4月24日(水)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.21〜近江大津春の陣其の一〜
曇天至極、今にも雨粒落下しそうな空。にもかかわらず落ちてこぬは高津生の日々の精進たるゆえか、はたまた絶校長(絶好調)の激しい思い込みゆえか。いずれにしても、高津宮に見守られ、恵まれての出陣。
大津と言えば、私の最大の推し時代小説家、今村翔吾氏の出身地であり、彼の直木賞受賞作『塞王の盾』の舞台。決して崩れない、崩されない石垣を盾とする石垣職人「穴太衆(あのうしゅう)」とそれを突き破らんとする鉄砲職人「国友衆(くにともしゅう)」との対決を軸に、戦国における人間の生き方を今に通ずるものとして描いた傑作である。
話はずれたが、今回「学習合宿」として出陣し、学習方法や学業に取り組む姿勢を学ぶことはもとより、クラス・学年の親睦をより深めること、人を人として認め合いつつ、良きライバルとして競い合い、本当の友情を形にすることで、人間力の向上を期待したい。
高津から 大津へ向かう 春の陣

2024.04.24
4月23日(火)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.20~さにあらず~
小雨止む朝、右手に立て看板を持ち、左手には折り畳み傘を持って正門に向かう。いつもの通り、賑やかな生徒たち。「グッモーニン!」も板についてきたが、私の「グッモーニン!」には答えずに通りすぎた後、もう一人の先生に「おはようございます!」と言う生徒がいた。
気分次第なので、悪くはないが、一言欲しいなぁ。挨拶は強制するものではないし、朝の爽やかな空気を壊したくもないので、楽しく会話ができればそれでよい。今日がダメならまた明日。元気に会話しよう!
それよりも、今朝気になったのはある服装。私服なので基本自由なのだが、だからといって公道を歩いて学校に通う高津生である限り、「何でも良い」にも許容範囲があるのではないか。やはりスカートの下にジャージを履くのはちょっと違う気がする。暑い寒いで議論するなら、他にも方法はある。「自由」にも少々議論が必要か。ダメではないけど、良くはないという感覚。「悪くない」を選ぶより、「より良く」を選ぶべきでは?ゆっくり話そう、高津生!
さもありなん 昭和ゴリラは さにあらず
さて、明日から大津で1年学習合宿。初めての行事にワクワクしている。未来のために良い時間を共有しよう!Make it Kozy!高津生!
2024.04.23
4月22日(月)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.19~本気でグローバル!~
始業式から二週間が経つが、正直まだ二週間!?という感じである。会議も多く、教頭先生にいろいろとこれまでの高津高校のシステムや様子を伺いつつ、先生を一人ひとり掴まえてはさらに深く聞き、昼休みや放課後は、生徒の会話を邪魔して、高津の良いところや課題、要望を聞きしていたので、何やかんやと忙しく、一方で、校長としての校外の会議や出張に出掛けていたので、感覚的には一ヶ月ほど経ったような気がしているのだが、いやいや、あらためて周りを見渡すと、満開の桜が散ったくらいで、それほど変わった様子はない。
しかしながら、たった二週間で生徒たちとの距離は相当近づいた。コロナ禍とは異なり、生徒の表情が見えること、生徒に尋ねると何でも快く答えてくれること。また、それだけ自分たちの取組を知ってほしいという気持ちを感じることが大きい。
先週、プライベートトライアルとして始めた「グッモーニン!」も、何も説明なしで強引に声をかけた割には約2割の生徒が笑顔で「グッモーニン!」と返してくれた。十分だ。そして、これに味を占めた昭和ゴリラは、本日から本格的に行こうと、正門前に「立て看板」を立てた。要は、4月末までは『英語』で、5月からは『中国語』で挨拶しよう!と誠に勝手な条件をつけたのである。
すると、どうだ!?何と今日は、看板を見た後、約7割の生徒が、照れながらも、笑いながら「グッモーニン!」と返してくれたではないか!いいね、高津生!と、思わず褒めた。正直、「グッモーニン!」に戸惑っていては、グローバルなど程遠い。この即興力は素晴らしい!おまけに素晴らしい発音の生徒もたくさんいるではないか!私の理想の「日本一ポジティブな学校」に一歩、いや、今朝は一気に十歩は進んだ感がある。
ちなみに明後日から1年学習合宿の付き添いのため、2、3年生は明日のみ。だが、1年生は、琵琶湖のほとりという素晴らしい環境が待っているので、開放感もあり、最高の「グッモーニン!」が期待できる。
ちなみに来週は、中国語で「早上好!(ザオシャン ハオ!)」さてさて、生徒たちのグローバルスタンダードをどこまで上げられるか。楽しみで仕方がない。高津らしく行こうぜ!Make it Kozy!高津生!
言うとくよ 殻破るなら 早めにね

2024.04.22