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7月23日(火)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.89~自分越えの日々~

 生徒たちの様子を見ようと、4階へ上がると、視聴覚室の中に、何やら熱気を感じる。近寄ると、窓から部屋いっぱいの3年生が目に入った。皆、真剣に机に向かっている。大学受験に向けた3年生の夏期講習が行われているのだ。窓から写真を撮影するが、皆、一心不乱。約200名を収容できる視聴覚室が満室である。そりゃぁ、熱気も感じるはず。自分のために、仲間と切磋琢磨して頑張れ、3年生!努力は嘘をつかないという。正直、実らないこともあるが、「勉強」はその中でも最も実る可能性が高い努力であることは確かだ。得意を伸ばすか苦手を克服するかをしっかりと計画して取り組むように。それと、「夏を制する者は受験を制す」というが、最近のトレンドは「朝を制する者は受験を制す」である。1年の学年集会でも話があったが、「朝方人間」になることが大切。朝が苦手な生徒は多いが、少なくともアニメの妖怪人間が人間になるよりは簡単だ(古!)。朝日を浴びて目が覚める。本能に従おう!

 さて、同じ4階のHR教室や3階のHR教室では、1年生必修の「KITEC」の基礎編が本日より開始。6~8人が1グループとなり、ネイティブティーチャーとオールデイ、オールイングリッシュで過ごす。うんうんとうなずいている生徒の横で、ぽかんとしている生徒も。英語力に差はあるが、日常でそんなことも言っていられないので、一生懸命耳を傾けるしかない。ちなみに「KITEC」を何と読むのか私も最初はわからなかったが、正式名称は「Kozu Intensive Training of English Communication」で、略称は「カイテック」と読むとのこと。

 休憩時間に教室に入り、「どや、理解できてるか?」の問いに、「はい、なんとなく」「いえ、意味不明です」「一生懸命聞いて、空気だけでも感じています」と千差万別。多くの先生は、日本語もできるようで、あまりにも通じない生徒には、ほんのちょこっとだけ日本語でヒントを出す。それにすがるように生徒も必死に答える。

 日本語も危ういゴリラが言うのもなんだが、今後の社会で英語は必須。今は英語が話せることがアドバンテージになる社会だが、あと10年も経たぬうちに、英語を話せないことがディスアドバンテージになる社会になる。それを抜きにしても、英語を話せることでどれだけ自分の世界が広がるかを知ってほしい。「デス イズ ア ペン」の昭和から「ペン パイナッポー アッポー ペン」の平成へ、そして、令和では「I’m wearing pants!」と、日本のお笑いもいよいよ国際的にメジャーになる時代。英語を話す勇気一つで世界が変わることは確かだ。とにかく聞くこと話すこと。すべては、良い意味で慣れることから。今の自分を越えよう、1年生!Make it Kozy!Do your best!

  右耳から 聞いた英語を 変換す 自然口から 英語飛び出る

 こんな芸当ができればいいのに・・・。

 余談で、生徒に「夏休みはどこかに行く?」と聞くと、「島根に行きます!前に住んでいたので」という。「それは良いね」と言うと、隣の生徒も「私は、この間、島根に行きました」とのこと。「いやいや二人とも良いなぁ。私も出雲大社に一度行ってみたくて・・・」すると、「絶対行った方がいいですよ」と言うので、私も「景観の素晴らしい、足立美術館もあるしなぁ」と、しばらく行けそうにないくせに、なぜか近々行くような雰囲気だけは出してみた昭和ゴリラであった。と、せっかくなので、4階窓から見えたハンドボール部の練習風景を1枚。

  校舎内 涼しい場所から 卑怯にも 熱いハンド部 1枚パチリ(謝)

 

2024.07.23

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