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4月12日(金)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.11~見守るということ~

 4月も中旬に入ったが、朝はまだまだ冷える。今朝は、ふと、先日、横を通った時に見事な桜を咲かせていた学校そばの真田山公園を思い出し、ベンチに腰かけておにぎりを頬張りながら一時を過ごした。

 人はまばらだが、健康志向の方々が、それぞれのスピードで桜の前を通り過ぎる。ほんの数日前は、わざわざ、桜の木の下にシートを引いて、花よ桜よ、ほんに綺麗だ満開だと、桜を見上げて祭りのように騒いでいたのに、花を落としてしまえば、見上げることもなく、通り過ぎる。数本の立派な桜が、こっちを見ろよと寂しそうである。

 ただ、毎年のことだが。一年でちやほやされるのはほんの一時期。花を落とすとその存在が見えなくなる。それはそれで悲しいが、実は、桜自体は人間のことなどお構いなしに、早速、来年の自らの晴れ舞台に向けて変わらず成長を続けるのだろう。

 と、桜の気持ちは知らぬが、考えてみれば、常に注目されるほど疲れることはない。真田山公園の桜も、どなたかが常に見守り、手入れをされていることだろうが、やさしく見守っているに違いない。生徒も同じ。手間をかけすぎてばかりでは、自分で生きる力が身につかない。親離れ、先生離れができないといけない。先生側も、大事なことは伝えたうえで、静かに見守る時間も必要だ。

 と言いつつも、日ごろ、生徒と直接接する機会の少ない私は、「見守る」には程遠く、いくら面倒だと思われようとも、親目線で気になったら声をかけずにはいられない。その時はご勘弁を。Make it Kozy!高津生!

  五分咲きも 七分咲きにも 良さがあり

 明日は、硬式野球部の春季大会2回戦。またまた、会議のため応援には行けぬ。私の代わりにどなたか応援をよろしくお願いします!

 

 

2024.04.12

4月11日(木)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.10~気さくな奴ら~

 本日は、校内食堂を見学。と行っても、本校の食堂は、『クリエイティブ・ラボ』というラーニング・スペースとして改装されており、ちょっとした講演会やグループワーク、ディベートなどが実施できる場所だ。緑を基調として、カラフルな壁や机や椅子があり、簡単に移動して、人数やテーマに合わせて、いろんなラーニングスタイルが可能となっている(メニューの写真以外は、食堂に見えないのでは?)

 食堂のメニューとしては、丼・カレーが数種類、麺類が数種類という感じ。教員は皆テイクアウトが主流だという。昼休み、生徒の様子を伺いに食堂へ。結構満席である。が、半数ほどはお弁当を持参して、食堂のメニューを頼んだ生徒と半々ぐらいで仲良く食べている。

 近くにいた生徒に、「いつも食堂か?」と行くと、「いえ、今日は勧誘です!」と、〇〇部のマネージャーだという。一人でも多く入るといいな。テーブルで食べている男子生徒8人グループに声をかけようとすると、一人が握手を求めてくる。「校長先生、ブログ読んでます。親しみやすい先生だなと思いました」と言う。隣の2,3名も「僕も読んでますよ」と笑顔で接してくる。「親しみやすいのは、君らやないかい。」と突っ込みつつ聞くと、1年生だ。「いきなり仲良いな。同じ中学か?」「いえ、この2人以外は皆別々です」だそう。すでに2年生の仲間たちという雰囲気を醸し出している。しっかりと対応できるし、実に骨のある感じもする。「君ら、ええ奴やな。3年間一緒に過ごそうな」と言い残して去る。やはり、一緒に飯を食うのは友情を深めることにつながる。次は、間に割り込んでも許してくれそうだ。勉強と休憩、メリハリつけて、和気藹々。Make it Kozy!高津生!

  一瞬で 絆深まる 春の飯

2024.04.11

4月10日(水)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.9~It’s a small world~

 本日は、世の中の例に漏れず、いわゆる8050…いや、まもなく9060問題とも言うべき家庭の事情により、やむを得ず、お休みをいただいた。高齢のため、母の身体のあちこちに支障が生じていることもあり、◯◯科に△△科と複数の科を受診し、一旦、昼過ぎに連れて帰った後、検査結果を聞きに一人で病院に戻る。

 午後4時前に再到着して、待つこと3時間、未だに名前を呼ばれず。午後5時の受付終了時点にはたくさんいた患者さんも徐々に減り、午後7時にはまばらに…。

 すでに、病院の方も診察室にいる医師と看護師しかいない様子で、壁に貼り出した受付番号は残り4名ほど。あまりにも遅いので、前の椅子で待っている方に「何時間くらい待ってはりますか?」と声をかけた。

 「今日は、もう4時間待ってます。でも、ここの先生も看護師の方も本当に優しくて、私が入院した時も、毎日朝晩様子を見に来てくれたんです。遠いけど来てます」と、待ち飽きた私には嬉しいお話。お住まいを尋ねると「大阪市内」とのこと。最後の二人で待つこと40分、病気にまつわる話ばかりだったが、完治目前という良い話を聞いて安心できた。自宅まで1時間半以上かかるらしく、ついでだからと都合の良い駅まで車で送ったのだが、実は、最初に会話した時から、話し方が流暢かつエネルギッシュな方だったので、もしかすると同業?、いや、きっと先生に違いないと確信めいたものがあった。道中、「何のお仕事されているんですか?」と聞かれたので、「一般の方なら、話すつもりはなかったんですが、おそらく先生ですよね?」「はい」(やっぱり!)「実は、この4月から高津高校の校長やってます」と打ち明ける。「あー、そうだったんですか。私も中学校で校長やってました。」ということで、私の勘はぴたりと当たり、それからは、大阪市の中学校の話や共通の知り合いの先生の話で盛り上がった。

 狭山市のK大病院で、大阪市の学校の方とこんな形で知り合うとは、なんともIts a small world!と実感した。ほんに長い一日であった。縁は大切ぞ、高津生!

  夜桜に 昔懐かし 人聞こゆ

 明日は、しっかり働かねば。

2024.04.11

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