9月2日(月)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.114~バックボーン~
先週土曜日は、高津高校同窓会の幹事会に出席した。対面開催の予定だったが、台風10号接近のため、オンラインでの開催となった。それでも、高津高校同窓会は、さすが創立105年の歴史と伝統、『自由と創造』『日新日進』の校風校是のオーラを纏われたOB、OGの大組織を実感。幹事会といえど、約70名の方が参加。2時間を超える意見交換を終えられた。
僭越ながら、私から日頃のご協力、ご支援へのお礼と、現在の生徒の状況、そして、大阪教育ゆめ基金のお願いを含め、挨拶させていただいた。皆さん、現役生への想いも熱く感じたが、卒業して何十年たった今も、ゴルフの会やワインの会など、趣味の世界で交流を深めておられる(詳細は、同窓会のHPをご覧ください)。ご年配の方も年代に大きな隔たりはあっても、高津の後輩だという一点で親近感、いや、愛情といっても良い感覚が生まれるようで、大阪マラソンで高津出身の参加者を応援するというイベントなど、まさに「母校愛」「愛校心」に満ちている。
そんな同窓会の皆様の原点は、やはり『自由と創造』の校風で育った経験が、多様な人や社会を受け入れる寛容性や、人に対する思いやり、良い仲間意識が備わっておられるのだと思う。この4月までまったく縁のなかった学校だが、高津にしかない空気を感じるとともに、その優雅な軸は大切にしなければいけないと実感している。
現在の教員集団も、手前味噌ながら、多様な生徒を受け入れ、臨機応変で速やかな対応ができる(できないこともあるが、まずはやろうとする)集団であると自負している。引き続き、一人ひとりを大切にできるチームでありたい。
高津生たちよ、そういう点で、君たちは決して一人ではない。安心して、前に進もう!Make it Kozy!頑張れ、高津生!
ふわとした 自由と創造 確かなり
8月30日(金)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.113~苦あれば楽あり~
高津高校文化祭までついに一週間となった。これまで生徒たちの準備を写真に撮ろうとしたが、いや、これを撮影すると何をするのかわかってしまう、何事もシークレットの方が、感激も増すだろうと思って控えめにウロウロしていたが、形が見えて来るとついつい触りたくなるものだ。
中庭では、ダンス組が所狭しと踊っていて、リハーサルの順番が待てず、そわそわしているグループもいる。まぁそう慌てず、来るべき時に備えて、じっくり準備すればよい。楽あれば苦あり、苦あれば楽あり、だ。
高津高校では、人数制限はあるが、ご家族やお知り合いなどを招待できる。中学生も生徒証を持参すればOKだ。今時だが、招待者は生徒が昨日までにGoogle Formに入力する。
たくさんの中学生には、ぜひ高津の明るく自由な雰囲気を感じてほしい。そして、高き志を持つ者は、来年4月から同じ仲間として、高津高校の新しい歴史を作ってほしい。伝統を守りつつ、創造に挑戦するのは本当に難しいことだが、時代を先取りしてきた、いや、今も先頭切って走っている。自信を持って進んでいこう!Make it Kozy!一位専心、高津生!
高津らし 問うて進まん 日々新た
※天気予報図を見ると、暴風域が消え、強風域に変わっております。ただ、風は少々おさまっても、最近の大雨の脅威を見くびってはいけません。今後の台風情報には、十分ご注意ください。
8月29日(木)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.112~雨にもマケズ~
台風10号が、大方の予想を裏切り、わざわざ横に逸れて、ゆっくりと九州から上陸し、すでに記録的な大雨により大きな被害をもたらしている。「線状降水帯」という数年前には聞き慣れなかった言葉も聞きあきたほど。最近の大雨はいきなりで誠に品がない。「しとしと」とか「ぱらぱら」と降ってくれれば、「(春でなくても)春雨じゃ。濡れて行こう」となるが、そんなことをすると、表に出た瞬間にずぶ濡れになる。驟雨や時雨など、情緒ある雨には、とんと出逢わない。
逆の話になるが、私たちが学校で勤務した当初は大雨警報が出たら臨時休校であった。が、ある時から暴風警報のみが対象となり、ある時からさらに危険な特別警報が発令されるようになった。現在、大雨警報でも授業が実施されるのは、少なくとも大阪府においては、大雨による被害が少ないということを考慮してのことだろう(全くの私見)が、気候が変化した今、それが正しいと言えるかどうか。
と、素人がいくら言おうとて、あとは専門家に任せるしかないのだが、とにかく明日以降の台風の動きが実に気になる。他校においても、この土日は学校説明会等が開催される予定とか。本校も土曜講習に文化祭準備と、生徒にとってもやらねばならぬことばかり。ただ、やはり、何より生徒たちの安全安心を優先すべきであるから、そういう点も含めて、今日の準備時間は、土日がないことを見越して1.5倍の力とスピードで取り組んでいたように思う。
そんな生徒たちの楽しみを奪わぬよう、被害の大きい地域を思うと誠に心苦しいが、過ぎてみれば取りこし苦労だったと、これまで同様、無事に過ぎ去ってくれることを祈る。どんな状況でも、できることをやる。Make it Kozy!雨にもマケズ、高津生!
雨の音 聞かぬふりして 突き進む