とはいえ、全国津々浦々、人口の多い都会から、過疎化で悩む地域まで、状況は様々。中には、採用できることとできないことがあるし、合う合わないもある。高津高校のような『自由と創造』のもと校則のない学校は少なく、参考にしながらも、手前味噌ながら、すでに進んでいる部分もあり、今は本校独自の取組をより活性化させ、さらなる充実に力を注ぐべきだと考える。
 個人的に、新しいことはどんどん採り入れるべきだと思うし、生徒にチャレンジ精神を持たせるためにも、教員が挑戦せずしてどうする?と、前には進めても後ろには引かない姿勢で臨んでいる。端から合わないものは別として、少しでも生徒の目が輝く可能性があるならば、まずは全力で取り組んでみる。生徒に「主体的に取り組め!考えよ!」と言うなら、まずは隗より始めよという教員の姿勢が見本となる。失敗OKという姿勢を持って、生徒が安心して挑戦できる環境を整えたい。学校のできることの第一はそれ。
 著名な歌人、斎藤茂吉の長男、茂太(しげた。愛称は「モタさん」)氏の言葉に『失敗のない人は人生に失敗する』がある。実に名言、大好きな言葉である。失敗しないのは、「ドクターX」だけで十分、人間は失敗から学ぶ。世の中、失敗しても、誠実に謝れば、大概のことは収まる。謝ったら負けだと頑なに思う人は、たいてい『裸の王様』である。人に笑われても、それ以上に笑える人生にすれば良い。
 さて、悩める高津生よ、まずは、選択肢の多い今の環境に感謝し、仲間とともに楽しもう、そして、やり切ろう!君たちの応援団はたくさんいる。Make it Kozy!成長必至、頑張れ、高津生!
  幸せは 誰を基準で 考える? 自分以外に 誰かいるかい?