校長ブログ

TOP > 校長ブログ

10月3日(木)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.137~人生の先輩より~

 昨日の放課後は、月一回の同窓会主催の「クリエイティブラボ・セミナー」。21期生の金沢工業大学名誉教授の長尾隆司様が、ご自身のこと、進化論やコオロギの研究についてのみならず、得意なことや経験そのものをどう活かして来られたかなど、世代の違う60名の高津生たちに熱く語っていただいた。勉強や研究のことだけでなく、昭和に生きたことも踏まえての人生観がかいま見えた。私は前座で失礼したが、自分の人生に自信を持って生きて来られた男の熱い想いを肌で感じた。長尾様、ありがとうございました。

 一夜明けた本日は、1年生の「プレ進路講演会」。一番身近な大人である教員が、どのように進路決定したのか、大学でどんな学問に触れてきたのか、14名の先生がその実体験を語る時間。ぐるっと周って見学すると、さすが先生は話すのが好きなようで、楽しそうに、また、生徒に向けたメッセージとしてあれもこれもと盛りだくさんだ。年齢も違えば、教科も違う、興味関心もそれぞれなので、聞いていて面白い。進路決定や専門分野の話だけでなく、そこに『人』が見える。今の姿やイメージそのままの先生もいれば、高校時代の様子とは少しギャップのある先生もいる。そのあたりを生徒たちも自分事として受け止め、成長していってくれれば言うことはない。

 昨日今日の話を聴き、総じて思ったことは、何か「好きなこと」を一生懸命頑張るということが人生を切り開いていくエネルギーになるということ。世の中溢れるほどの多様なモノやコトがあり、そのどれかを選ぶ理由として「好き」であることが全てかもしれない。何か嬉しい気持ちになった。Make it Kozy!今、何を見るとワクワクする?明日の楽しみは何だ?頑張れ、高津生!

  気が付けば 三度の飯より 好きなコト

2024.10.04

10月2日(水)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.136~楽しく学ぶ~

 本日の授業見学は2コマ。3年生の「言語探究Ⅱ」と1年生の「総合英語」。
 3年生「言語探究Ⅱ」は期末考査の模範回答の確認後、言葉の意味をきちんと正確に把握するためのプリント。机の上には共通テストの過去問が置かれてあり、すでに受験モードに突入していることがわかる。プリントの学習内容は、「頗る」や「生憎」「徐に」「夙に」「徒に」「強ち」「仮初」など、問題はひらがなだが、漢字も難しいし、正確な意味となると選択肢問題だと余計に迷う。
今回プリントにはなかったものとして、「強か」「只管」「漫ろ」「頓に」など、副詞に多い。さて、皆さんは読みも意味もご存知か、一度試してくだされ。
 「総合英語」はネイティブのエキスパート教員が担当。軽快な英語でテンション高くスタート。本日は、一人が◯か△かを質問して、その回答と理由を答えるベアワーク。欠席者の席に座ったため、隣の生徒と私もペアワーク。「住むなら山か海岸線か?」(もちろん英語で)との問いに、「山。津波が怖いから」と答える。「24時間誰か(芸能人など誰でも)と会えるなら誰と会う?」の質問には「大谷翔平。会って大谷選手の投げるボールをヒットして、逆に私が投げて大谷選手を三振にとる!」と半分真面目に答える。相手生徒のリアクションも良く、実に楽しい時間だ。
 続いては、全員起立して、先ほどの質問に個人で答えた後、教員が「Front to back?, or side to side?」と質問し、生徒が選んだ列の生徒が座るというルール。縦列が座るか横列が座るかはその生徒次第。そこで、「24時間~」の質問に私が手を挙げたが、同じ縦列の最後尾の生徒も手を挙げた。「どうぞ、どうぞ」とダチョウ倶楽部ごとく譲り合い、生徒が申し訳なさそうに答え、その答えた申し訳なさから、私に答えるチャンスを与えようと「Side to side」を選択。実にセンスある憎らしい奴(笑)。私は、その後、すぐ後ろの生徒が答えたおかげで座ることができた。
 ラストゲームは、「英語しりとり」。ワードのアルファベット数がそのまま得点になる。おまけにMagicalなワードは×2点、historicalなワードは×3点となる。開始後、いきなり「Harry Potter and the Philosopher’s Stone」が飛び出し、Majical加点で68点。その後は、なかなかこのワードを上回るワードが出ずに最終周回を迎えた。英単語の引き出しのない中、前の班が苦し紛れに「Red」と答えたので、すかさず私は「Disney Electrical Parade」と回答したので、それまでの得点と合わせて大逆転となった。生徒たちから拍手をもらって、実にいい気分を味わった。が、終了後、正確には「Tokyo Disneyland Electorical Parade」であったことが判明。頭の文字が「d」でなかったことから、実は反則負けだったと明日白状しよう。良い時間をありがとう、1年生!Make it Kozy!英語は喋ってナンボ、黙っていては身につかぬ。明日も楽しく学ぼう、高津生!
  かりそめの 泡となりしも いとをかし 

2024.10.03

10月1日(火)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.135~後期始まる~

 本日は、後期の始業式。「8時35分だよ、全員集合!!」ということで、生徒たちは、汗をかきかき走って集合。先週から涼しくなって秋を感じたのも束の間、日中は30℃を超える熱気。集合したのはいいけれどシャツを扇いで開始を待つ。
 式の開始は恒例の「校歌斉唱」。高津高校の校歌は、別名『朝霧』と言われる高尚な校歌。歌詞の深さは言うまでもなく、曲は当時高校2年生で今もギネスブックに載るジャズピアニスト大塚善章(ぜんしょう)氏の作曲。歌えば歌うほど、心に突き刺さる。
 各種表彰を終えたあとの私の講話は、夏の全体集会で喋り過ぎた反省から3分を目標とする。本日伝えたい重要事項は、卒業生寄贈の本を紹介したうえで、『自由と創造』を考える。そして、読書のススメとして、働き出すと読めないので、今のうちにしっかり読め!という2点。少しでも伝われば良しとしよう!
 と思っていたが、今日の校歌斉唱は声が小さすぎて個人的には納得できない。優先順位を変更して、今後は全員で校歌を歌うことを第一とする。どこの学校の校歌も素晴らしきは、関わった方々の想いが深く必然!当然、高津高校の校歌もいと深し。3番になって初めて顔を出す『高津』の名。実に良いではないか!これを唄わずして何とする?開けよ、高津高校!目覚めよ、高津生!Make it Kozy!
  校歌とは 聴くものならず 歌うもの 歌うを恥と 言うが恥ぜよ
2024.10.01

最近の記事


  • 大阪府立高津高等学校 公式X
  • 大阪府立高津高等学校 公式Instagram
  • 大阪府立高津高等学校 公式YouTube