7月25日(金)校長ブログ「Make it Kozy!」vpi.318~ノスタルジーに浸る~
昨日今日は、日本三大祭りの一つと言われる「天神祭」。華やかで元気な祭りで、船渡御や花火はやはり見映えも良いし、夏の風物詩として絵になる風景だ。夕方の鶴橋駅にも浴衣姿の方がちらほら見られ、皆さんワクワクする気持ちが表情に現れている。
ただ、正直規模が大きすぎて、人混みも多く、個人的には慣れ親しんだ地元の祭りに気持ちが傾く。さらに今年は還暦を迎えての幼少回帰ということで、十数年ぶりに幼少期から大学時代を過ごした、もと地元の生根神社の夏祭りに行ってきた。
ここの祭りは、地域の祭りとしては意外と大きく、また、実は知る人ぞ知る、日本に唯一現存する『だいがく』という櫓(写真参照)を公開することから『だいがく祭り』として親しまれている。露店の光が見えるとともに、「えいや~さ~だ~!」「え~さ~だ~!」という声が聞こえてきて、一気に子供の頃のワクワクが蘇ってくる。
焼トウモロコシにベビーカステラは以前と変わらぬが、綿菓子はカップに入って食べやすくなっている。金魚すくいはエビすくいやカニすくい、アヒル人形すくいになっている。たこ焼き屋はなく、唐揚げ屋が増えた。ここに来たら必ず食べる、一か所にしかない「揚げまんじゅう」の店を求めて向かう。少し場所はずれていたがあった。昔は1個100円だったが、今は150円。それでも600円するりんご飴より相当安い。が、お客さんの行列を見ると、50mは続いている。ざっと見積もって120名、購入までに40分はかかりそうだ。店員さんは店員さんで必死で揚げているが追いついていない。「揚げまんじゅう」用のプレートの横には「ドーナツ」が30個ほど置いてあるが、売れているのは「揚げまんじゅう」ばかり。昔は並んでいても10人ほどだったので、何やら応援していた歌手がメジャーになったような親心も生まれたが、40分も待って購入するほどの気合もなかったので、おいしそうに食べる若者を横に見ながら帰途についた。
本日は、会議会議の連続で一日が終了。こういう日も含めてのせわしない毎日とは少し違った喧騒に触れ、ノスタルジーに浸りつつ、また明日から頑張ろ、と思えた。
だいがくの 美声?に酔いて 夏深し








