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7月20日(土)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.87~熱い熱い夏の一日~

 本日の「キャンパスツアーでは、部活動見学もあり、休日ではあるが、本校の空気を感じ取っていただけたかと思う。

 体育館では、男子バレーボール部が本校を会場に数校が集まって公式戦を開催。私も、説明会の合間に応援に。マネージャーに聞くと、対清水谷高校で、すでに1セットめを勝利しての2セットめ。このまま2セットめも取ってほしいが、10-12で少々劣勢。両者、得点を重ねるが、追いつきそうだが追いつけず、逆転しそうで逆転できずでゲームが進む。残念ながら、2セットめは相手にとられる。このまま3セットめも応援したいが、説明会へ走る。次に体育館に戻った時は、3セットめで、12-18とまたもや劣勢。何とか逆転をと応援するも、残念ながら追いつけず。元気な部員たちだが、力及ばず。ホームでの試合だったので、OBの方やご家族も応援に来られていたが、残念無念。次の目標に向かって頑張ろう、高津生!

 その後、午後1回めの説明会の挨拶を終えたあと、硬式野球部の応援へ。初戦は行けなかったが、見事勝利して応援のチャンスをいただいた。相手は佐野高校。久宝寺球場に駆け付けると、保護者の方も、先日お会いしたOBの方もたくさん!そして、嬉しいことに3年生の男子も30名ほどが、ベンチ上の席を陣取って座っている。

 予定より約1時間遅れで開始、暑さも少し和らぐ曇り空。ノックでは、相手のショートの選手(仮にA選手とする)の動きの良さが目につく。案の定、初回先頭のA選手にいきなり2塁打を打たれ、ランナーを出すが、後続を断つ。ホッとしたのも束の間、2回にはA選手にタイムリー2塁打を打たれるなど、2点を先取される。

 1回、2回と点を取れない部員たちに少々しびれを切らした3年男子応援団。3回、一人が声をかけ、全員立っての熱い応援を始めた。実は、試合前にも、相手からエールを送られたが、元々うちにはスタンドに部員はいないため、応援団がない。エールを送られっぱなしは申し訳ないと、3年男子が即興で「フレ―!フレ―!サ―ノー!」とエールを返してくれた。誠に良い奴らだと感心したが、その彼らの熱い応援のおかげか、高津高校は四球や相手のエラーで1点を取ったあと、さらにエラーとタイムリーヒットで2点を取って何と逆転!やはり応援のチカラは素晴らしい!

 その後、5回にはA選手を四球で出してしまい、ヒットで同点、7回にはようやくA選手を抑え、何度もゴロを打たせるが、野選やエラーが重なり逆転されるが、その裏に、高津高校もヒットとゲッツ―崩れで同点にする。両チームどちらも自分たちのペースに引き込めそうで引き込めない状況に応援団もハラハラドキドキ。しかし、最終回、A選手が出塁すると、四球、野選と続いた後にタイムリーヒットを打たれ2点を取られる。その後も、傾いた流れを止められず4失点。よく頑張ったが、3年生の夏が終わった。

 故野村監督の有名な言葉に「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」があるが、冷静に見れば、両チームの失策は5個と4個。どちらが負けても不思議の負けではなかったとは思う。ただ、経験上、一言言わせてもらうと、強い私学は別として、普通の公立高校は球場で試合をする機会がほとんどなく、それがいきなりたくさんの観客のいる球場でプレーするのだから、例えば、内野ゴロを取って、一塁へ投げる時の距離感の違いは実は大変大きいのだ。まして、投げる目標の後ろに大勢の観客が目に入るのだから、突然緊張してしまうのである。夏の大会で捕球ミスより送球ミスが目立つのはそういう理由もあるのである。

 昭和親父のいらぬ解説はともかく、1年生投手を始め、部員たちは皆集中してよく頑張った。今日の頑張りも悔しさも、間違いなくこれからの人生の糧となる。試合後、3年生が「明日から勉強やー!」と叫んでいたのが印象的だった。チームは育つ。それぞれの次の目標に向かって、Make it kozy!頑張れ、高津生!

  球投げて 試合は投げず 夏の空

※ちなみに「野選(=フィルダースチョイス)」とは、「本来、一塁に投げれば打者走者をアウトにできるのに、前の走者をアウトにしようとするプレーのこと」で、その結果、アウトにできなかった場合に「Fc」と記録されます。実は、ダブルプレーも「野選」の一つなのですが、アウトにしているので記録されないだけです。

2024.07.21

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