1月31日(土)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.440〜土曜日の午後〜
本日は土曜日だが、午後、特別にクリエイトラボセミナーを開催。本校卒業生で、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校の一年めに在籍し、その取組の延長線上といえる研究者の道に進まれた、新潟大学佐渡自然共生化学センター助教の川坂健人氏に『意外と複雑な魚の社会:しっかり見分けてかしこく振る舞う魚たち』というテーマでご講演いただいた。参加した1・2年生は約70名と興味をもった生徒も多い。川坂先生曰く、「魚はただ群れで泳いでいるだけ、と思われがちですが、一部の魚は、両親や兄弟、血のつながらない仲間などが集まり、協力して子どもを育てたり、なわばりを守ったりする「協同繁殖」という社会で暮らしています。こうした社会では、仲間とよそ者、よく働く個体とそうでない個体を見分けることがとても重要です。そのために、魚たちは相手を見分ける能力を進化させてきました。」と、魚にも『社会』があるとおっしゃる。鯵や鰯が集団で泳いでいるのはなんとなく社会を感じるが、よく働く個体とそうでない個体があるというのは、それぞれの魚の性格も見えて面白い。
と、私も最後まで講演を聞きたかったが、本日はPTAの役員会と実行委員会。今年度の振り返りと来年度に向けての意見交換がある。3年生の保護者の方は、お子様の進路も気にしながらの参加。進路指導部長から「共通テストの結果」について話があり、これについては1・2年生の保護者の方も真剣な表情に。
この一年間、本校PTA役員、実行委員会の皆様をはじめ、日頃の応援からご協力、ご支援まで、学校行事、教育後援会活動と、様々お世話になった。昨今、PTA活動を縮小せざるを得ない学校もある中で、本校には積極的に参加される方が多い。小中と違い、高校生となると、生徒たちは自分から学校のことを話すことが極端に少なくなるので、PTA活動に関わることで、子供さんの学校生活も見えてくるとおっしゃっる。それはその通りで、役員や実行委員の方は自然と学校に来ることが増え、ご自身も関わることで何かしら安心感が生まれるのだと。そうして関わっていただける方がたくさんいることは、そのまま学校の活性化につながる。あらためて感謝申しあげます。
実行委員会終了後は、役員の皆さんで高津宮まで「合格祈願」へ。私も少し遅れたが、想いをこめて手を合わせる。皆さんの想いは、「絵馬」に力強く書かれている。Make it Kozy!ぜひ実現を!頑張れ、高津生!
親子して 学びの午後と 呼ぶべきか

1月30日(金)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.439〜2年間の成果〜
本日は、本校学習活動の軸である課題研究「高津LCⅡ」の成果を発表する「生徒研究発表会」。何度も書いているが、「LC」とは、本校の校風『自由と創造』=『Liverty&Creativity』の頭文字を取った探究活動。自らテーマを設定し、調査、実験、分析等を通じて、自分(たち)なりの正解、「最適解」を見出だす。この流れだけなら2年生の一年間の成果であるが、「高津LC」は、1年次の「高津LCⅠ」で探究の基礎、研究方法から論文作成まで、探究活動のノウハウを学ぶところから始まっているので、2年間の学びの集大成ということになる。
全体会では、基調講演として、神戸大学大学院経営学研究科で「マーケティング論」を専門とされている、栗木 契(くりき けい)教授をお招きし、「エフェクチュアル・マーケティングに学ぶ」をテーマに、生徒の今後のものの考え方や生き方のヒントになるお話をいただいた。私のあいさつでも「質問力が大切」と伝えたが、複数の生徒の積極的に質問する姿が嬉しかった。
代表発表となった本校の3つのグループ発表も、それぞれ創意工夫、試行錯誤が見られて今後も継続が期待されるもので素晴らしかった。どの班も、いい意味でプレゼン慣れしていて、スムーズな発表であったし、質問対応もよかった。また、今回招待校である岸和田高校の地震に耐えられる建築をテーマにした発表も、たった一人で大勢の本校生の前で堂々と発表してくれ、さながら”道場破り”感を感じた。
午後は分科会として、各教室に別れて全グループが発表する。全体会も分化会も1年生が参加、見学し、来年度は自分たちの番だとの意識で臨んだ。終了後、各教室で講評をお願いした大学の先生方からも、「テーマ設定やタイトルのつけ方が面白い」「毎年レベルが上がってますね」「今日は質問がたくさん出ていました」と嬉しいお言葉を頂戴した。
この生徒研究発表会は、sSH(スーパーサイエンス・ハイスクール)指定校としての取組の一つの大きな節目であり、その内容のレベルアップは不可欠である。生徒は毎年変わるが、ノウハウの引き継ぎ、先輩からの継承、後輩の気付き、発見と、良いサイクルが現生徒はもちろん、後々の後輩たちの成長にもつながる。
栗木先生のご講演で「まずは行動し、必ず振り返ること」で、新しいことが見え、次の行動が見えるとおっしゃっていた。動くことから学ぶ。Make it Kozy!視野を広く、高津生!
これまでの 努力が次の 道開く


1月29日(木)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.438〜特別な時間〜
本日、茶道部の「初釜」に招待された。新年早々に茶道部員が校長室に招待状を持って来てくれた。昨年は、急な対応が入り、結果的にその日最後の客となってしまったので、今年はぜひ最初の客になろうと決めた。当日まで少し日があったので、忘れてはならぬと机上の目の前に付箋を貼った。
その甲斐あって、一番の客となったが、誰もいない茶室に入るのもそわそわする。後で知ったが、最初の客は『正客』といい、通常茶道に精通した方があたり、皆の手本となるという・・・えらいこっちゃ。お作法では、入室後は掛け軸やお花、釜を拝見して席につくということなので、一通り拝見する。掛け軸には筆で「宝船」が描かれ、『足ることを知る心こそ宝船もののかずかず積みのせずとも』との歌が添えてある。あらためて心の持ちようを知る。勾玉を模した花瓶には小さな花がさしてある。バランスよく枝がのびている。美しい彩りの黒縁で囲われた炉壇が茶釜の存在を引き立てる。これらは先生が今日のために選ばれた品々。日頃からそうであろうが、茶道において「初釜」を大切にしていることがよくわかる。
お茶を待つ間にお菓子「梅の月」をいただく。上品な甘さが伝わる。続いて入室された茶道部顧問のお二人と先生と、「うちの近くで梅が咲き始めました」「そうですか、もう。こんなに寒いのに春は近づいているんですね」という会話を交わす。そんな会話のそばで生徒がお茶をたててくれる。ゆっくりとした手つきで静かに丁寧に立ててくれている。「上手になったね」は、顧問からの一言。本人に聞くと、高校から始めたという。何か惹かれるものがあったのだろう。
出てきたお茶を俄か作法で頂戴する。茶室でいただくお茶はやはり格別。実に優雅なひと時。ありがたや・・・と、しばし感謝と雰囲気に浸った後は現実へ。小走りで会議に向かった次第。良い時間をありがとう!作法は大切。Make it Kozy!道を極む、高津生!
梅の月 お茶の世界の ありがたみ










