9月16日(火)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.347~秋?の連休~
この3連休も暑かった。13日(土)は、「科学の甲子園基礎実験講座」に6名の生徒が参加。これは10月26日(日)大阪工業大学大宮キャンパスにて開催する「科学の甲子園大阪府大会」の前哨戦のようなもの。大会のルール説明、ロボットに関する講義を受講し、実際にLEGOで組み立てたロボットの動きをプログラミングする。大学における専門的な知識を学びながら、ロボット操作の実践に活かす。大会に向けての準備だけでなく、自分たちの興味関心を形にできる良い機会だ。
14日(日)は男子バスケットボール部が、この暑いなか「ウィンターカップ」(!?)と名のつく大会の3回戦で信太高校と対戦。残念ながら46対93のスコアで敗退。顧問曰く「強かったっす」と。力の差を感じるのは悔しいが、これも現実と受け止め、次の一歩につなぐしかない。
同じ日には、サッカー部も府大会の2回戦で花園高校に3対0と快勝。見てもいないのに快勝とは勝手な物言いだが、Instagramで両顧問がマメにアップしているのに甘えているのが実情。サッカー部の次は21日(日)の茨木西戦。
ラグビー部は3年生が夏を越えて戦う数少ない競技。人数は少ないが、21日(日)の大商大高校戦は、昨年私学を倒した強いチームワークで全力でぶつかる。
各部員たちに負けじと私も昨日15日(月祝)は仕事。マイドームおおさか開催の「開成進学フェア」に出場。文理学科含む数校はプレゼンの機会をいただける。昨年同様トリをつとめさせていただいたが、ありがたいことに300人を越える中学生と保護者の方が最後まで残って高津を待っていてくださった。30分間、高津の強みと私の思いを伝えた。「話す」側からすると、いろんな場所で話をしており、「皆しっかりと理解してくれているな」とか「この話は反応が薄いな」という感覚を探りながらのプレゼン。何より「頷き」が一番嬉しい。今回は高津に憧れる中学1・2年生も多いとのことで、その期待を裏切らぬよう精進したい。生徒とともに。Make it Kozy!常に前進、高津高校!
白露など まだ先のまた 先の夢
9月13日(土)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.346~わずかな晴れ間に~
どんよりとした曇り空の下、硬式野球部の2回戦が北かわち皐ケ丘高校先攻で始まった。秋季大会は学校会場も多い中、夏の大会でも使用する久宝寺球場でできるのは良い経験。初回、先頭打者は少し詰まった難しい打球だったが、本校ショートが華麗にさばいてアウトをとる。先頭打者をきちんととるのは試合を有利に運ぶ条件の一つだ。
さっそくその裏、高津高校の攻撃が生きる。先頭がきちんと出塁し、次打者が初球を絶妙に3塁側に転がして送る。その後、ヒットと犠牲フライで初回に3点を先制する。その後も守りでは、背番号11番ながら、強いまっすぐを丁寧にコントロールして、相手を打たせて取る。3回、守備のミスが続いて1点を失うが、動揺少なく平常心で最少失点に抑えた。
攻撃は、打ち取られてもファーストベースまで全力疾走することで、相手の焦りとミスを誘う。走塁もちょっとした後逸を見逃さずスタートを切って次の塁に進む。いわゆる隙のない野球をが見てとれたし、それが積み重なって大量得点12点になったと思う。1年生も多いので、まだまだ守備も走塁も発展途上というのが私見だが、その分、でっかい伸びしろが確実にある。謙虚に取り組めば、来年夏までに必ずもっと強くなる。
3回戦の相手は私の母校今宮高校との対戦が期待されたが残念ながら母校が敗退。和泉高校との対戦となる。さぁ、次も「今できること」に集中しよう。Make it Kozy!次も突破だ、高津生!
光さす 雲の隙間に いざカッキーン!


9月12日(金)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.345~SSHの力~
過日、9月6日(土)7日(日)は、和歌山県マリーナシティの駐車場を打上競技会場として開催される「宇宙甲子園近畿大会予選(缶サット部門)」に本校生5名が出場。校内の文化祭と日程が重なるにも関わらず、自分たちの研究と実験の成果を突き詰める。
『缶サット』とは、空き缶サイズの模擬人工衛星をさし、高校生がこれも自作のモデルロケットで打ち上げ、上空での放出・降下・着地の過程を通じて、技術力・創造力を競うことで次のことを目的とする。
(1)理工系の楽しさ、面白さ、魅力などを感じてもらい、広く科学や工学への興味と関心を高めること。
(2)座学で学んだ知識について、その働きと役割を自ら実感できる体験をすること。
(3)与えられた課題だけではなく、生徒自ら課題を発見できる能力やプレゼンテーション能力を身につけること。
(4)理工系への進路選択を後押しすること。
(5)宇宙甲子園全国大会への出場推薦校を決めること。
今回の高津生の結果は、残念ながらパラシュートが開かず自由落下に。だが、設定したプログラムは正常に作動し、データの取得はできたので、解析後、無事にプレゼンテーションはできたそうだ(全国大会は出場ならず)。
本校は現在、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の第Ⅳ期3年め。第Ⅰ期から数えると18年めとなる。これまで培った経験値を活かし、他の高校や小中学校へその成果と理工系の学びの楽しさや深さを伝えるのが使命。これまで、本校主催の実験講座や研究発表会を開催しているが、すべた好評である。中には、本校での実験を終えたあと、自宅でその続きに一生懸命取り組んでいる子供たちもいる(保護者の方からの情報)。
誠に打算的で申し訳ないが、一説によると、理系と文系の平均年収をざっくり比較すると、理系が600万円、文系が500万円と100万円も違う。生涯年収(35年働くとする)で言えば3500万円も違うことになる。昨今ジェンダーフリーが叫ばれるなか、『リケジョ』という言葉はなぜか一定認知されている。誠に不思議だが、その活躍ぶりはすさまじい。高津高校にも『リケダン』『リケジョ」の原石はたくさんいる。機会を見つけて、『宇宙甲子園』など、大会に出場し、力を試してほしい。Make it Kozy!興味を学びに、気づきを深みに、高津生!
空き缶の 降下見つめて うっとりす







