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4月22日(火)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.253〜琵琶湖のほとりで〜

 本日から3日間、1年生は学習合宿。滋賀県琵琶湖のほとり、大津プリンスホテルにて、学習中心の2泊3日を過ごす。朝、JR阪和線の遅延もあり、時間通りの集合が危ぶまれたが、皆きっちりと集合。順にバスに乗り込み、たくさんの教員に見送られて出発。

 道中、大きな渋滞もなく、およそ予定通りの時間に大津サービスエリアに到着。トイレ休憩とはいえ、眺めの良い景色をバックに写真撮影する生徒もいる。テンションは少々高めだが、皆、高津生らしく、場をわきまえての行動。時間通りにバスに戻り、約20分後には大津プリンスホテルに到着した。

 ホテル到着間際は、「えー、めちゃでかい」「このホテル泊まるん?」と口々に喜びの声が。あらためてホテルの立派さを実感しつつ、全体会場に集合し、開講式。挨拶で、3年後共通テストを見据え、こういう大きな会場で学ぶこと、受験は団体戦であるということ、人生は逆算すべきであるということ、明日の確認テストでは全員で100点を取るということ、そして、学年全体の絆を深めることを伝えた。

 生徒代表からの「充実した3日間にしましょう!」との言葉に続き、ホテル主担当と当ホテルに勤務する高津高校卒業生の女性スタッフの方からもエールを頂戴した。「ワイワイと賑やかな状況から、校長先生が前にたった瞬間、前方に集中する、そういうところは高津の良き伝統です、との嬉しいお褒めの言葉に加え、夢や目標を持ってほしい、高津でしか味わえない経験をしてほしい、と熱く語っていただいた。

 昼食のおいしいホテルカレーをいただいたあとは、いよいよ国数英の学習開始。昨年は、学校の長としての引率だったが、今年は国語の講義もお願いしますと言われ、表面上は仕方なくだが、実は10年ぶりの教壇にワクワクしながら向かった。入室すると、全員が拍手で迎えてくれたので、こちらもテンションが上がる。「人生は逆算」の詳細と自己紹介を済ませ、いざ、漢文講座に。共通テスト「国語」では、漢文分野の配点は45点もある事実、勉強すれば確実に点を取れる分野であることを伝えると、目の色が変わったようだ。

 自分の漢文の理解度について挙手させると、7割が10名程度、5割が25名程度、3割が5名程度であった。それを踏まえたうえで、早速実践。躓くところはだいたい同じ。「今日はたくさん間違う日」と名付けて取り組む。『間違いの共有』は、間違いのハードルを下げること、他の者も同じ間違いをするのだという安心感が芽生える。ただ、たくさん間違っても良いが、『同じ過ちはしない』という大切なルールがある。前半の問題で共有した部分については何が何でも間違ってはいけない、と伝えると、全員がクリア。結果、漢文理解度については、35名ほどが7割以上に手を挙げた。さらに明日に期待!

 終了間際、「あと2分ほどで終わりなので・・・」と言うと、皆が「えっ?もう終わり?」という声と驚きの表情・・・。実は現場の教員として理想の授業はこの言葉。あっという間に時間が過ぎるのは集中できていた証左。現役時代はコソッとほくそ笑んでいたが、今日ははっきりと「そう!その顔が私の理想!嬉しいねぇ!」と素直に伝えた。最後にも拍手をいただき、感謝!授業は一緒に作るもの。ありがとう!明日もよろしく!

 素晴らしい環境で学ぶ良き時間。実に、深い意義のある時間を過ごしている。Make it Kozy!伸びるぞ、高津生!

  春の風 伸びしろさらに 加速する その大きさは 琵琶湖に負けず

 学習後のHRの時間は、頑張った分、思い切りはしゃいでいた。これもオンとオフのメリハリ。いいね、高津生!


2025.04.22

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