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11月27日(木)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.406~成功の影に・・・~

 本日より後期中間考査が開始。3学期制の学校であれば、主にこの時期は”期末”考査が行われるが、前期・後期の2学期制の本校は”中間”考査となる。この時期、全校生徒がいるはずの学校も、登下校時を除き、実に静かだ。放課後も、学校に残っている生徒はテスト勉強や先生に質問をしているので、静かであることに変わりはない。

 一方、逆に先生の方は、考査問題作成や採点等に追われて、普段と変わりなく忙しい。デジタル採点を導入してからはある程度負担は減ったが、生徒を評価することについての心的負担は変わらない。生徒の頑張りに対し、きちんと評価することでさらなる成長を促したい。

 さて、1年学年集会にて、保護者の方に「これまでの子育て経験を通じての『成功事例』があれば教えてください」とお願いした。教員側としては、学校にいる間は、教員の責任で指導できるが、自宅の生徒までは手が届かない。やはり、学校よりも長い時間を過ごす家庭での生活リズムや細かな過ごし方が大きく影響する。何か参考になる事例があれば、皆さんで共有したい、という意図である。当然、家族構成やお仕事、接する時間帯など、それぞれ状況は異なれど、どうしたら子供が学習習慣を身につけ、希望の進路に進めるのかは、共通の悩み。たくさんのヒントの中から、子供さんに合う事例があれば。

 全体的には、子供を信頼して見守る姿勢で接しているご家庭が多く、目に余るスマホの扱いには、物理的に距離を置く傾向があるようです。また、自習室の活用など、時間の3点固定に努めておられるご家庭も。皆さん、いろいろ子供さんのことをよく見ておられて素晴らしい。

 ただ、個人的には即効性を求めず、じっくり長い目で見てやることが大事だと思っています。それと、持論ですが、高校生(だけではありませんが)は、やはり「ハートに火をつける」のが一番。ハートに火がつけば、恐ろしいほどの集中力を発揮し、想像以上の能力を発揮します。それは、ご家族の激励であったり、先生の一言であったり、友人の頑張りであったりします。憧れや共感を含め、自分は決して独りではない、ということを感じることが成長、伸長のきっかけになることは間違いありません。・・・え?、お前は何をするのかって?いやいや、全力で応援することしかできません、はい。Make it Kozy!頑張れ、頑張れ、頑張れ、高津生!

  誰のため? 自分のためと まずは言い

 ちなみに、私の両親は飲食業だったので忙しく、勉強や進学については全くの放任主義でしたが、とにかく3食がっつり食べさせてもらい、好きな野球をさせてもらいました。それだけで十分感謝に値します。

2025.11.27

11月26日(水)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.405~秋の雷~

 昨日は、朝から大雨だったが、夕方以降は想像していた以上の大雨だった。おまけに雷の激しいこと。「春雷」や夏の雷は馴染みがあるが、それと比べると、秋の雷はそれほど体感的には少ない。少ないが、「雷」は夏の季語で、「秋の雷(らい)」は秋の季語。いわゆる「稲妻」のことで、そうなると往年の名曲『冬の稲妻』が思い出される。何にせよ、災害は困るが、自然現象の一つとして受け入れるしかない。
 さて本日は、明日からの後期中間考査の前日のため午前授業。早めに帰って、しっかりと勉強してほしい。ただ、一夜漬けで覚えた場合、よしんば翌日の試験はクリアできたとしても、反復が不足するため、長期の記憶にはあまり効果が見込めないようだ。やはり、勉強は「コツコツがコツ」である。Make it Kozy!ファイト、高津生!
 稲妻を 感じぬほどに 集中す
2025.11.26

11月25日(火)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.404~噺家の妙~

 一昨日の23日(日)、ある会で、桂吉弥さんの落語を聴く機会があった。落語だけでなく、落語家を志したきっかけやこれまでのご苦労など、いろいろお話いただき、素晴らしい時間を頂戴した。

 桂吉弥さんは、実は大阪府立高校を卒業後、一浪して神戸大学教育学部に入学。当然、その時は教員をめざしていたわけだが、入学後すぐに誘われた「落語研究会」の落語を見て、先輩の落語をする姿に衝撃を受け、憧れをもって落研に入部したとのこと。もともと小さいころから両親に連れられ、劇場に足を運んでいたので、舞台の面白さ、一流の凄さを肌で感じていたため、演者としての素地は備わっていたのだろうが、自分は数年後、教壇に立っているのが良いのか、落語の道に進んでいるのが正解なのかと悩んだ末に、やっぱり落語をやっている方がおもろいし楽しい!という思いで、桂吉朝師匠の門を叩いたとのこと。

 様々なご苦労もあり、一時はやめようかとも思われたそうだが、そんな時に声をかけられ、救ってくださった人がいたと、そういう「縁」と「運」のおかげで現在があるとおっしゃる。世界は異なるし、「運」だけで言えば、ついていないこともあるだろうが、やはりどこにでも、誰にでも「縁」や「運」はある。それをありがたいと感じるかどうかで違う人生を歩むかもしれない。そういうありがたみを感じる人柄に、現在、落語以外にもラジオのパーソナリティなど幅広く活躍されていることも納得できた。

 肝心の落語は2席。「時うどん」ならぬ「風うどん」と、もう1席は、当日が大相撲の千秋楽ということもあり、「花筏」を披露していただいた。私は、昔から桂松鶴のファンだったが、同じ演目でも落語家によって切り取る視点や表現はそれぞれ。桂吉弥さんならではのオリジナリティも交えて、違ったおもろさを味わった次第。

 あとの抽選で、吉弥さんのサインが当たり。運を少々分けていただいたと理解し、また明日から頑張ろうと思った。Make it Kozy!素地と憧れは、縁と運を呼ぶ。日々精進、高津生!

  勤労と 運とご縁に 感謝の日

 

2025.11.25

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