7月17日(木)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.313~夏休みを前に~
本日、2度目の投稿。
研究室訪問に向けた準備を進める2年生以外、1年生と3年生は、明後日からの夏休みを前に「学年集会」を開催した。どちらの集会にも参加したいが、残念ながら身体は一つ。それでも体育館と視聴覚室を行ったり来たりして、チームKOZUを味わった。
3年生は、9月の文化祭に向けて、身だしなみの整理と最上級生としての自覚を促した。最後のイベントとも言える「自由と創造」の体現に向けて、企画・運営・おもてなしをよろしく。Here we go!の後は、当然ながら、約半年後に迫った大学受験、進路の話。「夏を制する者は受験を制す」とは、昭和の頃からの決まり文句。すでに早くから勉強している高津生には不要かもしれぬが、夏休みの過ごし方でその先が決まるのは確か。
現役生は、最後まで頑張ることが大切。何せコツコツ正しく勉強していれば、1月2月3月と右肩上がりの大曲線。これまでのデータが物語っている。ただ、その曲線は夏休みにしっかり勉強してこそ現れる。夏休みに勉強が不足すれば、右肩上がりが1か月遅れて単純に間に合わない。4月に上がってももう遅い。しっかりと逆算して、データにうまく乗っかって結果を手にしよう!

1年生の集会は、学年主任よりこの学年の特徴や傾向を説明。データ大好き高津高校!ということで、遅刻数の少ないこと(いいね!)や、家庭学習時間の少ないこと(あかんがな!)など、自分たちの現状を自覚し、夏休みの過ごし方を考える。3年生の集会でも話していた(常に話している)「時間の3点固定」、起床時間・学習開始時間・就寝時間の固定は生活リズムを整えるための必須事項。そして、定番「朝方生活」起床時間は「朝10時に固定してます!」とは笑い話にもならない。朝活できるよう頑張ろう!考えてみると、自分自身は、教員になった23歳からこの60歳まで、5時に起床し仕事開始は7時、就寝時間はおよそ24時と、気が付けば37年間「時間の3点固定」にならっている。無意識というのはある意味怖い。おそらく死ぬまで変わらぬ予感・・・。

それはさておき、学年集会に同席するたびに思うこと。それこそ『チームKOZU』である。担任団の熱い語り、アカンことはアカンという叱咤激励、本気でなんとかしてやろうという熱意、加えて、言うだけでなく実際に行動するフットワーク。そして、それらに多くのリアクションで応える生徒たち。実に『まとまり』『塊』を感じる。皆で頑張り、皆で進む。そして皆で壁をぶち破る。そんな空気に鳥肌が立った。
講習、部活動、自習室利用と、先生方は君たちのために環境を整えてくれている。そこだけは甘えてよいが、その分、自分には厳しく!目の目にあるモノを活用して、上手く乗り切れ!Make it Kozy!頑張ろう、チームKOZU!
熱い夏 チームKOZUで 乗り越える
ちなみに、20日(日)は軽音楽部のライブ。さらに熱い演奏を期待する。

7月17日(木)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.312~心をつかむ~
本日は、1年生の「言語文化」と「音楽Ⅰ」の授業を見学。
「言語文化」は、助動詞の復習。プリント教材でこれまでの学習理解を確認する。単語を覚えることが大事だが、本文中では活用が変化しているので、慣れるまでは見分けがつきにくい。すでに現代にはない語であれば、英語同様、違う言語として記憶に入ってきやすいが、現代語にある、または似ている語ほど頭が混乱する。
一定時間問題を解き、教員が解説するが、生徒が間違う箇所はだいたい同じなので、そのポイントを重点的に解説する。文法の学習ではあるが、話の内容も面白い。受験と結び付けるなら、入試には同じ問題はほとんど出ない。いかに初見の問題が解けるかがポイントなので、目の前の問いに固執することなく、その問いから広がる様々な問いの形を想像することが「賢く」なる道だ。
「音楽Ⅰ」は、合唱の練習。「青い鳥」をソプラノ、アルト、テノール、バスに分かれて合唱。いわゆる混声四部合唱というものだが、高校時代は「美術」を選択していたので、本気の合唱など記憶にない。生徒たちは、すでにこれまで何度か自分のパートを連数しているので慣れたもの。各パートの声はなかなかのクオリティ。低めの男子は少々合わず。教員が粘り強く丁寧に「もっと息を長く!」「膨らむような感じで」とアドバイスする。吸収力の早い生徒たちは、言われるままに真似ると一気に美しくなる。
いよいよ合唱、と皆で歌うと、これまたなかなかの出来栄え。教員が気の付いたところを指摘し、生徒が修正。それを繰り返すごとにどんどん良くなる。「すごいきれい!」「上手~!」との褒め言葉に調子に乗った生徒たちは、ますます上機嫌。最後の合唱は、実にきれいな歌声だった。脇役に徹しているピアノ担当生徒の存在感も十分だ。
この合唱は、12月の芸術文化発表会にて、「音楽Ⅰ」選択者全員で披露する。楽しみにしておこう!一生懸命と美しい心は、必ず伝わる。Make it Kozy!頑張れ、高津生!
知らぬ間に 心つかまれ 目を瞑る

7月16日(水)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.311~進路を考える~
ある調査によると、今年3月に卒業した全国の高校生が受験した大学、短大、専門学校数の平均が1.94校だという。昨年の1.77校に続き2年連続で2校を切ったことになる。受験料や私立大学合格後に納める入学金が負担になっているらしい。
昨日、某教育関連会社の進学状況説明会に参加し、同じく今年3月の卒業生の大学入試状況と今後の対策についてご教示いただいた。高津の生徒がそれぞれいくつ大学を受けたかという細かいデータはないが、多い生徒で5つ6つは受けている印象だ。私立大学は学部別に日程が異なり、同じ大学で学部をたくさん受ければ受験料を割引いてくれる学校もある。昨日の講師の方の話にも、いろんな大学を受けるより、大学を絞って学部を複数受ける方が、各大学の入試問題の傾向が異なることも含めて学習効率が良いという。
確かに、第一志望がA大学のX学部、第2志望がA大学のY学部で、とにかくA大学に入学したいという気持ちがあればそれは良い方法だが、とにかくZ学部で学びたいという生徒は、C大学、D大学、E大学のZ学部を受けるしかない。要は、学部を問わず、大学に行きたいという生徒と、絶対この学部で学びたいという生徒の考え方の違いである。考え方にはいろいろあるが、将来の目標があり、その通過点として大学で学ぶのだから、理屈としては学部中心の考え方の方が理屈に合っている。
現在、高津高校は三者懇談真っ只中。保護者の皆様委は、暑い中お時間を頂戴しありがとうございます。生徒本人の夢や目標、現在の成績や今後の展望など、目線合わせが必要ですので、どうぞ普段考えていることや、ご家庭での生徒の様子、進路についての考え方など、忌憚なくお話いただければと思います。高津高校の教員は、生徒の進路実現のため、本気で相談に乗りますので、どうぞよろしくお願いします。
さぁ、これからどうする?Make it Kozy!話して安心、高津生!
懇談”あるある”だが、子供の進路希望について、懇談時に親も教師も初めて知ることがある。それまでは自分の心の中にしまっておき、ようやく具体の話になって初めて本音を漏らすのだ。ある意味、夏の懇談は進路実現への第一歩である。
あらそうなん? 三者で見合う 夏の午後







