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7月20日(日)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.316〜自分越えの夏〜

 本日も猛暑日だが、朝からヤンマーフィールド長居へ。金曜日に陸上部員から「試合見に来てくださいよ」と声をかけられた。予定が入っていたが、時間の許す限りと朝から男女の100mと走幅跳を観戦を観戦。

 1年女子走幅跳には、S選手が出場。順番に試技が行われていたが、部員からは予選2位通過と聞いたが、確認できず、また本人とは会えず残念。100mは、出場選手のアナウンスもあったので、わかりやすかった。トラック競技とフィールド競技の違いかもしれないが、砲丸投げや走高跳も同時進行なので、アナウンスがあれば応援しやすいなと感じた。

 2年男子100mには、T選手とK選手が出場。T選手はタイムがよかったので決勝進出の可能性があると思ったが、惜しくも進出を逃す。二人とも善徳で走る姿は素晴らしかった。

 1年女子100mには、Y選手が出場。出場組では4位だったが、14病29のタイムでなんと決勝進出!Y選手は中学時代は帰宅部で運動らしい運動はしたことがなく、高校入学して陸上部に入って、もちろん100mは初めての経験。さらに、前回の公式戦では失格のためタイム記録なし。今日が初めての公式記録だという。それで決勝進出は素晴らしい。観客席で応援している際にたまたま隣に座っていたこともあり、「校長先生も一緒にどうぞ」と日傘をさしてくれる涙ちょちょ切れる優しさの持ち主でもある。そんな相合い傘での決勝進出発表だったので喜びとともに、「決勝を控えている選手に傘を持たすわけにはいかんな」と、それ以降は私が傘を持った。

 それが功を奏したかどうかは知らぬが、決勝では力を発揮して6位。後日開催される本戦出場が決まった。陸上初心者の伸びしろに今後も大いに期待。まさに可能性は無限大だ。Make it Kozy!限界突破、高津生!

  自分越え 夏の日射しも 味方にす

 明日出場する選手たちが100%の力を発揮できるよう願っている。頑張れ、陸上部!

 また本日は、軽音楽部も視聴覚室でLAST LIVE。校内でも熱い歓声が上がっていたことだろう。夏休みも元気、高津高校!

※ミーティングの写真はPTA会長提供

2025.07.20

7月19日(土)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.315〜オールドメディアの『あがき』〜

 本日は、通常ひと月に1回、水曜日の18時15分〜19時半頃に開催する「クリエイトラボ・セミナー」を特別に土曜日に開催した。「クリエイトラボ・セミナー」は高津高校創造探究事業の一つとして、同窓会が企画運営し、様々な業種で活躍されている卒業生の方をお招きし、生徒たちに社会のことや仕事のこと、進路のことなどを語っていただける貴重な講演会である。テーマによって参加の多少はあるが、興味関心のあるテーマを選択するので、参加生徒にはすべて意義ある時間となっている。

 本日の講師、ABCアナウンサーの古川昌希氏は高津高校58期生。平日はテレビ・ラジオなど複数の番組を担当しているため土曜開催となった。テーマは「オールドメディア」。現在、若者を中心にご年配の方まで多くの方の情報源はSNSやサブスク。テレビも見ない、ラジオ聴かないという方は本当に増えている。そういう現状から「オールドメディア」と言われるテレビ・ラジオの現在を、さすがプロ、温和な人柄が滲み出る、人を引き付ける話しぶりで真面目に語っていただいた。

 私が印象に残ったのは、報道における事実確認の大変さ。例えば、「鶴橋駅で火災が起こった」との情報をキャッチした際に、それが本当に起こったのか、もしかするとデマかもしれないし、鶴橋駅ではないかもしれない、鶴橋駅だとしてもJRなのか近鉄なのか、情報源の方の勘違いも含めて、当然ながら『事実』を確認しなければならないとのこと。そのためには少なくとも消防署、警察署、jRに近鉄、大阪メトロに直接連絡しなければならない。そこまできちんと確認してからでないと放送できないということだ。朝、昼、夕方、夜と、それぞれの締切に間に合うか間に合わないかなど、時間との勝負でもある。

 もう一つは、地震などの災害や、事故などの緊急時の被害に合われた方へのインタビューでの情報収集の話。当然であるが、被害に遭われた方はその悲しみに打ちひしがれている。思い切り泣いている方もいるし、憤っている方もいるかもしれない。そのような中、その方々に報道機関の仕事とはいえ、各局の記者から何度もインタビューを受ける。各局もしっかり事実を確認し、その方々のお気持ちを伝えたいというジャーナリストとしての使命感によるものではあるが、古川さんは、ある時、これでいいのか、これはいけないと感じたという。伝えるためとはいえ、被害に遭われた方に何度も入れ替わり立ち代わりマイクを向ける、カメラを向けることが正しいことかと。

 そして、この状況を何とかしようと、今、災害時や緊急時は、その方々の悲しいお気持ちを優先し、局の壁を越えて、そういうインタビューの映像や情報を共有しようと動いているという。また、後のラジオに関する質問に対しても、「ラジオは、テレビより喋っている方の人柄が強く出る。それが良いところでもあるけれど、だからこそラジオで話すときは、より人を傷つけることのないよう意識している」とおっしゃっていた。そして、今のそういう状況を、「オールドメディアに関わる者として、一生懸命、”あがいて”います」と表現されていた。

 高津高校の卒業生としても、活躍されている一アナウンサーとしても、その心根に尊敬の念が生まれた。今の高校生はSNSを治療しているが、みんなが情報の受信者であり、発信者でもある。自身の投稿が人を傷つけないか・・・絶対に忘れてはならない。Make it Kozy!人に優しく、高津生!

  心根を 推して知るべし 昌希節  

2025.07.19

7月18日(金)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.314~地域とともに~

 昨日今日は「高津宮夏祭り」。昨日は残念ながら大雨でお神輿巡行は中止となったが、今日は晴れて本宮祭。先週は、三光神社の祭礼があり、お神輿が本校に立ち寄ってくださったが、こちらも同じく地域の大切な年中行事として厳粛に行われている。私も祭礼に参加し、玉串を奉納した。儀式の中で、何度も礼をする機会があるが、その立ったままで腰を深く折り曲げて礼をする所作を「磬折(けいせつ)」という。辞書によると、 磬 (けい) は 中国 の石でできた 楽器で、形が「へ」の字に似ているところからそう呼ぶらしい。勉強になった。

 境内の正面には、魔除けの「茅の輪」が正面に設置され、訪れた参拝者の皆さんがくぐっていく。私は斎行後に失礼したが、舞台では魔除けの「神楽」も披露されるらしい。夕方には露店も出て、おなじみの夏祭りの風景となるようだ。子供たちも楽しみにしていることだろう。

 その祭りイベントの一つ「鳳神輿」の巡行に、毎年、本校「高津キャラバン隊」(地域含むボランティア活動)として、ラグビー部員とハンドボール部員が参加している。今年も力自慢?が神輿を担いで谷町6丁目の桃園開館から道頓堀付近まで市内を回る。総勢20名ほどで交代しながら、また、地域の子供さんと一緒に「ワッショイ!ワッショイ!」「ワッショイ!ワッショイ!」と元気な声をあげながら市内を巡る。午後3時の出発式に参加し見送田が、部員たちが帰校したのは午後5時頃。休憩しながらとはいえ、なかなかハードなお手伝い。よく頑張った!

 周りに必要とされるのは、素晴らしいこと。Make it Kozy!地域に愛される学校として頑張ろう、高津高校!

  担がれる 人より担ぐ 人になる

2025.07.18

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