかけてくれた。聞くと、すでに引退した3年生だが、国公立大学に推薦で合格したので、後輩の練習を手伝いに来たという。航空コースを選択し、理工学をしっかりと学び、しっかりと専門的知見を高めたうえで、将来はパイロットをめざすと話す。目的意識、向上心共に高く、そのうえ、後輩思いでさっと行動に移すのもフットワークが軽くて良い。卒業まで時間もある。充実した時間を過ごしてほしい。

 体育館の1階奥の剣道場では、剣道部が3分の2、3分の1を卓球部が使用し、真剣な目で取り組んでいる。どちらも少ない人数だが、一生懸命さが伝わってくる。向かいの格技場では、空手部が試合形式で練習している。12月24から奈良県で開催される近畿大会優勝に向けて、目の色が変わっている。大阪では3位だったが、部活動指導員の方の話では、実力は本当に僅差で、部員たちは、近畿大会でのリベンジに燃えている、とのこと。近畿大会出場も立派だが、チャンスをものにしてほしい。年末も出張ばかりで応援には行けないが、ぜひ頑張ってほしい。

 校舎内では、自治会が楽しそうにクリスマスイベントの検討をしている。自称ゴリラの私も実はサンタクロースが大好きで、20年以上前から自身のメールアドレスの一部に「santaclaus」を入れており(これホント)、申し訳ないぐらい、年中クリスマス気分で過ごしている。演劇部も自分たちで制作する物語について、出来上がりを想像しながら創造している。楽しい時間だ。

 吹奏楽部は全員で、アンサンブル部はパートに分かれて練習。音楽は全く素人だが、顧問の先生も部員も皆、一つの音を大切にしていることは実によくわかる。生物実験室では、生物部が実験をしていた様子。

 最後は、図書室に視聴覚室で、いわゆる自習室。部活動中なので、人数も少ないが、それでも昨日テストが終わったばかりだが、3年生の真剣さは窓越しにも伝わってくる。

 それぞれの放課後は、それぞれの先の目標に必ずつながる。Make it Kozy!今日できることをしっかりと。頑張れ、高津生!

  日暮れても 生徒の瞳は 輝けり

2024.12.05

12月3日(火)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.174~問うということ~

 考査が終わった時の生徒たちの、解放感か開放感かその表情が良い。

 今日は後期中間考査の最終日。期間中、毎朝「テストできてるか?」という私の問いに、戸惑うことなく「はい、大丈夫です!」と答える生徒のなんと多いことか。結果までは知らぬがひとまず安心する。

 定期考査は、一部実力考査的な問題を含む場合もあるが、基本的に考査範囲が限られているので、勉強の計画を立てやすいし、勉強がダイレクトに結果に反映される。だから、生徒たちも自分の出来不出来を実感できるのだろう。

 さて、今朝は正門の日。裏門と違って、高津生以外の通行人も多い。以前仲良くなった小学生H君は登校時間が変わったのか、最近会わないが、今日はここ最近良く見る小学生女児三人組が寄って来た。一度、目の前を小学校の方向へ通り過ぎたが、反転してこちらに来た。姉妹という感じではないが、学年は5年、4年、2年と言う。

 「どした?」と聞くと、「あの人たち何?」と言って、正門手前でチラシを配っている2名を指差す。見ると、高津生に塾のチラシを配っている。よく見る朝の光景だ。「あれはうちの高校生に塾のチラシを配ってる塾の人やで」と答えると、「チョコやんな?」と言う。そういえば、さっき受け取ったうちの生徒が「これ、チョコレート入ってるわ」と話していたな。「もらっていいん?お腹空いた」と言う。「朝ご飯食べてないんか?」一人が「食べてない」と言う。家庭事情を知らぬのでうかつなことは言えないが、「そうか、でも朝ごはんは食べた方がええで。ただ、アレは高校生に配るものやからくれへんかもな。でも欲しがったらいっぺん話してみ」と言うと、3人揃って走っていった。見ていると遠慮がちに話しかけている。が、見事に撃沈。しょぼくれて帰ってきた。

 「あかんかったか、給食まで頑張らなあかんな。頑張れ!」とランドセンをポンと叩いて促し、話はついたと思ったが、ふと4年生が「高校って行かなあかん?」といきなり真理に迫る質問をする。思わぬ問いに少し戸惑うが、「ほとんどの子は高校に行ってるので、行ってほしいけど、『行かなあかん』と言うよりは『この学校に行きたい!』って思っていく方が楽しいと思うで。」「高校って楽しいん?」「そやで、友達と一緒にいろんなことができるし。うちの学校は特に楽しいで!」と職業病とでも言おうか、自然とPRしている。すると、「ふぅーん」と曖昧な返事をして、急に3人で学校へ駆け出した。50歳の年の差はすぐには埋まらぬものと実感。

 あの子たちが「高校に行きたい!」と思えるような姿を毎日見せられれば良いな。ぜひ、見本に!Make it Kozy!勉強も楽しく、高津生!

  冬の朝 思わぬ問いに 襟正す

2024.12.04

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