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4月5日(金)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.5~もう会えた!~

 本日は、入学式前にして学力診断調査。新入生が登校して午前中にテストを受ける。

 一段落した昼休み、グラウンドそばにいくつかあるベンチが新入生で埋まっている。皆、お弁当持参に横並びで楽しく食べている。ちょっと様子を見ようと、それとなく近寄る。と、そのうちの一人が「何か校長先生、変わったらしいで。東から来たんやって。」と発言。(ん?それはまさに私のことではないか)。「えっ?東ってどこ?」などと会話が続きそうなので、こんなところでいきなり余計な発言が出るのも不安なので、こちらから口火を切る。「もしかして、今、僕のこと喋ってた?」と言うと、皆一斉に私の名札を確認し、「え、校長先生ですか?」と驚く。「そやで。東高校から来ました。よろしく!」「よろしくお願いします!」と、自然な反応が嬉しい。「テストはどうやった?」「難し過ぎました」「最初やからそうかもしれんな。これからが勝負やな、部活には入るの?」「はい、運動部に入ります」と、まだ決めてはいないが、入部する事だけは確からしい。充実した高校生活を送るためにも、ぜひ入部を勧める。

 隣のベンチでは、向い合わせで、こちらもすでに仲良くなって話が弾んでいる。箸が転んでも笑える年頃らしく、笑いが止まらぬようだ。対面で笑い合えるのは良いことだと思っているが、私たちの想像以上に、彼ら彼女らは合格直後からSNSで繋がっているらしい。対面はある意味友人関係の仕上げなのかもしれない。

  今どきの 初めましては ちと早い

 玄関入ってすぐに、お知らせや案内用のモニターが設置されている。明日は、硬式野球部の春季大会1回戦。会議のため、観戦はできないが、頑張ってほしい!頑張れ、高津生!

2024.04.08

4月4日(木)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.4~卵は大切に~

 今日は午後から校長会総会。年度始めの大切な会にも関わらず、準備もままならず。さらに学校では、職員会議もあり、早速の私の役目も果たさねばならぬ。言い訳満載の仕事ぶりに自己肯定感が下がりつつも、周りの方々に助けられつつ、時が過ぎる。

 力及ばずの校長を横目に、校務の主体は若き教員集団。概ね例年の流れに身を任せるが、生徒のこととなると話は変わる。一人ひとり丁寧に情報を共有する。事情を抱えた生徒に不利が生じないように全員で気を配る。細かな疑問にも反応し、確認する。「自由と創造」の名の元に、齟齬があっては高津の名がすたる。

 先生方一人ひとりの、環境や経緯もあるが、一人の生徒に対する想いに差はない。

 数ある高等学校の中から高津高校を選んでくれた生徒。想いをぶつけるに不足はない。

  迎えるは 未来の卵 割らぬよう 殻を破るは 自らの手で

2024.04.08

4月3日(水)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.3~日新日進~

 高津高校の『校是』、「日新日進」。『にっしんにっしん』と読む。校風の「自由と創造」とともに、初代三澤糾、二代羽生隆の両校長を建学の柱とし、これまで100年以上の歴史において発展してきた。

 昨日、『校風』について述べたが、本日は『校是』。よく聞く『校訓』とは似て非なり。『校訓』が、各学校が教育目標や教育方針・指針をあらわしたものであるのに比べ、『校是』は、さらに根っこにある学校設立の根本精神のこと。とにかく何事も大仰だと感じるが、それも悪くない。どうせ語るなら、大上段に構えて思い切り言い切った方が良い結果が期待できる。結果的に大ほら吹きになったとて、大概は謝れば命まで取られない。

 その『校是』である「日新日進」には、文句なしに惚れた。日に新たに、日に進むと、その読みまでは正確にわからぬが、私自身のモットーの一つである「昨日の自分に負けるな」と共通する『校是』である。昨今、時代の変化もすこぶる早く、どこの企業においても、「現状維持は停滞」は当たり前のフレーズになっている。学校とて同じ。ICTを活用せよ、と言われて久しいが、とっくの昔に生徒は使いこなしている。昭和ゴリラも、アナログを恋しく思いつつも、一本指で懸命にタイプを叩いている。

 古くは100年以上前の『校風』『校是』も、令和のこの世に誇り高く宣言できる、至極新鮮な言葉であると身に染みる。

  明日もまた どう生きるかと 問い続け

2024.04.08

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