4月12日(土)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.245~つかずはなれず~
本日は、3年生保護者対象の進路講演会。河合塾上本町校の方から、生徒の大学受験を前に、入試の現状や保護者としての心構え等をお話しいただいた。
すでに、お兄さんやお姉さんが大学受験を経験している方は、その時の経験から下の子にはこうしてあげようとか、あれはこうした方が良かったなとかがおありだとは思うが、初めての受験となると、不安が先立つのも理解できる。今日の話を持ち帰って、この一年の参考にしていただければ。
講師の方のお話の要点は、「広い視野で」「最後まで」「挑戦する」の3つ。
難関大には人・環境・お金が集まっているので、子供さんの可能性を広げるために、地元に限らず、全国の様々な大学を視野に考えてほしいということ。そして、受験に苦しむわが子を見て、早く決定させてあげたい、無理なく確実に合格する大学を進めてあげたい、ではなく、可能性があれば、ぜひチャレンジさせてあげてほしい。3月の中・後期試験の最後まで頑張り続けることが大切、と熱く語っていただいた。
実際、この3月の卒業生(77期生)も後期試験で合格を勝ち取った生徒も多い。また、これは以前からだが、中・後期試験の出願は、「前期の合否結果が出てから」ではなく、出る前に出願するので、極端な話、出願時点の志願倍率は3倍でも、実際には前期合格者が受験せず、結果的に受験倍率が2倍を切ることなどざらにあるのだ。いわば、残り物には福が待っているのである。肝心なのは、前期試験が終わった、という一つの達成感がそれ以降の集中力の低下を生むといえる。要は、前期試験を一つの通過点と考える視野の広さも必要なのだ。
と、何やら真面目に偉そうなことを書いたが、人間には感情があるので、このように冷静に考えて気持ちを維持することはとても難しい。そのための、学校であり、友人であり、家族だと思う。思ったことを素直に言える、周りにそんな関係の人がいればよい。保護者の皆様、口幅ったいですが、明るく何でも言い合える環境づくりをよろしくお願いいたします。・・・そんなことあんたに言われんでもわかっとるわ!と、激怒された方には、日々のご協力に感謝いたします。
3年生よ、一人で頑張るのも悪くはないが、困ったときは誰かに相談をよろしく!Make it Kozy!夢の実現へ、第一歩、高津生!
春をなで つかずはなれず 共歩き
正門そばの桜も、緑の葉を出し、早くも来年の準備を進めている。桜に見習うことはたくさんある。
4月11日(金)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.244~校長室より~
昨日の校内見学の話。校内見学は、クラスごとに校内を一回りし、教室の場所やそこで行われる活動を知り、施設を活用する参考にするため、各箇所で説明を受ける。担当から、「校長室前にもよりますので、なにか一言お願いします」と連絡があったので、当日は廊下を少し気にしながらの業務執行。
予定の時間帯になると、廊下が少々ざわつく。担任がノックするだろうと待っていたら、あれあれ?全員が通り過ぎてしまった。慌てて廊下に出て左を見ると、すでに角を曲がる最後尾の生徒の後ろ姿が・・・。そうか、私が待ち構えているべきだったのだ、と思い直して、次のクラスの気配を感じて廊下に出た。
1クラス40名の元気な生徒たち。すでに友人ができた様子で談笑している。こんにちは!というと、元気に「こんにちは!」と返って来る。新鮮な空気が駆け抜ける。近くにいる生徒に「まだ数日しか経ってないけど、高津高校はどうですか?」との質問に、「めちゃめちゃ楽しいです!」「最高です!」と応えてくれる。ふと考えると、本校の活動としてはまだ健康診断と教科書販売、おまけに丸一日半のテストしか実施していない。それでも「最高です!」言ってくれるのは、やはり自由な校風と先輩ののびのびとした活気ある雰囲気のおかげか。私からは、「とにかく好きなこと、熱中できることを見つけて一生懸命取り組むこと。三年間一緒に頑張ろう!」と伝えたが、もう一つ。
「校長室の扉が開いていて、バンクシーの『ゴリラ(チンパンジーのようだが、私がゴリラを好きなため、ゴリラということにしている)にヘッドホン』の暖簾がかかっていたら、いつでも入ってくれていいよ」と伝えた。校長というのは、生徒と直接話す機会もなく、毎朝の門での挨拶しか開会がない。授業見学の際も、集中しているところをこちらの都合でやたらと話しかけるわけにもいかない。学校行事や部活動などの時は、楽しく会話もできるが、少しでもそういう機会があればと思ってこうすることにした。
昨年は、外部での仕事も多く、不在にすることも多かったが、それでも20名ほどの生徒が訪れてくれた。今熱中していることであったり、進路相談であったり、悩みや要望であったり、いろいろだったが、有意義な時間を過ごせた。外部での任務も終わり、今年は学校にいる時間も数倍増えるので、何人の生徒が訪ねてくれるか楽しみだ。Make it Kozy!ゆっくり話そう、高津生!
