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4月17日(木)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.250~良き人間関係づくりのために~

 本日、1年ホームルームの時間に、本校スクールカウンセラーの方から「アサーション」に関する講話をいただいた。「アサーション」とは、自他尊重の考え方で、良き人間関係を構築する心がけや姿勢、態度や行動のあり方のこと。

 SCの方は、事例として、友人と夕食を一緒にとる約束をしていたAさんが、当日になって友人に「行けなくなった」と断られたケースをとりあげ、そんな時、あなたならどうしますか?と問いかけました。

 例えば、「いいよ、いいよ、また今度ね」と言っておきながら、実は落ち込む。

 または、「ふざけんな!約束してたのに!」とキレる。

 後者は、当然といえますが、攻撃的(アグレッシブ)で相手を非難するので、NGですが、実は、前者も自分の気持ちを抑え込んでしまうことから、イライラがたまることにつながるという点でNGだとおっしゃる。

 アサーティブな自己表現とは、「相手も自分も大切にした表現」であり、そのためには、「自己信頼を高めること」だとおっしゃる。自己信頼とは、自分の気持ちに気づき、その自分の気持ちを大切に思えること。ただ、いつも自信満々に堂々と自己表現することとは少し違う。

 大人でも、仕事を辞める理由の1位は人間関係。思春期の高校生が、人の視線や気持ちを探りながら、良い関係を作るのは、簡単なようでなかなか難しい。人は皆違っていい、と思えるようになるまでには時間がかかるが、少しでも相手を思い、また、自分を大切にできる人間になれるよう、たくさんの人とかかわってほしいと思う。また、うまくいかないときも、いい意味で忘れられる、切り替えられるようにもなってほしい。注文が多くなったが、人生、イエスかノーで済まないことの方が多い。「うまく生きる術」は身につけておかなくてはいけない。頼れる人を、頼れる自分を。Make it Kozy!気持ちよく生きる、高津生!

  「ごめんね」と 謝る声に 「私も」と

 

2025.04.17

4月16日(水)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.249~シンガポールでBIGに!~

 本日、高津高校独自事業である国際交流の一つ、「グローバルリーダー育成研修」の施梅井会が開催された。コロナ禍による3年間の中止を経て、昨年7月に行き先をシンガポールとして再開された。

 昨年は、シンガポールでの寮生活を体験しつつ、シンガポールマネジメント大学でのキャンパスツアーや市内観光、シンガポール国立大学でのリーダーシッププログラムやSDGsに関するディスカッション、など、現地大学生との交流やインストラクターによる講義、ゲストスピーカー(本校卒業生の企業家)とのセッションや学んだことのプレゼンテーションなど、高レベルの知識や対話を満喫した。

 参加生徒からは、自分の語学力の低さに少し落ち込んだけれど、日本では味わえない貴重な体験をしたことで、もっと勉強しないといけないと前向きになった、コミュニケーション量が上がった、海外の大学に行きたいと思うようになった、などの声があり、皆大きな刺激を受けたようだ。

 本日の説明会では、宿泊施設はホテルではなく、寮ということもあり、日本と比べて食事や環境が快適ではないと思われるかもしれないが、結果として、昨年の参加生徒の満足度が100%であったことからも、この海外研修の意義は大きいと、担当の方も話されていた。

 ここ数年の燃料サーチャージの高騰等により、費用は約50万円と決して安くはないが、少し援助金も出るので、高校生のこの時期に経験するイベントとしては、人間力を高めるきっかけになることは間違いない。昨年は、GLHS合同のサンフランシスコ海外研修と同時募集で50名を超える応募者があった。学校としては、希望する生徒全員に行ってほしい気持ちはあるが、安全面や予算面、先方の受け入れ体制も踏まえて、心苦しいが2つの研修を合わせて20数名としている。そこは誠に申し訳ないが、ぜひ、未知なる社会体験、自分の殻を破るきっかけとして、挑戦してほしい。海外を体験してBIGになろう、Make it Kozy!海外でもはばたけ、高津生!

  その一歩 踏み出す価値は 無限大

2025.04.16

4月15日(火)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.249〜よぅ頑張るのぉ〜

 雨かと思えば晴れ、晴れかと思えば雨、と天候に翻弄されながら、本日も様々な一日。述べたいことも徒然あるが、まずは、昨日の放課後をつらつらと・・・。

 昨日の放課後はグルッと校内を一周。たくさんの部活動で1年生の見学を大歓迎。まずは、軽音楽部が、普段は防音も踏まえて狭い部屋での活動のストレスを発散すべく、中庭に向けてのデモライブ。たくさんの1年生に囲まれて、言いたいことや歌いたいことを丁寧に伝えた。MCが言うことには、ベースもドラムもキーボードも不足している。幸いどのパーツにも複数名が挙手してくれて嬉しそう。「ボーカル希望は?」の問いに思わず手を挙げそうになったが、大人らしく我慢する。いつでもどうぞ!

 アンサンブル部に吹奏楽部はいつも通りに練習に励んでいるが、せっかくなので、今日は普段あまり表に出ない部活動にスポットを当てたい。

 被服教室の電気がついていたので足を運ぶと、映画研究部が何やらコツコツと作業中。「何してる?」と声をかけると飛びつくように、「脚本の修正をしてます!」と答える。さらに、「今は任侠ものを考えていますが、コンプライアンスがちょっと・・・」と大人びた反応。可愛そうになって、「いや、表現の自由があるやろ?根拠のある訴えならちゃんと伝えねば」と話す。私も担任時代に映画を2本撮った。それこそその一つが任侠ものだったが、クラスが一つになるきっかけとなった。要は生徒たちが一つのものを作り上げる過程で何を学ぶか、その先の人生にどう生かすかが肝となる。

 陸上部員が、せひ走るところを写真に取ってくださいと言うので、4人をパチリ。卓球部は2年生4人で頑張っており、1年生を待望する。バドミントン部は多すぎる人数のなか、工夫している。女バレ部は来週の試合に向けて必死にボールに食らいつく。

 女子硬式テニス部は先輩後輩の良き関係のもと、順に一意専心でボールを打っている。男子も負けじと力強く打つ。ハンドボール部もサッカー部もラグビー部も野球部も1年生の体験入部に心踊り、良いところを見せようと少々カッコつけている。良いねぇ、まさに青春!

 私も少々いちびって10年ぶりに野球部エースとキャッチボール。指の引っ掛かりもままならないが、何とか感覚を取り戻す。バッティングピッチャーならできるな、とホッとしてクラブを置く。

 ダンス部も、私がそばに立つのも気づかず、振り付けに夢中。ワンダーフォーゲル部は、顧問とともに夏の登山の計画中・・・。ということで、昨日はたくさんの熱中する姿を満喫。Make it Kozy!いいね、高津生!

  流行り捨て 今しかできんと 没入す

 部活動の一方で、教室では3年生が真剣な顔で机に向かっていた。天は自ら助くる者を助く。やるときゃやるで、高津生!皆に幸せを!

2025.04.15

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