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1月9日(木)校長ブログ「Mkae it Kozy!」vol195〜寒サニモマケズ〜

 昨日も今日も実に寒い。若いうちはあまり寒さを感じなかったので、55歳になるまでパッチを履いたことがなかった。が、さすがに筋力が落ちたのか、人並みに寒さを感じるようになったので、皆が皆、一度履いたら手放せないという「You Knee Crow」の「人技術」を試してみた・・・言うまでもなく、ずっと愛用している。おまけに、先日「五句弾」を見つけて、さらに機能性の向上を実感している。

 事務仕事ばかりに精を出していると身体も固まってくるので、ちらとグラウンドを見ると、生徒たちは持久走に励んでいる。運動が苦手な生徒もいるだろうに、それでも、自分のベスト、ベターに挑んでいる。冬の恒例行事の一つとして、自分のペースで頑張ってほしい。正月の箱根駅伝は関東の名物行事だが、襷をつなぐ姿を見ると、ただただ「走る」ことに心が動かされる。

 実は、こう見えて(どう見えて?)6年前までの約25年間、正月明けに長居公園ヤンマースタジアムで開催される「全国実業団駅伝」に学校チームなどで出場していた。この駅伝は全国有数の大規模な大会で、1部から7部まである一日かがりで行われる大会だ。当然、目的は記録より記憶、親睦がメイン。2チーム以上で出場し、各選手の走る時間を想定してチーム分けをし、スタジアムの最後の直線でアンカー同士がデッドヒートを演じることを想定してチーム分けをする。2度、3度は実際にそうなった大会もある。しんどいが楽しい約1時間半である。授業で生徒が走る姿を見て、その記憶がよみがえった・・・。

 ・・・と、ブログを書いていると、校長室の窓の外を陸上部員が駆け抜けていく。しばらくして格技場に寄ると、空手道部が練習に励んでいる。年末の大阪府大会で2位となり、3月の和歌山での全国大会に出場する。ぜひ頑張ってほしい。隣の部屋では、剣道部が気合の入った声で頑張っている。体育館もグラウンドも教室も若さでひしめいている。今日も生徒たちは元気だ。Make it Kozy!寒サニモマケズ、高津生!

  寒すぎて 言葉遊びが 過ぎるらし

2025.01.09

1月8日(水)校長ブログ「Mkae it Kozy!」vol195〜新年始動!〜

 本日より全校生徒が登校。3年生の多くは、10日後に共通テストを控えているため、どんな表情だろうかと少し懸念していたが、何の何の、厳しい寒さにもかかわらず元気に登校してきた。ただ、やはり受験生でマスク着用が目立つ。かくいう私も電車内ではマスクを着用。ごわついて正直好きではないが何事も備えあればと自分に言い聞かす。

 昨年12月、部活動で上位の成績をおさめた空手道部、ダンス部、将棋同好会を表彰する。しばらく時が経ったせいか、淡々と賞状を手にするが、各々の場所で日頃の成果を発揮してくれたことを嬉しく思う。

 今日の講話も話したいことは山ほどあるが、この寒さで体調を壊しては何をしているかわからないので、できるだけ簡潔にまとめたつもり。

 テーマの一つは新年を迎えたことで「あらためて大切なこと」。失礼な言い方になるが、少々ベタであっても有名な大谷翔平選手の高校1年生時の「曼陀羅シート」を紹介。大目標をシートの中心に据えて、それを達成するために必要な要素8つを周りに書く。そして、その一つ一つを身につけるための要素をそれぞれの周りに記入する。注目は、「野球の技術向上」だけではなく、『人間性』と『運』を達成するための要素として記入していること。

 特に『運』はあくまでも『運』であり、自分ではどうしようもない部分として認識している(だから『運』というのだが)が、それさえも自分で何とかできるものという姿勢が見える。『持っている』と言われる所以である。

 『人間性』を身につけるための要素として挙げられているのが、「感謝」「礼儀」「愛される人間になる」「信頼される人間になる」とある。また、『運』を身につけるための要素として「あいさつ」や「ゴミ拾い」「部屋そうじ」「道具を大切に使う」そして、「審判さんへの態度」とある。野球とは直接関係ないが、「もの」を大切にすることや「人」への気遣い、接し方の大切さが重要であるということを高校1年生にして十分に理解したうえで、夢を現実として捉えていることが凄い。と私が評価するまでもないのだが、本日、生徒たちには、年初めにあらためて「人」や「もの」を大切にしてほしいと話した。

 さて、今年も3年生の進路実現と、1・2年生のさらなる成長が楽しみで仕方がない。生徒、教職員だけでなく、保護者、卒業生の方々や本校に関わるすべての方々が高津高校にワクワクできるような一年にしたい。

 Make it Kozy!未来のために「日新日進」、今年も頑張れ、高津生!

  一年の 初めに拾う ゴミ一つ

2025.01.08

1月1日(水)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.194〜良い年になりますように〜

 皆様、新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 もう30年以上前からになるが、毎年、元旦の朝は自宅近くの大仙公園を周回し、初日の出を拝むのが恒例になっている。また、ここ数年は、公園の入口に毎年設置される、干支を描いた大きな「絵馬」を写真に収めている。一昨年の「卯」は、割とリアルなうさぎが描かれ、昨年の「辰の年」は、漫画チックな龍が描かれていた。今年は、自身3月に還暦を迎える「巳の年」でもあり、どんな干支が描かれているか楽しみに走っていったが、何とその場所に絵馬はなかった。なぜかは知らぬが、誠に残念。機会があれば、市役所の方に尋ねてみたい。

 さて、2025年は令和7年だが、「昭和」でいえば「昭和100年」にあたる。昭和64年⇒平成元年、平成31年⇒令和元年をそれぞれの始まりとし、「平成」「令和」と比較的平和な時代を過ごせている。そのなかで、特に情報・通信分野はこれまでになかったスピードで進歩し、現在、スマホのない世界は考えられなくなっている。そして、SNSの発達により、いつ、どこにいても人と繋がることができるのは本当に素晴らしい。学校においても、1人1台端末の導入やICTの活用により、効率的、効果的な授業が可能となり、教育活動の充実につながっている。これまでと同じ時間でより多くの情報を得られることで、学習の質も向上していることは間違いない。

 ただ、教育現場の一人の人間として思うことは、そんな状況だからこそ、目の前にいる生徒たちと丁寧に向き合う時間を大切にしなければならないということである。確かに、事務的な連絡だけなら、端末やスマホでの連絡で済ませることで事足りるが、毎日顔を見て、会話をして、生徒の心の変化を感じとることの大切さは増している。時代遅れと言われるかもしれないが、携帯電話のなかった「昭和」という時代に、単なるノスタルジーだけではなく、人を想う気持ち、人と接する時間の大切さを感じているのは私だけではないはずである。

 皆様にとって、2025年が素晴らしい年になりますように・・・。

  100年の 初日に託す 幸と福

 昨年元旦には能登半島地震が発生し、多くの方がお亡くなりになりました。一年経った今も以前の生活を取り戻せずにいる方々がたくさんいます。被災によりお亡くなりになられた方々のご冥福と、被災地域の一日も早い復興を願っております。

2025.01.01

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