12月8日(日)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.177~週末まとめ~
金曜は、大阪教育大学の提言委員会。天王寺校に新設した「みらい教育共創館」という教育に関して先進的な研究や取組を可能にする施設で、1階~4階が大教大、5階~8階が大阪市教育委員会の研修のための教育センターとなっていて、先進的な教育を実践するために建設された。
委員会の趣旨は、この「みらい教育共創館」の活用に向けて様々な意見を提言することにあるが、現場の校長としては、喫緊の課題である教員不足について、大阪の教員養成を銭湯を切って担っていただく大学には、何より志ある教員をしっかり育てていただきたいという気持ちで意見を述べさせていただいた。ぜひぜひ、教員をめざす若者の意欲を向上させてほしい。
昨日7日は、先日宣言していた「Kozu Science Labo 研究交流会」として、科学実験講座を開催。府内の小中学生を対象に、9時からと11時からの前半後半にそれぞれ約20名が参加。木枯らし1号のせいか、当日体調不良での欠席者が多かったのが残念だが、参加した約40名は強者ぞろい。高津高校科学部の生徒が中心になり、アイスブレイクも兼ねて緊張をほぐすのだが、こちらが思っていた以上に小学生も中学生も積極的に発言する。
今年の実験は、「缶サット(缶にパラシュートをつけたもの。本来はロケットを打ち上げたのち、空から降りてくるようにしたもの)」を作成し、体育館で2階から落とし、床まで3秒ちょうどで着地することをめざす。さらに缶が上手く立てば得点アップ、缶につけた風船が着地と同時に割れればさらに得点アップとなる。
参加者は、45分間で作成するが、しっかり着地するためにパラシュートの向きや缶の下の部分に工夫を凝らして、いざ、本番!担当教員が思っていたよりも、着地成功する参加者が続出。さすが皆科学好きというところだが、結局、風船が割れた参加者はゼロ。それを見ていた、高津高校科学部。人の失敗を笑ってはいけないが、今こそ科学部の実力の見せ場だ。満を持して、2階から缶サットを落とす。軽やかに柔らかに落ちていく缶サット。見事、きれいに着地、と同時に、パン!と風船が割れる。素晴らしい!と皆が拍手、科学部の面目を保った瞬間だった。高津生のどや顔と小中学生の嬉しそうな表情をみることができて良かった。
なるほどと 気づいて唸る ミニ博士
本日日曜は、中庭でダンス部が全体練習。今月26日の大会に向けて、時間延長しての猛練習。40名超の部員がいるが、それこそまとめるのもまとまるのも難しい。階段上から、全体の動きを動画に撮って確認する。「〇〇と△△は、もう少し右へ寄って!」「前と後ろがちょっと膨らんでるから気をつけて!」と指示する。何度も繰り返し練習を重ねて完成イメージに近づく。が、おそらく踊っている本人たちの感覚と上から全体を見渡している部員とのイメージにはギャップがあるだろう。そのあたりも綿密に話し合い、確認しながら進めていくしかない。残念ながら、私は大会当日は出張のため応援には行けないが、ぜひぜひ緊張せずに自分たちのベストを尽くしてほしい。良い結果を期待する!
木枯らしを 吹き飛ばしての ダンス熱
Make it Kozy!背伸びせず、普段通りに。頑張れ、高津生!
