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10月22日(水)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.385〜KOZU Science Labo研究交流会~

 本日2度めの投稿。すでに述べたとおり、本日は2年生の『LCⅡ』の中間発表会だが、この発表会と合わせて、もう一つ、『KOZU Science Labo研究交流会』を本校クリエイト・ラボにて開催、他の高校や小中学校の先生方にも本校の取組を知っていただき、ご感想やご意見を頂戴し、さらに取組を充実させるとともに、他の学校でも本校の教材や指導方法を活用していただき、さらに活性化していただくことを目的としている。

 特に、本校はSSH指定校第Ⅳ期の大きなミッションである、「他校に普及、波及する拠点校」として活動を広げていく役割を持っている。本日も、お忙しい中、多数の先生方が、本校の取組に関心を持って来校していただいた。

 以前から話しているが、「探究活動」「課題研究」は、いまだ正解を持たず、各学校で試行錯誤しながら最適解を見つけようと取り組んでおられる。本校も、「探究ノート」や「課題研究ノート」など、生徒が頼りとするカタチはできたものの、指導法や評価法の改善は続いており、他校の先生方のご意見を頂戴しながら進めているところである。そういう謙虚な気持ちを忘れずに、それでも、いちSSH指定校として、現時点での最適解は持っていると自負している。もとより本校だけが良ければそれで良いというものではなく、どこの学校の生徒も、探究活動を通して学び方を含めて様々な知識を得て、学ぶ中で人間的にも成長できるようより素敵なサポートができれば最高である。他校とともに学びながら頑張っていきたい。

 終わりなき旅へ・・・ついミスチルになってしまった(恥)。Make it Kozy!学校の壁を越えて。頑張ろう、教員チーム!

  ゴールまで 深く遠くも ありなんと

2025.10.22

10月22日(水)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.384〜高津『LCⅡ』中間発表会+α~

 本日は、本校教育の軸となる探究活動、高津『LCⅡ』(課題研究)の中間発表会。2年生全員が、数名あるいは一人を1グループとして、4月から各自でテーマを設定し、調査、実験等を経て結論を見出していく。その進捗状況を報告する機会である。

 各教室では、だいたい室内で3~4箇所に分かれ、1回4分で発表する。その後は3分の質疑応答で、これを何回か繰り返す。質疑応答では、聞く方も何か質問せねばならない。質問することで「質問力」が鍛えられるし、答える方は「即興力」が身につく。すぐには難しいので、何度も繰り返すこと、場数を踏むことが重要だ。

 「あと、1分!」と進行役が声をかける。各テーマや研究内容も当然気になるが、もう一つ気になるのが、その声掛け。「発表時間は4分です!」「質疑応答は3分です!」と言う。何が気になるかは、この字面(じづら)だけではわからないだろうから説明するが、「あとよんふんです!」「あとさんふんです」がとにかく気になる。こう書いて気にならない方は、おそらく30歳代以下の方、あるいは40歳代前半の方かと推察するが、50歳以上の方には気になって仕方がないと、私と同感の方も多くいらっしゃるに違いない(あくまでも個人の主観です)。

 ポイントは「よんふん」「さんふん」で、これが40歳以下の方?が普通だと思っているが、正しくは「よんぷん」「さんぷん」である。(言語学専門の方はもちろんだが)私自身は、すでに20年前ぐらいから指摘しているが、正しくは「3分」は「さんぷん」なのである。と、声高に叫んでも、おそらくあと20年もすれば、世の中は「さんふん」に乗っ取られる。実際、教える先生も含め、「さんふん」がまかり通っているのだから、私一人の手に負えるわけがない。とはいえ、あるアンケートによると、全年齢の半分以上はまだ「さんぷん」を使用しているらしい。が、当然、ご高齢の方から順に少なくなるのだから、年を追うごとに「さんぷん」は減り、あっという間に「さんふん」の世の中がやってくる。

