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10月17日(木)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.144~~SWING BY 始まる~

 本日の2年生ホームルームは「SWING BY はじまる…」がテーマ。4月に赴任した私は実はとても楽しみにしていた。が、何と急遽オンラインでの打合せが入り、あえなく不参加。終わって、体育館に向かったが、時すでに遅し。「SWING B~Y COME BA~CK!」と、往年の西部劇映画の名台詞を拾ってくれる人もなく、私の叫びは彼方に消えた。

 が、しかし、である。今はなき西部劇に匹敵するかしないかはさておき、我が高津高校には、Instagramという秘密兵器、いや、兵器と言っては戦争肯定派と勘違いされる向きもあるので、奥の手とでも言っておこう。その今日のInstagramを見ると、誰がアップしたのか、わずか数時間ほどの間に、すでにアップされているではないか!これぞ高津MAGIC!

 と、たいそうな前置きは抜きに、校長の私がInstagramを見て内容を知るという令和の不思議。それを恥ずべきは私個人として、SWING BYの真実を知れたことは大きい。

 「SWING BY」を調べると、まず最初に「立ち寄る」という意味に当たる。が、もう少し突っ込んで調べると、JAXAや万有引力、重力という言葉に出会う。

 高津高校の「SWING BY」はまさにそれ!ボイジャー1号2号や、はやぶさなどが実行した、惑星の引力を活用した軌道推進のことである。さらに、機体を推進する燃料が少なくても、加速してコーナリングできるという優れた技術である。その技術を高津高校2年生が、この時期に意識することで何が変わるのか。まさに重要な点はそこである。

 一般的には、2年生の3学期はいわゆる「3年生のゼロ学期」と称して、3年生になる前に、学校全体で受験モードに意識を切り替えるのだが、高津では、その時期を待たず、さらに遡り、文化祭や修学旅行を終えたこの時期に『チームKOZU』で大学入試という闘いに臨むのである。

 受験に対する考え方には、いろいろあるので、あくまでもより生徒の力を発揮できる考え方ということでご容赦願いたいが、現在、そのお手本となる大谷翔平選手がいるのだから、あながち空論ではない(大谷選手は特別だ、という意識のある方は、ここでページを閉じていただければありがたい)。

 何かというと、要は「楽しむ」のである。大谷選手は、現在進行中のMLB地区優勝決定戦の数試合において、それほど調子も良くなく、チームも勝ったり負けたりしながらだが、感想を聞かれると「楽しい」と一言。そこに成功の全てが詰まっている。

 高津生たちよ。誰のための頑張りか。合格して喜ぶのは誰だ?応援してくれている人はたくさんいるが、主役は君しかいない。受験期間、必死に勉強することは当然だが、それなら毎日合格後の清々しい自分の姿を想像しながらポジティブに勉強した方がいい。2年生なら、これからの一年間、こう過ごせば、晴れて未来の私に出会えると。高津高校の一員として、一人ひとりの私のために、みんなで「SWING BY」で加速しよう!Make it Kozy!ファイト!高津生!

  重力を 味方につけて ひとっ飛び

2024.10.17

10月16日(水)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.143~高津に来て良かった!~

 高津高校は、月水金が7限授業で午後4時に終了。しっかりと授業に集中したあとは、バシッと切り替えて部活動に勤しむ。それでも4階教室では、さらに自習に励む強者もたくさん。いずれにしても、自らのやるべきこと、やりたいことに集中していることに変わりはない。

 あちこちで、それぞれの活動に励む中、校舎をぐるりと一回り。すると、4階の閉めきった狭い部屋から割りと大きめの声が聞こえてくる。部屋の窓には「文芸部」と書かれた紙が貼ってあるが、文芸部がそんなに大きな声を張り上げるわけがないと、興味本位でコンコンコンとノックして扉を開ける。

 まさか文芸部?と尋ねると「いえ、演劇部です!」と口を揃える。確か以前、別の部屋で活動していたはずだが、さらによく見ると人数が多い。「部員増えた?」「はい!」と嬉しい一言。2年生4人に1年生が5人入部したらしい。先ほどから、台本の読み合わせをしているそうで、「変な台本見つけたので、どうぞ見ていってください!」と言う。

 「変」は、言い換えれば「個性的」と言うのだよとの私の言葉はスルーされ、いきなり読み合わせが始まる。どうやら、クセの強い強盗と肝の座った女性のやり取りのようだ。スマホに保存された台本を読むのが、実に今時だ。二人のやり取りとそこに加わる女性との活劇は、単なる読み合わせを超えている。ぜひ、完成された舞台を見てみたいと思った。

 好きなことを好きなだけ!Make it Kozy!表現の自由、高津生!

  一時の 変身願望 叶えつつ

 鶴橋駅への帰りの道中、ダンス部の3名と一緒になった。小2からダンスをやっていたとの話題から「もっと習い事やっておけばよかった」「水泳!」「体操かな」と、欲張りな彼女たち。「皆、自宅は近いのか?」との問いに、「堺東です」「岸和田です」「熊取です」と言う。「私も堺だが、皆結構遠いな」と、それぞれ自宅~高津高校間に、他の文理学科があるにもかかわらず、高津高校を選んだことに嬉しくなる。「絶対入りたかったんです」「楽しそうだったので」「ここしか考えてませんでした」と言い切る。思わず「高津に入ってよかったか?」と聞くと、「はい!良かったです!」と、3人揃って気持ちの良い答えが返ってきた。今日も満足の一日。明日も頑張れ、高津生!

2024.10.16

10月15日(火)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.142~ともに歩み、そして見守る~

 本日は、3年生の保護者対象学年集会。お忙しい中、学年の約半数の保護者の方々にご参加いただいた。

 現在進行形の皆さんの関心は、言うまでもなく、お子さんの大学受験。その合格に向け、どのようなことに注意し、我が子にどう接すれば良いか、などのヒントを求めてのご参加。学年主任も進路指導部長も、その辺りはわきまえたうえで、少しでも保護者の方の不安や心配を取り除くことができればと、3年生の顔を思い浮かべながら、想いを込めて語り合う。

 「受験は団体戦」と言われるし、経験上、それは確かであり、学校全体の目標やその目標を共有できる空気が結果を左右することも事実である。

 とはいえ、実際に受験するのは、当の生徒。野暮なことだが、受験に臨む心がけとして、大切なことをいくつか。

 まずは何よりも、目標とする大学に絶対に合格するのだという「強い意志」。これがないと実力もブレる。ダメかもしれない…、勉強できていない…といった不安があると、その分だけ可能性も下がる。そこは自分を信じる。そして、周りも本人を信じるのみ。

 加えて言うなら、「逆算」。合格に向けて、何を補えば良いかを分析し、その分析のもと、一つ一つ克服するのみ。克服する点が見えてこその頑張り。共通テストの広範囲に対応するには、得意を活かすか不得意を打破するかのどちらが得策かは要相談。自己評価と客観評価の確認。何にしろ、コツコツがコツと一歩ずつ進むこと。そのうえで、ある時、目から鱗。点と点が線となり、一気に開花する。そんな一人ひとりの開花を乞うご期待。

 自習室に集まる生徒の表情、帰宅する直前の生徒の表情を見るたび、ファイト!闘う君の歌を~♪と口ずさんでしまう。君たちのストレスを少しでも和らげたい。そんな担任団の優しさが伝われば幸い。Make it Kozy!頑張れ、高津生!

  自らの 努力を知るは 自分のみ 他者と比べず 我と闘う

 

2024.10.15

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