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1月15日(水)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.198〜科学の発展に向けて〜

 大統領が逮捕されるという非常事態が心配だが、その韓国から、恒例となっている斗山蓮崗財団「科学教師学術視察団」が高津高校に来られた。この訪問は、2012年に開始されて以降、コロナ禍を挟んで継続されてきた。今年度、韓国において科学教育及び科学文化拡散の業績を認定され、今年の「科学教育賞」を受賞された小中高の先生方24名が日本を訪れ、科学教育の現場を体験、日本文化をも学ぶ機会となっている。 

 開会式でご挨拶を交わした後は、課題研究の授業を見学し、その後、物理・化学・生物・地学の各専門分野に分かれて本校教員との座談会。通訳の方も6名ということで、それぞれのグループで細かなコミュニケーションもとれ、会話も弾んだ様子。

 本校科学部の生徒4名も代表で日頃の活動等を紹介。司会の方が、「質問をどうぞ」と言うと、どんどん手が上がる。「勉強や研究で難しいこと、困ったことは?また、どうやって克服した?」の質問に、「好きなことをやっているので、楽しいことばかり。まったく苦はありません!」と答えると、皆さん拍手。もう一人に「一番楽しかったことは?」「文化祭で、科学部として来場者に実験を行ったこと」と前向きな回答が続出。生徒が素直に答える姿を見て、皆さん笑顔になって、とても和やかな空気に。生徒たちもよい刺激を受けたことだろう。

 学校訪問は、高津高校のみ。先進校として高く評価していただいていることに感謝。明日から京都、東京を回られるという。本校教員にも刺激を与えてくださった。今後も交流を深めたいと思う。斗山蓮崗財団「科学教師学術視察団」の皆様、どうもありがとうございました。道中お気をつけて、いい旅を!

  共にある 学びの意識 高めつつ

2025.01.16

1月14日(火)校長ブログ「Mkae it Kozy!」vol.197〜年始から熱く!〜

 年末年始、冬のスポーツに感動させられている。年末の花園ラグビーで甥っ子が2勝して年越し、元旦は残念ながら準優勝校に負けてしまったが、相当応援に熱くなってしまった。

 ラグビーのルールは難しいが、基本的に後ろに投げつつ前に進む。ボールより前でプレーしたら反則。ノックオンも要は前にボールが進むのでダメなのだと素人ながら解釈している。キックで前に蹴るのがOKなのは、投げるよりも正確性にかけるから許されているのか、相手にチャンスが生まれる可能性があるからなのか、何よりあの楕円形のボールがどちらに転ぶかわからないからなのか、運に託すところも面白い(実はキックも計算されているそうだが)。同点の場合は「抽選」というのは酷な気もするが、「ノーサイド」という言葉からそれも頷ける。

 サッカーは足が全てとも言える。上手い選手のドリブルは見事なほど足に上手くボールが吸いついている。久しぶりに高校サッカー全国大会の決勝を見て感動した。サッカーのPKは失敗した選手が責任を感じてしまう酷なルールだが、勝ちを決める最後の手段としてやむを得ない。個人的には、全員ゴールの枠内に入れてほしいと思っている。相手キーパーに止められれば仕方がないと諦めもつく。

 毎年のことだが、恒例の箱根駅伝にも感動!なぜにあんなに走れるのか。襷を繋ぐという一体感に心が揺さぶられる。その分、繋げなかった選手を見るのはあまりにもつらい。まったく関係のない私でさえ、今後の人生を応援したくなる。

 そんな中、高津高校男子バスケットボール部の新人大会は2勝して勢いづいたかと思ったが、3回戦で敗退。残念だったが、さらなる成長を期待!サッカー部は公立校大会で勝利を重ねて決勝トーナメントに進出。1回戦を全国決勝さながらにPK7-6で勝ち、大手前高校との2回戦へ。19日も熱い!

 何事も結果が全てではないが、練習の成果が出れば言うことはない。ある意味得点で表すことが難しい音楽・美術・書道などは比較評価されるため、まさに自分との勝負。それこそ一人ではなく、皆で切磋琢磨することが成長に直結するのだろう。今月25日に開催される大阪府高等学校芸術文化祭祭にて、高津高校ダンス部が発表することになった。大勢の人の前で発表できる幸せを感じて思い切り踊ってほしい。

 創造力と表現力を自由に!Make it Kozy!頑張れ、高津生!

  気がつけば 寒さ忘れる 冬の汗 

2025.01.15

1月10日(金)校長ブログ「Mkae it Kozy!」vol196〜カマに誘われ〜

 昨日の放課後、校長室をノックして「ちょっとよろしいでしょうか?」と、生徒が来た。「どうぞ!」と答えると、「1月16日に『ハツガマ』を行いますので、来ていただけませんでしょうか?」と言う。その一言しかなかったため、「ハツガマ?・・・『初窯』?」と、「窯」の字が思い浮かび、(はて、うちの美術部は陶芸もやるのか、『窯』があったとは知らなかった、どこにあるのだろう?)と思いを巡らせていると、「茶道部です」と、新年らしい美しいポストカードの案内を差し出す。それを見て、(そうか、茶道部の『初釜』か!)と気づいた次第。

 私自身、最近は若手陶芸家による個性的なお猪口やお気に入りのコーヒーカップを使っていることもあり、少々陶器に魅力を感じていて、ことあるごとに陶器店で足を留めることも増えたので、つい「釜」ではなく「窯」が思い浮かんだようだ。

 茶道の『初釜』とは、新年を迎えて初めて釜をかけることで、年が明けて最初に行われる茶会のことである。新年最初のお稽古はじめの日でもあるらしく、その案内に来てくれたということ。1月早々会議や出張ばかりだが、カレンダーを確認すると、運よく放課後は空いている。柄に似合わぬが、一つの経験として、楽しみにしておこう。ありがとう!

 ただ、一つだけ言っておくが、私は正座ができない、というか。正確に言うと正座にならない。太股と脹脛が張りすぎて、正座をしているつもりが、ほとんど膝立ちになり、背は低いのに周りの人より頭一つ高くなるのである。法事などで集まる時も、いったんは正座を試みるものの、親戚一同にクスッと笑われたのち、足を崩させてもらうのが通例になっている。というわけで、そこは忖度をよろしく。

 新年らしいイベントも、季節感があって良い。ふと廊下に出ると、グラウンドではやはり持久走に皆真剣に取り組んでいる。男子3㎞、女子2㎞。これも冬の風物詩。「勉強には体力が必要、スポーツには考えることが必要」と誰がが言っていた。Make it Kozy!ファイト、高津生!

  窯とかけ 釜と解くとは これ如何に どちらも人の 器見えけり 

2025.01.10

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