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11月11日(月)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.161~次の学びや、いかに~

 今朝、正門で高津生を迎えていると、ハロウィーン当日お伝えしたような、小粋な正装ともいえる出で立ちで登校する生徒が目立った。一瞬、???tなったが、そう、今日明日の午後からは、2年生の「研究室訪問」。今日が約270名、明日が約80名の2年生が50以上の主に大学の研修室を訪問し、おそらく自分が2年後に学ぶであろう大学での学びを体感する。もちろん、行ったは良いが、想像とは違っていたということもあるが、それもまた経験してこそ得られるもの。入学してから感じては少し遅く、今だからこそ次の選択を検討することができる。

 2年生たちは、それぞれの班で得た知見をまとめて発表する。こういうアウトプットと全員での共有がまた次のステップに活きてくる。先日、「SWING BY」の気持ちを新たにしたばかり。自分の人生の軸につながる可能性のある大切ねイベントだ。ぜひ、より意義のある訪問にしてほしい。

 一方、2年生のいない放課後は、1年生のみの部活動。女子バスケットは2名でのシュート練習。ボールの鳥栖マシンを使って、シュートを重ねる。その横では、1年生だけといっても、30名を超える部員で練習するバドミントン部。実ににぎやかだ。

 ラグビー部と男子硬式テニス部は、電灯の下、汗を流す。水が冷たくなった水泳部は、トレーニングに汗を流す。剣道場には、1年生部員4名で、つい先日、初勝利を挙げた卓球部が、球の打つ音が心地よい。

 暗くなった校舎の一角で、窓から明かりが漏れるので、覗くと、科学部員が5名勉強している。話す中で、「科学部として、研究を深めたい」と、知的好奇心の塊をぶつける。皆が皆、一生懸命で、入学後の半年の成長を感じる。可能性は無限。Make it Kozy!頑張れ、高津生!

  暗くとも 夢を見る目は 輝いとる

 ちなみに、今日は「ポッキーの日」らしく、家庭科の調理実習の際、一人の生徒が青椒肉絲を試食しながら、「あぁ、ポッキー食べたい」とつぶやいていたのが、やけに面白かった。

2024.11.11

11月8日(金)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.160~秋の夜長に~

 暗くなるのが早くなった。昨日も今日も午後5時半過ぎに部屋を出たら、外は真っ暗。中庭の電灯のもと、女子バレーボール部がボールを上げている。男女バスケットボール部も短距離ダッシュやミーティングをしているし、いつもピロティで練習しているダンス部も一部の部員がフォーメーションを意識して、練習に励んでいる。
 一人に、「いつの発表会のための練習?」と聞くと、「12月の芸術文化発表会です!」と言う。その何たるかをまだ知らぬ私だが、「楽しみにしとくわー!頑張りやー!」と励ます。グラウンドへ向かおうと歩き始めると、「危ないです!!」と女バレ部員の声と同時に、私のすぐ横にボールが落ちる。焦った顔で「すみません!」と、そのボールを使っていない部員までが謝ってくれる。その悪びれる姿に逆に申し訳なさを感じたが、そこは昭和親父のいちびりが収まらない。「狙ったのに残念、惜しかったな(笑)」といらん一言を言うと、生徒がお情けでニコッと笑ってくれる。勉強に一生懸命でリラックスできる時間も少なく見える生徒たちには、こういうくだらない時間が大切だと思う。
 グラウンドでは、野球部が個人練習に励み、テニス部がワイワイと初心者も含めて楽しくボールを打っている。サッカー部がミーティングをしているそばで、つい最近3年生が引退あいたラグビー部が新チームとして活動を開始している。体育館や格技室からは掛け声が聞こえるし、いつもは西の校舎から吹奏楽部やアンサンブル部の音色が聞こえてくる。
 静かに勉強に集中する時間はもちろん大切だが、授業でペアワークでワイワイ意見や感想を話し合っている時間も、主体的で対話的な貴重な時間だ。生徒たちには、そういう「静と動」の両方の時間を上手く過ごしてほしい。好きなこととやるべきこと、どうせやるなら前向きに積極的に貪欲に過ごしてほしい。
 ・・・と、急に寒くなったため、秋を感じたのか、ゴリラに似合わず、つい感傷的になってしまった。良い季節を良い時間に。Make it Kozy!頑張れ、高津生!
  何の秋? さしも夜長を 心ゆくまで

2024.11.09

11月7日(木)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.159~壮大なる実験?~

 昨日が遅くなったので、今日は頃合いを見て早く学校を出ようと、生徒の下校時間である18時半をめがけて18時15分頃に帰り支度を始めた。すると、放送でタ~ラ~ララ~♪タ~ラ~ララ♪タ~ラ~ラ~タ~ラ~ラ~♪と「蛍の光」が流れてくる。それを聞いて、以前、連絡で「LC(課題研究)」担当者が、「教師の働き方改革推進のため、どんな方法が有効か考察するということなので、いろいろとご理解とご協力をお願いします」と言っていたことを思い出した。

 私自身は、昨日一昨日と出張でこの時間には学校にいなかったので、今日初めて「蛍の光」を聴いたのだが、この曲の何とも言えぬ寂しい感覚がたまらない。一瞬実験のことを忘れていたにもかかわらず、(早く学校を出ないと…)という気持ちになった。無論、早く学校を出なかったとしても、何も起こらないのだが、約60年耳に、というより身体に染み込んだ、もはや条件反射というべき感覚はぬぐいようがない。

 いやいや、半分遊び心もあっただろうが、この学校全体を巻き込んだある種壮大なる実験、実に面白い。それとリンクするように、ちょうど私が出ようと裏門に向かった際、校舎から、グラウンドからと、生徒たちが出てくるわ、出てくるわ(笑)で、結局、鶴橋駅まで生徒の波に押し流された。曲の効果か偶々か、今日一日だけでは知るよしもないが、今後が楽しみになってきた。もとより「教員の働き方改革」がテーマとは、涙ちょちょ切れる。ぜひ様々な実験、考察を行って、ちと的外れな働き方改革に新風を吹かせてもらいたい。

 社会を変える実験を。Makd it Kozy!常に挑戦、高津生!

  ワクワクを 止めようもなき 探究心 

2024.11.07

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