4月25日(金)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.256〜創立記念日〜
本日は、高津高校創立記念日。大正7(1918)年、大阪第11中学校として創立、今年で107年目を迎える。創立の翌年、「高津中学校」と改称され、戦後、昭和23(1948)年の学制改革により新制高等学校「高津高等学校」となる。男女共学もこの頃からである。
現在の校風・校是「自由と創造」「日新日進」は、初代校長と2代校長が提唱したもので、創立以来、継承されてきたものである。当時から国際的な視点にたち、英語教育に力を入れていたと聞き、その先見の妙に畏れ入る。
昨年赴任してからも、同窓会をはじめ、たくさんの卒業生の方と接し、高津高校に対する愛情をひしひしと感じている次第であり、現在も本校の教育活動にご協力、ご支援いただいていることに心から感謝しています。また、母校の部活動の公式戦や発表会にも精力的に駆けつけてきてくださっていることも誠にありがたいことと感じています。
その高津高校の創立記念日に、奇しくも昭和25年春に高津高校に入学された方(私の計算では御年90歳)からお手紙が届いた。その方は、「昭和24年に高津高校野球部が甲子園出場を果たしたことで、当時の先生から声がかかったが、ご家庭の事情で高校入学を断念せざるを得ない状況だった。ところがある日、その先生が家に来て父親を説得してくれたおかげで入学することができた。三年間甲子園をめざし、2年時に準決勝まで進んだが、浪商高校(現大体大浪商高校)に敗れ夢は果たせなかった。」と当時の思い出を熱く語られたうえで、手紙の趣旨は、「その野球部の先生、大恩人の写真が手元にないので、あればぜひ見せていただきたい」というものであった。何とも心揺さぶられるお手紙である。さっそくお電話して、90歳とは思えぬ元気なお声を聞かせていただいた。「今でも、健在の者で、『Zoomの会』として同窓会をしています」とのこと。誠に嬉しい限りである。「写真を探すのでしばらくお時間ください」と伝えたが、あらためて、高津高校107年めの創立記念日を迎え、つくづく伝統の重みを感じた次第。
現役生も負けてはならぬ。Make it Kozy!母校を愛す、高津生!
春陽の 100年越えの 高津愛