12月5日(木)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.176~「Kozu Science Labo」~
今週7日(土)は、「Kozu Science Labo~研究交流会」と題して、小・中学生を対象に科学実験講座を開催する。高津生がTA(Teaching Assistant)となり、小・中学生の実験をサポートする。また、研究交流会ということで、自分たちの研究を発表したり、小・中学生と科学について話し合ったりできる機会として、来てくれる証・中学生にとっても、サポートする高津生にとっても、それぞれが成長できる貴重な会となっている。
21日(土)にも第2回を開催する予定です。7日(土)の〆切は過ぎていますが、若干空きが出ましたので、興味のある小・中学生は今からでも問い合わせてくださいね。コチラをクリック!⇒【高津】実験講座案内
科学は、子供のころの純粋な興味・関心が素朴な疑問を生み、その疑問に対して素直に向き合っていくことで、時間はかかるが、納得できる答えが見つかる。ノーベル賞を受賞された方々が口を揃えておっしゃるのは、好きなコトや興味のあることを継続すること、疑問に思ったことを追究し続けることが、結果的に受賞につながったということ。科学に限らず、最初からノーベル賞を狙っているわけではないのだ。
そういう点では、小・中学生の頃に、様々な実験に触れられることは、その先の人生に大きな影響を与え、何かが変わるきっかけになるに違いない。ぜひぜひ、高津高校の科学好きな生徒たちと触れ合って、科学の面白さ、探究を深めてほしい。思いやりのある、サービス精神いっぱいの高津生がお待ちしています!Make it Kozy!気づきを与えよう、高津生!
後継ぎを おもてなしての 謙虚さが どや顔となる いと待ち遠し
12月4日(水)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.175~それぞれの放課後~
昨日でテストも終わり、生徒たちは皆それぞれの放課後を楽しんでいる。中庭からグラウンドは男女バスケットボール部、女子バレーボール部、サッカー部、陸上部、男子ハンドボール部、硬式野球部が元気に活動している。残念ながら、グラウンドの照明が、PCB検査のため、一つを残して電灯が取り外された。残りの一つとプールの照明を頼りに、何とか工夫をして取り組んでいる。
校内ピロティではダンス部が、体育館では男子バレーボール部、バドミントン部が一生懸命、生徒たちで教え合いながら頑張っている。練習を見学していると、生徒が一人、声をかけてくれた。聞くと、すでに引退した3年生だが、国公立大学に推薦で合格したので、後輩の練習を手伝いに来たという。航空コースを選択し、理工学をしっかりと学び、しっかりと専門的知見を高めたうえで、将来はパイロットをめざすと話す。目的意識、向上心共に高く、そのうえ、後輩思いでさっと行動に移すのもフットワークが軽くて良い。卒業まで時間もある。充実した時間を過ごしてほしい。
体育館の1階奥の剣道場では、剣道部が3分の2、3分の1を卓球部が使用し、真剣な目で取り組んでいる。どちらも少ない人数だが、一生懸命さが伝わってくる。向かいの格技場では、空手部が試合形式で練習している。12月24から奈良県で開催される近畿大会優勝に向けて、目の色が変わっている。大阪では3位だったが、部活動指導員の方の話では、実力は本当に僅差で、部員たちは、近畿大会でのリベンジに燃えている、とのこと。近畿大会出場も立派だが、チャンスをものにしてほしい。年末も出張ばかりで応援には行けないが、ぜひ頑張ってほしい。
校舎内では、自治会が楽しそうにクリスマスイベントの検討をしている。自称ゴリラの私も実はサンタクロースが大好きで、20年以上前から自身のメールアドレスの一部に「santaclaus」を入れており(これホント)、申し訳ないぐらい、年中クリスマス気分で過ごしている。演劇部も自分たちで制作する物語について、出来上がりを想像しながら創造している。楽しい時間だ。
吹奏楽部は全員で、アンサンブル部はパートに分かれて練習。音楽は全く素人だが、顧問の先生も部員も皆、一つの音を大切にしていることは実によくわかる。生物実験室では、生物部が実験をしていた様子。
最後は、図書室に視聴覚室で、いわゆる自習室。部活動中なので、人数も少ないが、それでも昨日テストが終わったばかりだが、3年生の真剣さは窓越しにも伝わってくる。
それぞれの放課後は、それぞれの先の目標に必ずつながる。Make it Kozy!今日できることをしっかりと。頑張れ、高津生!
日暮れても 生徒の瞳は 輝けり