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9月13日(金)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.124~集中力~

 本日は、自習室の一担当として待機。視聴覚室には、約100名の生徒が残ってテスト勉強や課題に取り組んでいる。図書館や一部の教室にも約20名の生徒が残っている。

 こんな場所で集中できるのかと思うところもあるが、目の前のやるべきことに切羽詰まった感じで頑張っている。帰宅する前にちょっとだけでも課題をやっておこうか、今日は塾が休みなのでちょっくら1時間だけでも集中してやろうか、家に帰ると弟や妹がいて邪魔されるので学校でやるだけやろうか、友達がやるというのでせっかくなので私もやっていこうか、など、動機は様々だが、結果、皆、一生懸命頑張っている。私が横を通っても集中している生徒ばかり。よー頑張るなぁと頬が緩む。

 見回りに行った際、一人が帰宅の準備。階段を下りつつ、会話する。「たっぷり勉強できたか?」「いえ、あまり集中できませんでした」(そうか、それで帰宅するのか)と思いつつ、「来週からテストやな」「はい、ちょっと難しいです」「勉強はついていけてるか?」「いえ、なかなか厳しいです」「でも、今も頑張ってるから、コツコツやれば、いつか一気にわかる時が来るよ」「はい・・・」と言って帰ったが、帰ってからも勉強は続ける雰囲気はあった。

 自信をもつまでは難しくても、何となく理解できたというところまでは来てほしい。勉強にゴールはないが、やればやるだけ伸びるのも勉強の良いところ。Make it Kozy!焦らず頑張れ、高津生!

  俺たちは やるときゃやるぞと 背が語る

2024.09.13

9月12日(木)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.123~優しい人~

 出張ばかりの今週。生徒と話す機会は少なく、ヘッドホンゴリラの暖簾を掲げる間もないが、その閉じた扉をこじ開けて、一人の生徒が訪れた。

 真剣な相談に、こちらも真剣に対応したが、担任にも他の先生にも相談せずに直談判に来たという。個人的に直談判は嫌いではないが、やはり自分をよく知ってくれている近しい人から話す方が、相談しながら普段の自分を見つめ直すことができるので良いと思う。その生徒は心根が優しく、ついつい自分の中にしまっておくタイプのようだが、その分、芯はしっかりしている。本当に優しい生徒だ。

 私の思うところを話すと、「話せて良かったです。ありがとうございます!」と、少しスッキリした表情になったが、それだけでは事の解決には至らない。私に相談できるのなら、担任や話しやすい先生にも相談してみるといい、高津高校の先生は私なんかよりずっと温かい、きっと相談に乗ってくれるはずと伝えると、「そうですよね、ここは良い先生ばっかりですよね。」と、嬉しいことを言ってくれた。

 君は申し訳なさそうに部屋に入ってきたが、君の言葉や「ありがとう」は、私を優しくしてくれた。君のような生徒が幸せになれないほど、世の中は腐っていない。君の未来に思い切り期待する。自信を持って、前に進もう!

 話を聞くだけで一歩進めるなら、ヘッドホンゴリラもまんざらではない。Make it Kozy!君たちは一人ではない。大丈夫、高津生!

  ありがとう 人を優しく する言葉

2024.09.13

9月11日(水)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.122~優先順位~

 ミーーーン、ミン、ミン、ミン、ミン、ミンミンミンミンミンミ―――――――ン!

 ん?朝7時半、校長室の外から蝉の声が聞こえる。今何月?9月!季節は?秋!花は?菊!もうすぐ?お月見!一昨日の9月9日は「重陽の節句」過ごしやすくなった秋の一日。節句は季節の変わりめに、無病息災、五穀豊穣(ほうじょう)、子孫繁栄などを願い、その季節の旬のものをお供えしたり、食べたりして邪気を祓う行事で、重陽の節句には「栗ご飯」を食する習慣があるが、はてさて、秋らしい日々はいつ訪れるのだろう。

 この土日、文化祭で、約3,000人の来場者があった。誠に歓迎すべきで、保護者の方々は想定内として、近隣の方々や中学生は予想もつかない。それでも、ひと目高津の文化祭を見てやろうかと思ってくださった皆様には心から感謝いたします。

 そんな中、正門の受付付近で20代の教員と談笑していたら、生徒が一人遅刻してきた。私自身は「遅刻」にはうるさいし、遅刻した時の態度にも滅法うるさい方である。それゆえに、高津の若手教員が遅刻生徒に対してどのような指導をするか関心があったのだが、早速その機会が訪れた。

 見ると、その生徒は、きちんと化粧を施した女子生徒。照れ笑いにて、正門を通過しようとしたが、たまたま居合わせたのがその20代の担任だ。「ちょっと待ち。どうした?」「遅刻しました」「遅刻は仕方ないけど、何、その化粧は?」「・・・」「遅刻したら、その化粧を整える前に学校に来なあかんのんちゃうか?」と説く。最もな説諭に、言われた生徒も返す言葉がない。その後は、悪びれた様子で校舎内に入っていった。

 『自由と創造』の校風を盾に、何でもOKと思い込むのは勝手だが、社会で生きていく限り、当たり前に行動すべき指針がある。思わぬアクシデントが起きた際に、優先すべき行動は何か。そこを正しくできれば良し。また、そこをきちんと説くことのできる教員であってほしい。私の想いが単なる思い込みでなかったことに安心した。

 明日は何が起きるかな?Make it happen!Make it Kozy!素直と熟慮、頑張れ、高津生!

  夏過ぎた 蝉の声など 聞こえぬ振りよ 

2024.09.11

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