 私もこんな指摘を続けていたら”老害”になるので、徐々にフェードアウトしてはいるが、こういう多くの「さんふん」「よんふん」に出くわす場面になると、ついつい一言述べたくなる。”老害”手前の戯言とお許し願いたい。私としては、カップヌードルを食べるときに、あくまでも「さんぷん」待って食べたいだけなのだ。

 と、私の脳が異様に活性化している間も、生徒たちの素晴らしい研究発表は続いている。最終は、1月30日の「生徒研究発表会」。さらなる研究を積み重ねて「研究」というものの困難や気づき、短い期間では難しいが、できれば達成感を味わってほしい。Make it Kozy!さらに深めよ、高津生!

  一文字で ぷんぷん怒るの やめなはれ

 あぁ誰か、真剣に探究してくれんかなぁ・・・

2025.10.22

10月21日(火)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.383〜森ノ宮キャンパス見学~

 本日、校長会進学指導委員会の企画により、大阪公立大学のご協力を得て、この秋に新設され、9月に稼働した「森ノ宮キャンパス」を見学した。大学理事のご講演のあと、授業に影響のない範囲で、自由に施設見学させていただいた。

 ナビゲーターの説明によると、校舎の大きさは甲子園球場のグラウンド部分とほぼ同じで相当広い。まず、校舎正面から入口に向かうと、樹木の形をした柱「樹形柱」が目立つ。これは、6回以上の建物の負荷を支えるパワーがあるらしい。見た目にもインパクトのある柱である。その上、校舎全体を見ると、東京国立競技上のスタンド(空席でも観客がたくさん座っているように見える)のような色合い、雰囲気で、これは「コモレビ(木洩れ日…せっかくカタカナにしているのにに漢字にする野暮さ…)スクリーン」と呼ばれ、様々な角度で設置することにより室内に入る光を調整しているとのこと。

 校舎は13階建て。1階から7階が、国際基幹教育機構教室という1年生全員が授業を受ける教室と実験室、教員居室となっている。うち、4階・5階は「ライブラリー」。4階は会話を楽しんでもよいスペース、5階はお洒落な本棚に図書が並んでいる。8階~12階は各学部の専門教室や実験室で、12階には「スカイラウンジ」もあり、大きなガラス窓で外の景色が見渡せる。少し小さいが大阪城もきれいに眺めることができる。学生たちもゆったりした空間で会話を楽しんでいる。「新しい校舎はどう?」と尋ねると、「新しいのはやっぱり良いです」と答えてくれた。今日は入れなかったが、13階には展望テラスもあり、外気に触れて心地よい空間とのこと。

 注目すべきは、「フリージェンダートイレ」。性別に関係なく、すべて完全個室となっている。私は説明会開始前にトイレの場所だけを聞いて行ったが、最初は男女がわからず、恐る恐る左右を覗いて左から入ったがすべて個室だったので慌てて右の入口へ。すると、右から入ってもすべて個室。結局右から入ろうが左から入ろうがつながっていた。そこでようやく、「フリージェンダー」だと気づいた。誠に良い試みではあるが、慣れるまでには時間がかかるかもしれない。(下の写真は、大学の許可を得て撮影しています)

 森ノ宮キャンパスでは、全学部・学域の1年生と医学部(リハビリテーション学科)、生活科学部(食栄養学科)、文学部の生徒が学ぶ。現在は、京橋駅、鴫野駅、森ノ宮駅から徒歩で通う生徒が多いが、数年先には、大阪メトロ「森ノ宮駅」から延線した「新駅」ができて大学と直結するとのこと。大阪城東地域として町構想の一つとなっている。はてさて、数年先はどのような風景になっているのか、一つの楽しみとしよう。

 さて、本校にも大阪公立大学を第一志望とする生徒が多いが、当然ながら皆が行くから行くというのはナシで、自分の適性ややりたいことができるかどうか、将来も含めてしっかり考えて選ぼう!Make it Kozy!未来はすぐそこ、高津生!

  単純な トイレに迷い 一周す

2025.10.21

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