人間は 話せばわかる 笑う山
「Make it Kozy!」は、高津でしかできないことを見つけたほしい。何か自分の色を出してほしい、そして「高津生らしく行こうぜ!」という私の造語。生徒への説明の際、「まだまだ浸透してないから、みんなが浸透させてくれ!」と話したが、自治会制作のペンフレットの先輩からのメッセージ編に「一緒にMake it Kozy!を実現しましょう!とあって嬉しかった。Thank you!先輩!
4月10日(木)校長ブログ「Make it Koy!」vol.243~濃い一日~
本日は、今年度新入生から導入された「TOEFL Junior」テストを1年生全員が受験。実社会で活用できる生きた英語力育成を目的に、大阪府のGLHS(グローバルリーダーズ・ハイスクール)10校で導入された。これまで英検を一つの基準として英語力を判断してきたが、高校入試に英語資格が導入されたことにより、英検を入試合格のためのツールとして取得する生徒が増えた。英検取得により、英語力が向上することは歓迎すべきことだが、その一方で英検取得後に英語学習が疎かになる傾向がある。そのため、せっかく身につけた英語力が落ちていないかどうか、また、高校英語を学習するにあたって、何が足りないかを見極め、今後の学習への取組に生かす。「TOEFL Junior」は、2年生の12月頃にも受験し、英語力の伸びを確認する予定。新入生もいきなり2日続けてのテストに面食らっただろうが、高校の学習に対する心構えとスタートダッシュが大切であるということを自覚したのではないか。
と、2日間しっかりテストに取り組んだ後は、午後からの校内見学と「自治会オリエンテーション」が待っている。校内見学での出来事については明日述べるとして、新入生の関心高い「自治会オリエンテーション」は、高津高校の学校行事や部活動について紹介するイベント。
まずは、自治会執行部制作の自治会パンフレット『新 繰り返し 高津ドリル~高津がわかる!決定版!!』のクオリティが高い。見やすいユニバーサルデザインにしています、の言葉通り、無駄な記述やイラストもなく、誠にわかりやすいパンフになっている。また、新入生が求める情報がそこにあり、行事や部活動への参画意識が高まることは間違いない。
オリエンテーションでは、本校『記念祭』(体育祭・文化祭をまとめてそう呼んでいる)や近々実施される『学習合宿』の説明でワクワクが高まる。部活動紹介では、数が多いため、1クラブ1分の持ち時間で、それぞれが濃~いプレゼンを行う。
ダンス部以外にもダンスパフォーマンスや寸劇、映像と現在をつなげた演出など、創意工夫に満ちたプレゼンで、各部の新入部員確保への想いがひしひしと伝わってくる。中学校時代の部活動を続けるも良し、高校から新しい部活動に入るも良し。せっかく高津高校に入学したのだから、どこかに入部して今しかできないことに熱中してほしい。Make it Kozy!今を全力で!頑張れ、高津新入生!
不安より ワクワクが勝つ 今を生きん



















