11月20日(木)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.403~自助・共助~
本日のLHRの時間は「防災教育」。体育館にて、風水害の動画を見て防災を考える。集合時はいささか私語も聞こえたが、動画が始まると生徒も真剣な目で集中。台風の怖さ、避難の大切さを実感したのではないか。
地震とは異なり、台風や大雨は予測できるため、ある程度”備え”が可能。数十年前とは違って、堤防も強化され工夫されているが、それでもゲリラ豪雨や経験値を超える雨量に毎年大きな被害を受けている地域はある。比較的災害の少ない大阪だが、平生30年の台風21号の記憶は新しいし、瞬間的な大雨も日常茶飯事となっている。
災害の基本は「自助」。自分の身は自分で守るというのが大前提。ご高齢の方や子どもがいるご家庭は大変だが、早め早めの避難が大切。避難した後、特に被害がな買った時に、「何もなかったではないか」ということを言う人もいるが、何もなければそれが一番良い。傘を持たずして降られるより、持って降られない方が良い。逆に私は「傘を持っているから降られないのだ」と考えている(あくまでも個人の意見です)。
困ったときは「共助」となるが、これも日頃からのコミュニケーションが大切。隣に誰が住んでいるかわからないのは困る。声掛け一つで、笑って暮らせる毎日になる。ついついACジャパンの回し者のようになってしまったが、素直な思いにつき、ご容赦を。「備えあれば憂いなし」、実にわかりやすい言葉だ。何事も準備が大切。Make it Kozy!備えよ、高津生!
非常時の 水と食料 3日分

11月19日(水)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.402~寒くても・・・~
先週の天気予報で、今日は寒くなると言っていた。昭和のアナログ人間は、日頃からAIに頗る頼っているにも関わらず、いざという時は、人間の経験と勘に勝るものはないと思っている。おまけに、最大の武器は「都合の良さ」であり、自分にとって不都合なことは削除する傾向にある。占いはもとより、特に天気予報など外出する時は自分の頭の上には雨など降らないと思っている。ただ、当たり前だが実際には傘のない時に限って雨に濡れ、それをもって、たまに濡れるのも良いとかなんとか…実に都合が良い。
ということで、例年12月まではタンス…もとい、クローゼットで眠っているコートを取り出した。駅までの道中、着て良かったな、天気予報もまんざらではないと感じた次第。
そんな昭和男の無駄な感想はさておき、今日は体育でバスケットボールの授業を見学。最初はドリブル、シュートの個人テスト。ポイント制で、それぞれ上手くできればポイントが加算される。シュートが苦手な生徒はドリブルだけの選択ができるが、それだけ走る範囲が必要なのでスピードが要求される。
一人ひとり、得意な者も苦手な者も一生懸命だ。各グループで、それぞれ応援する気持ちが自然と沸くのだろう。シュートが決まれば皆の拍手と歓声が沸く。実に微笑ましく、涙もろい昭和男の心を動かす。
テスト終了後は、4対4のゲーム。速攻をテーマに試合をするのだが、その説明にはスクリーンでの映像が活用される。口頭の説明ではわかりづらいことも一目瞭然である。私の受けた、「ほな、やってみぃ!」だけの授業(あれはあれで、個人的には好きだが)とはえらい違いだ。
というわけで、寒さのなか、生徒の楽しく、そして熱く取り組んでいる様子に元気をもらった。MakMake it Kozy!ファイト、郷津生!
若者に 元気をもらい コート脱ぐ

11月18日(火)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.401~SWING BY!考~
先週は、1学年の公開授業とPTA学年集会だったが、別の会議のため参加できず。本日の2学年の公開授業とPTA学年集会には出席。公開授業からたくさんの保護者の方に来ていただいた。授業は高津高校(だけではないが)の命。一日6〜7限の貴重な時間を使うのだから、少しでも意義あるものにしたい。ということで、見学いただいたご感想やご意見など忌憚のないところをお願いしたい。
さて、学年集会の冒頭、挨拶のあとは、学年主任と進路指導部長の掛け合いによる「SWING BY!とは?」を開演。高津では当たり前のように使われている言葉の正しい理解と実践による進路指導の充実。また、今ではどこの学校にも当たり前のようにある「進路指導部」という部署が、実は意外と新しく、1993年に設置されたという事実も含めて、高津高校が積み上げてきた歴史を語った。当然ながら、お忙しい中、せっかく学校に来ていただいたのに、歴史だけ聞かされても困る・・・というわけで、「SWING By!」の話。
「SWING BY」とは、天体の運動と万有引力(重力)を利用し、宇宙機の運動ベクトルを変更する技術で、「天体重力推進」とも呼ばれるもので、わかりやすさのみとれば「加速すること」だと理解している。それを踏まえたうえで、2学年としての捉え方は、学年全体としての「空気」をさす。異常なことを異常!だと認識できる!注意し合える!励まし合える!空気であり、誰もが学校中心の最高効率の自学自習を追求する!空気であるという。
「受験は団体戦」とよく言われるが、そのためにも個人個人ではなく、学年全体として受験に立ち向かえる空気をみんなで作ろうという意識を持っている。学年主任、進路指導部長の強い想いだけではなく、担任団の想いである。生徒たちには、決して見えはしないが、ぜひ、その良い空気をみんなで作ってもらいたい。
また、卒業生からのメッセージとして、ある者は「なによりも学校の授業を大切に」と言い、ある者は「学校をなめるな、と言いたい」と言う。どちらも真実で熱い!素直に聞けば良い結果が待っているはず。Make it Kozy!学校と共に進もう、高津生!
教えあう その瞬間に ビビと来た!








