7月23日（水）校長ブログ「Make it Kozy！」vol.317～韓国大学生より～

　本日、韓国の慶尚国立大学情報統計学科に在籍する４名の大学生が高津高校を訪問し、「韓国と日本における日常的な体育活動および生涯スポーツの実態比較分析」の研究を実践しており、日本の高校の体育やスポーツ活動の実際について見学し、インタビューさせてほしいということだ。

　韓国の新大統領、李在明（イ・ジェミョン）氏が、現在の高校教育について、進学・受験に偏っているとして、高校の部活動の充実を検討しているそうで、日本の部活動の「成功」の実態調査のため、高津高校を訪問したという。大学生の話では、実際に高いレベルでの進学が最大目標で、勉強に関するストレスは非常に大きく、スポーツに興じる時間があれば勉強せよという空気らしい。日本では、多様な運動系の部活動が盛んであり、また、大学進学意識も高いということで、その文武両道について、日本の高校生がどうとらえているかを知りたいとのこと。

　来校が16時過ぎていたため、活動している部活動も少なかったが、ダンス部、陸上部、野球部、女子バスケットボール部、バドミントン部と、活動の様子を見学するとともに、各部員に上記についてインタビューしてくれた。驚いたのは、皆が皆、「部活動をやっているから、勉強も頑張ろうと思える」「時間が限られるので、部活動も勉強も効率よく頑張ろうという意識が芽生える」など、肯定的な回答ばかりだった。さすが高津生、というばかり。中には、３年生で「部活のある日は10時間、部活のない日は14時間勉強してきた」という。ある時もない時も変わらず頑張るとは、551の豚まんに左右される大阪人とは思えぬ心掛けに恐れ入る。

　日本の高校生がみんなそうではないだろうが、高津生の回答を聞いた韓国の学生も「日本は素晴らしい！」と驚き、感心していた。ぜひぜひ帰国後は、高津生の良いところとして伝えてほしいと思う。文武両道の強い意識に天晴れ。Make it Kozy！頑張れ、高津生！

　　文武との　コントロールに　自信あり

　さて、今週末の土日は、難波宮跡公園で、「なノにわの夏祭り」が開催される。私も大阪府庁別館内の教育庁の各部署に会議や報告、書類提出に自転車で行くことが多く、その『なノにわ』のそばをよく通る。最近は、猛暑の中、外国人の方も多く、顔をしかめながらも大阪城とその周辺を楽しんでいる。26日（土）12時からと15時からの２回、そのステージで高津高校ダンス部が元気な姿を披露する。お時間のある方は、どこに行っても暑いのは暑いので、ぜひエネルギッシュなダンスを見てやってください。