11月19日(水)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.402~寒くても・・・~
先週の天気予報で、今日は寒くなると言っていた。昭和のアナログ人間は、日頃からAIに頗る頼っているにも関わらず、いざという時は、人間の経験と勘に勝るものはないと思っている。おまけに、最大の武器は「都合の良さ」であり、自分にとって不都合なことは削除する傾向にある。占いはもとより、特に天気予報など外出する時は自分の頭の上には雨など降らないと思っている。ただ、当たり前だが実際には傘のない時に限って雨に濡れ、それをもって、たまに濡れるのも良いとかなんとか…実に都合が良い。
ということで、例年12月まではタンス…もとい、クローゼットで眠っているコートを取り出した。駅までの道中、着て良かったな、天気予報もまんざらではないと感じた次第。
そんな昭和男の無駄な感想はさておき、今日は体育でバスケットボールの授業を見学。最初はドリブル、シュートの個人テスト。ポイント制で、それぞれ上手くできればポイントが加算される。シュートが苦手な生徒はドリブルだけの選択ができるが、それだけ走る範囲が必要なのでスピードが要求される。
一人ひとり、得意な者も苦手な者も一生懸命だ。各グループで、それぞれ応援する気持ちが自然と沸くのだろう。シュートが決まれば皆の拍手と歓声が沸く。実に微笑ましく、涙もろい昭和男の心を動かす。
テスト終了後は、4対4のゲーム。速攻をテーマに試合をするのだが、その説明にはスクリーンでの映像が活用される。口頭の説明ではわかりづらいことも一目瞭然である。私の受けた、「ほな、やってみぃ!」だけの授業(あれはあれで、個人的には好きだが)とはえらい違いだ。
というわけで、寒さのなか、生徒の楽しく、そして熱く取り組んでいる様子に元気をもらった。MakMake it Kozy!ファイト、郷津生!
若者に 元気をもらい コート脱ぐ

11月18日(火)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.401~SWING BY!考~
先週は、1学年の公開授業とPTA学年集会だったが、別の会議のため参加できず。本日の2学年の公開授業とPTA学年集会には出席。公開授業からたくさんの保護者の方に来ていただいた。授業は高津高校(だけではないが)の命。一日6〜7限の貴重な時間を使うのだから、少しでも意義あるものにしたい。ということで、見学いただいたご感想やご意見など忌憚のないところをお願いしたい。
さて、学年集会の冒頭、挨拶のあとは、学年主任と進路指導部長の掛け合いによる「SWING BY!とは?」を開演。高津では当たり前のように使われている言葉の正しい理解と実践による進路指導の充実。また、今ではどこの学校にも当たり前のようにある「進路指導部」という部署が、実は意外と新しく、1993年に設置されたという事実も含めて、高津高校が積み上げてきた歴史を語った。当然ながら、お忙しい中、せっかく学校に来ていただいたのに、歴史だけ聞かされても困る・・・というわけで、「SWING By!」の話。
「SWING BY」とは、天体の運動と万有引力(重力)を利用し、宇宙機の運動ベクトルを変更する技術で、「天体重力推進」とも呼ばれるもので、わかりやすさのみとれば「加速すること」だと理解している。それを踏まえたうえで、2学年としての捉え方は、学年全体としての「空気」をさす。異常なことを異常!だと認識できる!注意し合える!励まし合える!空気であり、誰もが学校中心の最高効率の自学自習を追求する!空気であるという。
「受験は団体戦」とよく言われるが、そのためにも個人個人ではなく、学年全体として受験に立ち向かえる空気をみんなで作ろうという意識を持っている。学年主任、進路指導部長の強い想いだけではなく、担任団の想いである。生徒たちには、決して見えはしないが、ぜひ、その良い空気をみんなで作ってもらいたい。
また、卒業生からのメッセージとして、ある者は「なによりも学校の授業を大切に」と言い、ある者は「学校をなめるな、と言いたい」と言う。どちらも真実で熱い!素直に聞けば良い結果が待っているはず。Make it Kozy!学校と共に進もう、高津生!
教えあう その瞬間に ビビと来た!

11月15日(土)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.400~サイエンスを共に~
昨日今日は、本校にて「高校生サイエンスフォーラム」を開催。これまで台湾、韓国、フィリピンの高校生とともに、河川の水質調査や発表交流会を行っている。今年度は、フィリピンのアンジェリカム大学附属高校が来日し、昨日は開会式及び授業見学などを実施、今日は午前中が水質調査と研究発表交流会、午後からは本校生と共に、難波から道頓堀、心斎橋を散策した。
昨日の開会式では、本校ネイティブ教員から本校の説明を行った。アンジェリカム高校の生徒たちもとても反応が良く、たくさんの笑顔が見られた。今日の科学部やESS部など有志との交流も、自己紹介の時から会話も進み、すぐに打ち解けた様子だった。今回残念ながら学級閉鎖のため、参加できなかった生徒もいるが、またオンライン交流等で各自で仲良くなることを期待している。
水質調査では、数種類の水のphを色によって判断し、どこの水かを当てる実験を行った。高津生もアンジェリカム生も実験を楽しんでいて、そのキラキラした瞳が印象的だった。結果も、こちらが想定していたよりも、たくさんの班が正解を出し、皆盛り上がっていた。
その後の、研究発表交流会では、高津生が台湾サイエンスツアーの事前学習を兼ねた、芥川の水質調査の結果を説明し、アンジェリカム生をうならせていた。アンジェリカム高校の方は、生徒全員で学校の説明や学びの様子を発表してくれた。お互いの高校の学びを共有できたので、さらに交流が深まった。
国は違えど、学ぶ姿勢や好奇心は共通している。環境さえ整えば、高校生はどんどん伸びることを実感した。Make it Kozy!頑張れ、アンジェリカム生&高津生!
フラスコの 向こうに見える 好奇心









