12月9日(月)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.179~仕事帰り、雑感~
仕事帰り、鶴橋駅に向かう途中の交差点で高津高校の生徒たち数名の近くに立つ。見ると、何度か話したことがあり、昨日も話したばかりのあるダンス部の生徒たち。私に気づくかと思っていたが、話に夢中で気づかない。結局、最後まで気づかない様子であった。
今回のケースとは違うが、これまでの経験上、生徒にとって「先生」は学校にのみ存在する生き物だと思っている節がある。例えば、昨日も鶴橋駅近くを歩いていて、数名の生徒に会ったが、「あ、こ、こんにちは」と挨拶しつつも、表情は(え!?なんでこんなところにおるん?)という感じだった。生徒たちよ、先生も間違いなく現実を生きているので、悪しからず。
鶴橋駅に着き、次の電車の時間を確認すると、掲示板の発車時刻を10分以上過ぎている。ゆっくり階段を上がると、すでに車内は満員、少しでも空いている車両へと歩を進めると、最後尾の車両が意外と空いている。「線路に荷物を落とされた方が、線路に入られたため、安全を確認しています」という放送が入ったので、待つしかないと諦めたのだが、意外やすぐに電車は動き出し、乗り継ぎの良さも手伝って、結果的にいつもより早く最寄りの駅に着いた。
一日も 塞翁が馬 さてもあり
さて、今週末の15日(日)13時より、天王寺区のクレオ大阪中央にて、「2024てんのうじ吹奏楽フェスティバル」が開催されます。天王寺区の中学校・高等学校の吹奏楽部・アンサンブル部が集結して、冬の寒さを暖かい空気に変えてくれます。高津生も一生懸命練習しています。お時間のある方は、ぜひぜひお越しください!
12月8日(日)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.177~週末まとめ~
金曜は、大阪教育大学の提言委員会。天王寺校に新設した「みらい教育共創館」という教育に関して先進的な研究や取組を可能にする施設で、1階~4階が大教大、5階~8階が大阪市教育委員会の研修のための教育センターとなっていて、先進的な教育を実践するために建設された。
委員会の趣旨は、この「みらい教育共創館」の活用に向けて様々な意見を提言することにあるが、現場の校長としては、喫緊の課題である教員不足について、大阪の教員養成を銭湯を切って担っていただく大学には、何より志ある教員をしっかり育てていただきたいという気持ちで意見を述べさせていただいた。ぜひぜひ、教員をめざす若者の意欲を向上させてほしい。
昨日7日は、先日宣言していた「Kozu Science Labo 研究交流会」として、科学実験講座を開催。府内の小中学生を対象に、9時からと11時からの前半後半にそれぞれ約20名が参加。木枯らし1号のせいか、当日体調不良での欠席者が多かったのが残念だが、参加した約40名は強者ぞろい。高津高校科学部の生徒が中心になり、アイスブレイクも兼ねて緊張をほぐすのだが、こちらが思っていた以上に小学生も中学生も積極的に発言する。
今年の実験は、「缶サット(缶にパラシュートをつけたもの。本来はロケットを打ち上げたのち、空から降りてくるようにしたもの)」を作成し、体育館で2階から落とし、床まで3秒ちょうどで着地することをめざす。さらに缶が上手く立てば得点アップ、缶につけた風船が着地と同時に割れればさらに得点アップとなる。
参加者は、45分間で作成するが、しっかり着地するためにパラシュートの向きや缶の下の部分に工夫を凝らして、いざ、本番!担当教員が思っていたよりも、着地成功する参加者が続出。さすが皆科学好きというところだが、結局、風船が割れた参加者はゼロ。それを見ていた、高津高校科学部。人の失敗を笑ってはいけないが、今こそ科学部の実力の見せ場だ。満を持して、2階から缶サットを落とす。軽やかに柔らかに落ちていく缶サット。見事、きれいに着地、と同時に、パン!と風船が割れる。素晴らしい!と皆が拍手、科学部の面目を保った瞬間だった。高津生のどや顔と小中学生の嬉しそうな表情をみることができて良かった。
なるほどと 気づいて唸る ミニ博士
本日日曜は、中庭でダンス部が全体練習。今月26日の大会に向けて、時間延長しての猛練習。40名超の部員がいるが、それこそまとめるのもまとまるのも難しい。階段上から、全体の動きを動画に撮って確認する。「〇〇と△△は、もう少し右へ寄って!」「前と後ろがちょっと膨らんでるから気をつけて!」と指示する。何度も繰り返し練習を重ねて完成イメージに近づく。が、おそらく踊っている本人たちの感覚と上から全体を見渡している部員とのイメージにはギャップがあるだろう。そのあたりも綿密に話し合い、確認しながら進めていくしかない。残念ながら、私は大会当日は出張のため応援には行けないが、ぜひぜひ緊張せずに自分たちのベストを尽くしてほしい。良い結果を期待する!
木枯らしを 吹き飛ばしての ダンス熱
Make it Kozy!背伸びせず、普段通りに。頑張れ、高津生!
12月5日(木)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.176~「Kozu Science Labo」~
今週7日(土)は、「Kozu Science Labo~研究交流会」と題して、小・中学生を対象に科学実験講座を開催する。高津生がTA(Teaching Assistant)となり、小・中学生の実験をサポートする。また、研究交流会ということで、自分たちの研究を発表したり、小・中学生と科学について話し合ったりできる機会として、来てくれる証・中学生にとっても、サポートする高津生にとっても、それぞれが成長できる貴重な会となっている。
21日(土)にも第2回を開催する予定です。7日(土)の〆切は過ぎていますが、若干空きが出ましたので、興味のある小・中学生は今からでも問い合わせてくださいね。コチラをクリック!⇒【高津】実験講座案内
科学は、子供のころの純粋な興味・関心が素朴な疑問を生み、その疑問に対して素直に向き合っていくことで、時間はかかるが、納得できる答えが見つかる。ノーベル賞を受賞された方々が口を揃えておっしゃるのは、好きなコトや興味のあることを継続すること、疑問に思ったことを追究し続けることが、結果的に受賞につながったということ。科学に限らず、最初からノーベル賞を狙っているわけではないのだ。
そういう点では、小・中学生の頃に、様々な実験に触れられることは、その先の人生に大きな影響を与え、何かが変わるきっかけになるに違いない。ぜひぜひ、高津高校の科学好きな生徒たちと触れ合って、科学の面白さ、探究を深めてほしい。思いやりのある、サービス精神いっぱいの高津生がお待ちしています!Make it Kozy!気づきを与えよう、高津生!
後継ぎを おもてなしての 謙虚さが どや顔となる いと待ち遠し