11月18日(月)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.164~外部からの刺激~
本日は、第2回学校運営協議会を開催。運営協議会委員の方に授業を見学していただくとともに、第1回で示した「学校経営計画」の進捗状況等を報告し、ご意見、ご助言をいただいた。
授業見学では、「ICTが上手く活用されている」「生徒の興味を引く教材、資料を作られている」「生徒もしっかり集中していて真面目だ」と評価いただきつつも、科目で共通した教材を使用する事については、「教育の質の向上のためには必要で大切なことだが、教員の個性を失わないよう頑張ってほしい」というご意見もいただいた。「経験に関係なく、電子黒板やパソコンのスキルは目に見えて向上しているし、授業も面白い」と評価いただいた。
本校のGLHS(グローバルリーダーズ・ハイスクール)、SSH(スーパーサイエンス・ハイスクール)指定における様々な教育活動や、同窓会の支援による創造探究事業など、多様な取組も生徒に選択肢を与えるという点で、しっかり取り組んでほしいと評価いただいた。
また、専門的な立場からは、入学時の学力差による学習意欲の違いについてもお話があり、いかに学習意欲を維持、向上できるか、難しい課題ではあるが真摯に取り組んでほしいとご助言をいただいた。
高校生は、気持ち一つで一気に伸びるし、やり方一つで一気に変わることができる。高津生の「伸びしろ」を信じて、教員も努力を惜しまず、効果的なヒントを与えたい。生徒とともに、へこたれず、ひたむきに。Make it Kozy!日々新た、日々進め、高津高校!
生徒の目 光り続ける 技磨く
11月14日(木)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.163~KOZUの進路と縦のつながりと~
本日は、2年生の研究室訪問のポスター発表会。今週月曜・火曜に、2年生全員が70数班に分かれて、大学の50の研究室を訪問する。自分たちの興味ある分野に分かれて、研究室を選択し、担当の先生方から与えられた課題を夏休みに調査研究し、自分たちの最適解を導き出したうえで、訪問する。興味ある分野とはいえ、出された課題のハードルは高く、正解とは少し離れたケースもある。
本校進路指導部の教員がアポを取るが、皆さん快く引き受けてくださる。誠にありがた苦感謝する。月・火の訪問終了後、自分たちの学んだこと、気づいたことを1枚のポスターにまとめる。本日の午後は、そのポスターを基に発表する。伝える相手は2年生と先生方、さらにコメンテーターとして、大阪公立大学の丸信人教授をお招きし、専門的な立場でご覧いただく。そのうえで、後半は1年生にも発表するという。
生徒たちは、自分たちの発表はもちろん、友人の発表にも積極的に話を聞きに行き、熱心に聞いている。しっかり希望とマッチングした生徒もいるが、イメージと少し違った生徒もいる。いずれにしても、行ってみないとわからない。合えばラッキーだが、合わなくても無駄ではない。何よりも経験が大切だ。
「日本人とは」「教育制度」「教育格差」「受精」「薬」「建築」等々、テーマも多彩。その研究と訪問の成果を暑く語る姿は見ごたえがあった。やはり自分から進んで研究室を選んでいるだけあるなと感じた。1年生の前で、いい意味で先輩面を見せられれば良い。コツコツ研究する姿は、横に置いておくMake it Kozy!頑張れ、高津生!
気づきあり 自分の言葉で 語る彼
休憩にグラウンドに出ると、3年生が全員グラウンドで固まっている。聞くと、卒業アルバムの写真を撮影しているという。横から見ても、ゴチャゴチャしているだけに見えるが、実は上から見ると何やら一文字に!?出来上がりは卒業アルバムが完成してからのお楽しみ。うまくいった!の声が聞こえてきたので、実に楽しみだ。
1年生は、当然ながら、2年生の発表を見て刺激を受けたようだ。これからの伸びしろだけは誰にも譲らない・・・と、2年生を脅かす存在をめざしてほしい。1年には1年の武器があるにちがいない。機会を逃さずに。頑張れ、高津生!
先輩の 今日見たあの目を 忘れない
11月12日(火)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.162~熱いまなざし~
本日は、昨日に引き続き、2年生約80名が大学の研究室訪問へ向かう。1班5~8名の生徒たちが、自分の興味関心のある大学で学びたい分野を選択し、その分野の研究室に、本校教員がアポを取り、高津生の知的好奇心、探究心を受け止めてくれる。本校教員の熱き進路指導の賜物であり、受け入れてくださる各研究室の先生方の懐の深さに恐れ入る。生徒たちの態度によっては、来年からはお断りと言われても仕方がないのだが、生徒たちは生徒たちで、その部分はしっかり理解しており、先生方から与えられた、少々ハードルの高い課題もチームでクリアする。だからこそ、訪問する意義がある。
すでに昨日訪問したチームは、本日は教室で一生懸命発表するポスターを制作している。人に伝えることで、自分の理解も深まるし、そもそもきちんと伝わるかも考える価値がある。明後日14日(木)のポスター発表会では、学びに対する熱い想いが体育館いっぱいに溢れることを期待する。
さて、1年生はというと、6限の公開授業と、放課後は保護者集会を開催。約170名の保護者の方が来校し、視聴覚室はいっぱい。私の挨拶も、そのお子さんを想う熱いまなざしにいい意味の緊張感がある。私からは、現1年生とともに高津高校に『入学』して半年以上が経ち、感じたことを述べさせていただいた。オンとオフの切り替えの素晴らしいことや、たくさんの教育活動の選択肢があり、企業や大学、卒業生など外部の方と接する機会が多いので、ぜひ自分から積極的にそういう機会を求めるよう、ご家庭でも声掛けをお願いしたいと伝えた。
学年主任と進路指導部長からは、スマホ依存の解消、今後の進路指導の流れなど、その大切な話に、保護者の皆様も耳を傾けるというレベルではなく、瞬き厳禁並みに集中して聞いておられた。せっかくお越しいただいたのだから、何かヒントを持って帰っていただければと願う。
おかげさまで、メモを取る姿も多く、肝心な親子の会話をイメージしてホッとした。ぜひ、進路の話をきっかけに、様々な会話を楽しんでいただきたい。
夢遥か 今日は親子で 想像す