4月6日(日)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.240〜春来たりて〜
入学式前にすでに活動する1年生もいるが、もとより新2・3年生は、春休みは部活動に励んでいる。4月に入り、公式戦も始まる気配。本日は、野球部の応援に。実は、対戦相手の槻の木高校の監督さんは、前任校の監督でもあったので、これは行けねば義理人情もすたるというもの。早朝の曇り空も一変し、スポーツ日和の一日。
槻の木高校の母体は、島上高校と高槻南高校。この2校が再編整備され、平成15年に開校した。私の大学の後輩にも島上高校出身の個性的な部員が複数いる。公立高校では安定した実力校だった。試合開始前の円陣では、昔を彷彿とさせる大きく元気な声にその伝統を垣間見た。決して侮るなかれ!
ライト後方の観覧席(といっても椅子はない)付近には大勢の保護者の方や関係者がいたが、私も記憶が確かではないため、声はかけすにそうっと観戦。すると、野球部OBの方に声をかけられ、共にベンチに座って観戦。
と、試合はその槻の木高校の選考で始まるが、高津高校エースが抜群の制球力で初回を0に抑える。その裏、先頭がヒットで出ると、きっちりバントで送り、クリーンアップがホームへ返す。足も絡めた理想的な攻撃で2点を先取する。よし、と安心して、後のゆったりの観戦に備えて厠へ向かう。すぐに戻ったが、すでに高津が攻撃を始めている。すかさずOBの方が「三者凡退でした。それと、あちらに高津の保護者の方が・・・」とおっしゃる。その方向を見ると、さきほど、折り畳みチェアであまりにもリラックスしておられたので、てっきり相手の保護者の方かと思っていたが、実はチーム高津であった。素晴らしいホーム感に感心しながら、一言挨拶を交わす。
3回からは、両チームともに2・3塁や満塁のチャンスは作るが、タイムリーは出ず。それでも、お互い四球やエラーで点をもぎ取る。それでも、高津はエースが丁寧にコースをつき、守備もしぶとく粘ってアウトを重ねる。エラーもあったが、よく守っている。
点を取られてもすぐに取り返し、結局一度も逆転されることなく、6回で5−3。その後、7回にようやく2点タイムリーが出て3点差。8回表に2点を取られるも、高津の勢いは止まらず、その裏に5点を取って、終わってみれば12−5と7点差でコールド勝ち。ハラハラした分だけ、最後は保護者の皆さんもホッとした様子だった。
個人的なMVPはピンチを救ったライトの守備。ポテンヒットになろうかという打球を前に走りきってスライディングキャッチ。おかしな回転がかかった打球会ったため、あれが前に落ちていたら、後ろに逸れていたかもしれず、大量得点に結びついていたかもしれない。見事なファインプレーだった。実は、この君は昨年夏の大会直前に怪我をして試合に出られなかった選手であり、春に見事リベンジできたというのも実にドラマチックだ。
次も持ち前の粘りと一気の集中力で勝利をつかもう。Make it Kozy!頑張れ、高津生!
ネバネバの 粘りが強み 春が来た
本日、サッカー部からもリーグ戦(vs大教大天王寺高校)を告知されたが、時間が重なり、応援に行けず。が、応援なくとも、しっかりと実力を発揮し、1−0で勝利とのこと(詳しくはInstagramで)。次も頑張れ、高津生!