10月27日(日)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.151~未来の高津生へ!~
本日は、第3回の高津キャンパスツアーを開催。約680組、1,300名を超える申込みがあったこともあり、午前と午後の最初の会は、会場が溢れるほどの来場者。誠にありがたい。
部活動にもたくさんの見学があり、顧問も部員も笑顔で質問に答える。中学時代に経験した部活動を続けるもよし、新たな種目に挑戦するもよし、若者の可能性は無限だ。
私は、計6回の説明会の前に挨拶を一言。今年4月に着任して半年間で感じた、高津高校の強みを3つに絞って皆さんに伝えた。
一つは、生徒たちのオンとオフの切り替えがうまくできること。「自由」な髪形や服装を見て、勉強しないのではないかと不安になられる方もいると聞くが、全くそういうことはない。むしろ、10分休憩や昼休みなどのオフタイムから、スッと授業に入る時のスイッチオンの切り替えの良さに舌を巻く。担当教員もチャイムが鳴るより前に教室に入り、チャイムと同時に授業を開始する。そんなきちんとした学びのカタチができているのは間違いない。
二つめは、100年を超える歴史と伝統を引き継ぎながら、新しいことに挑戦できる学校であるということ。生徒たちにも紹介したが、大学の理事長を務めておられる約60年前の卒業生の著書には、現在と同じような体育祭の写真が掲載されている。昔も今も変わらぬ姿に「伝統」を感じる。一方で、他校に先駆け、コロナ禍のオンライン授業の先進的取組や、最近では「X」「Instagram」「YouTube」といったSNSを活用し、積極的に情報発信している。昭和から平成、令和へと新時代に対応できる学校である。
最後は、生徒の学びの選択肢がたくさんあるということ。GLHSとSSHの強みを生かし、国際交流から科学的人材育成まで、教育活動の幅が広く、生徒が成長できる場が多い。また、学校だけでなく、大学や企業とのつながりを生かした進路学習や、同窓会の支援による創造探究事業など、生徒たちに与えるべき刺激にあふれている。
全体説明は教員が担当するが、学校生活の説明は自治会が担当。クリエイティブ・ラボで説明したあとは、キャンパスツアーの名の通り、自治会役員が校内を案内する。来場者アンケートにも、「案内してくれた生徒さんがしっかりしていた」「わかりやすく説明してくれた」と、上々の感想。高津高校を想う気持ちが人一倍ある自治会役員に感謝である。文化祭で評判の良かった、有名ベーカリー「cookhouse」とのコラボパン「あなたの花ひらく高津パン」もあっという間に売り切れたそうだ。
求める学習レベルに応じて高校を選択することが前提であろうが、何よりも充実した高校生活を送るためには選択肢は多い方が良い。何を選び、自分がどれだけ成長するか、ワクワクした高校生活を、ぜひ高津高校で送っていただきたい。
Make it Kozy!高津らしさを感じていただければ、幸いである。頑張れ、中3生!
自分とは いかなる者ぞ 鱗雲
説明会を終え、校長室にいると、以前の勤務校の教え子が、「先生、お久しぶりです!」とあいさつに来た。聞くと、「娘が医者になりたいと言っているので、高津高校を見に来ました」と言う。約25年ぶりの再会に驚きつつも、娘と夢を語れる母になったかと嬉しかった。高津高校を選んでくれれば嬉しいが、そこは親子で考えること。「どこを選んでも幸せに!」と声をかけた。