10月29日(火)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.153~今日も授業だ!~
毎日、予定の隙間を見つけて授業見学をしているが、今週は、いつもより出張会議も少なく、14時間の授業を見学する予定。もちろん授業見学以外の予定もみっちり詰まっているが、ほとんどの先生方は、週あたり16時間から18時間の授業を行っている。その教材研究に充てる時間や生徒との面談、校務運営にかかる各分掌や委員会の会議や打ち合わせ、加えて部活動指導と、世間で騒がれている通り、教員の業務は溢れかえっている。そんな先生方に比べれば、見学することなど朝飯前・・・と言いたいのは山々だが、昨日のブログに書いたとおり、生徒の座席に座ると、一瞬にして「老けた高校生」を演じる?ことになるので、順番が来たら答えねばならない。嫌なら、後ろで立って見学すればよいのだが、そのスリルも醍醐味なので、仕方がない。
ということで、本日は1年「数学」3年「日本史探究」3年「言語探究」1年「総合英語」の4つを見学。「数学」は、2次方程式の多項式。代入のコツを覚えれば無理なく解ける問題で、担当の先生のポイントを押さえた説明に生徒たちはよく理解できていたようだ。
「日本史探究」は、どちらかというと世界史に関わる満州と韓国について、1900年初期の日本とイギリス、ロシア、フランスとの関係性が大きく影響するという話題。担当の先生が、適宜、復習を取り入れつつ、着実に知識を蓄える。
「言語探究」は、共通テストの「漢文」の過去問に挑戦。選択肢があるがゆえに、生徒たちは余計に迷う。たいがいは、5つある選択肢のうち、2肢は一瞬で消去できるのだが、難しい問題はそうもいかない。概ね正しいような解答ばかりに、生徒たちも悩む。問題を解く練習というのは、答えを知ってそれで終わり、ではなく、正解にたどり着く思考の流れ、あるいは、なぜ自分が間違った解にたどり着いたのかという思考の経緯を確認することが大切だ。担当の先生が、生徒になり切って、思考の動きを解説する。
午後は、「総合英語」。別の先生が教えていたテキストを見て、「老けた高校生」はわかったような気になる。ふと気が付くと、生徒が「前」とか「左」とつぶやいている。ん?どこかで経験したような空気だな、と思っていたら、昨日と同じ順番決めやないかい⁉昨日は2年生だったので、手慣れた先生いじりに納得したが、今日は1年生もいじってくるか?と、実は先日学んだ教材だったので、今日はそれほどの緊張感はなかった。
結局、隣の男子生徒とのペアで音読だけに終わったが、これも優しい生徒で実に楽しかった。「老けた高校生」もまんざらではない。だからというわけではないが、人間一生勉強だ。高校生は、今こそ勉強だ。Make it Kozy!知識を蓄えよう、高津生!
当てられて 生徒の気持ちが 丸わかり
報告が遅くなったが、27日(日)開催の「科学の甲子園」で本校性が7位入賞とのこと。レベルの高い発表会での入賞おめでとう!さらに高みをめざして頑張ろう!