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5月17日(金)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.42~「記念祭」準備中…~

 本日、第1中間考査2日めが終了。廊下を歩く二人に「試験はできたか?」と聞くと、「赤点は大丈夫だと思います」と控えめな回答。友人を牽制している空気を感じたので、「ちゃんと見直せよ」と一言かけて、校舎外へ。

 放課後、16時半、西日も傾く時間に、各クラスの応援を後押しする看板(本校では「デコレーション」という)の製作をしている。ちらと様子を見るが、皆一心不乱。そっと近づき、写真撮影。下書きのため、デザインの正体がわからぬよう撮影する。「HPに載せてもいいか?」「はい、大丈夫です」ということで掲載。人数はまばらだが、2・3年生は昨年度の経験者も多く、大きさのバランスも見栄えも心得ている様子。和気藹々と下書きが進む。現時点の下書きが速いのか遅いのかもわからぬが、「色塗りはもっと大勢でやります!」と言うのだから、十分間に合うのだろう。出来上がりに期待する。記念となるゆえに「記念祭」か。楽しみ方は千差万別、準備も楽しみの一つ。本番も楽しめ。Make it Kozy!高津生!

  我楽し 期待しかない 背中かな

 

2024.05.18

5月16日(木)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.41~「学力」~

 本日と明日は、第1中間考査。たった二日間だが、生徒にとっては「学力」を測る重要な機会。

 「学力」を測るとかいうと、そもそも「学力とは何ぞや」と哲学っぽく問うてみたくなる。一般的には、学習して身につけた知識や能力、ということになり、定期考査や受験ではそれが比較されるが、今や、世の中的にはそれだけが求められる時代ではない。

 いわゆる詰め込み教育と言われた私たちの幼き頃から青春時代(良いように言い過ぎ?)の評価とは異なり、今年度、ようやく全学年で実施される新学習指導要領の「観点別学習状況の評価」においては、①知識及び技能、②思考力、判断力、表現力等、③主体的に取り組む態度の3つの観点で評価することとしている。2年前に学年進行で導入されたが、これまで「知識・技能」に重きを置いて評価していたため、教員側の意識改革が求められるとともに、生徒側もこれまでテストで点数さえ取ればいいのだろうと高をくくっていた者も、何かにつけ「主体的に取り組む態度」や「学びに向かう力」が求められることになった。要は、何を学ぶか、知るか、だけでなく、「何のために学ぶのか」という意義を理解したうえで、その先の「何ができるようになるか」というチカラを身に着け、総合的に評価されるようになった。

 言い換えれば、「生きる力」は学力だけではない、ということになるのだが、言わずもがな、「学力」もやはり一定の人間力を備えていないと身につかない。簡単な分野から難しくなるにつれて、わからない部分が増えるが、それをあきらめずに粘り強く考える力や継続する力、各項目を結びつける力やひらめき力、そうして、テストに向け、ヤマ勘も含めて予想する力など、単に語句や公式を覚えればクリアできるというものでもない。

 昭和の受験戦争が批判された時期もあり、学力以外の面が評価される時代になったとはいえ、高津高校の唱える「強靭な知性」につながる「学力」というものは、やはり信頼できるツールの一つであることは間違いない。

 さて、その「学力」にある程度自信をもって入学したが、上には上がいると少し自信を失いそうになっている1年生がいるとしたら、何も心配することはない。人がたくさん集まれば、何かにつけ優劣はできるものだ。大切なのは、人と比べるのではなく、自分の力を伸ばすことだ。自らの進路実現に「学力」が必要なら、人は関係なくやるしかない。まして、君たちの3年間は、びっくりするほどの伸びしろがある(これホントのホント)。焦らず冷静に、一方で熱く、目標に向かって、やるべきことをやる。君の人生は君しか変えられない。Make it Kozy!頑張れ、高津生!

  五月病 心折れそな 徹夜勉 明日はきっと 五月晴れなり

2024.05.17

5月15日(水)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.40~高津を知る~

 赴任1年めということで、生徒や教職員に「高津高校の魅力は?」と聞くと、「GLHSやSSHに指定されていることで、生徒がいろんな体験、成長する機会がたくさんあることですね」とか「自由と創造、生徒たちの自主性が育まれることです」「先生方の授業力が高いことです」といった答えが返ってくる。実際、授業においても、授業以外においても、必修・希望制を問わず、様々な学習活動や体験活動が準備されており、生徒は自分の進路や興味・関心に応じて受講、参加する。いわゆる専門学科で学んだり、体験したりできる内容が、全校生徒にチャンスがあるということになる。

 また、大学進学がメインの進路希望であり、この3月の卒業生は344名中172名と、50%が国公立大学に合格したこともあり、現3年生も国公立大学をめざしている生徒も増加している。学校としては、もちろん大学進学がゴールではなく、その先の生き方を見据えて進路選択をするよう指導し、そのための進路講演会や懇談会、模試や講習を実施し、全力でサポートしている。

 と、今はその「魅力」を徐々に感じつつ、生徒一人ひとりの成長を楽しみにしている。ただ、この1か月で間違いなく感じたことは、皆、「高津愛」が驚くほど強いことだ。これは、説明しても伝わらないので、わかっていただくには、学校にきていただくしかない。

  百聞は 一見に如かずと 皆が言う

 ということで、6月18日(火)中学校の先生方、学習塾等教育関係者の皆様を対象に学校説明会を開催します。ぜひご参加いただきますようよろしくお願いいたします。詳しくはコチラ⇒令和6年度の学校説明会等について  |  大阪府立高津高等学校 (kozu-osaka.jp)

2024.05.16

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