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7月16日(火)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.82~学習状況リサーチ3年生編~

 諸般の事情があり、今週いっぱいは後ろ髪を引かれつつ学校には不在。生徒にも教職員にも会えぬ。無論、生徒の活動に接することができないので、その様子をお伝えすることはできないが、そんな時こそ、アンケートやリサーチによる高津生の傾向をお伝えする良い機会だと捉えたい。ただ、あくまでも数字から見える傾向であるので、全体がそうだというわけではない。そこは生徒本人も、保護者の方も、それこそ教職員も洗脳されないようにしていただきたい。

 府内文理学科、GLHS(グローバルリーダーズハイスクール)では、全校ベネッセによるスタディーサポートを実施している。もちろん、各教科の点数、偏差値が気になるところであるが、単に得意、不得意、勉強時間の多寡でその数値が上がったり下がったりするのではない。重要なのは、点数そのものだけでなく、「学習状況リサーチ」の結果だと考えるのは私だけではない

。実際、模試の後に約40分をかけて、リサーチの問いに答えるのだが、生徒が気にするのは、科目の点数や偏差値に偏りがちで、リサーチ結果のその先にまで関心が向いていないようである。ところが、実は、その結果を見ると、生徒の家庭での勉強時間、勉強の開始時間などから、学習に対して取り組む姿勢であったり、教科に対する考え方であったり、少々大げさだが、生徒本人の現在の生き方、生き様ともいえる姿が見えてくるのである。

 せっかくなので、今週は生徒の様子はさておき、私の個人的な見方に過ぎぬやもしれぬが、学習状況リサーチ結果から見た、これからの学習への取組み方や一日の過ごし方など、少し改善すればひょっとすると成績向上に結びつく可能性のある点について述べたいと思う。

 本日は、現3年生の傾向を。なお、何度も言うが、あくまでも傾向であり、各個人の理解はそれぞれ自分を見つめなおすことである。

 現時点で第1志望の大学が決定している割合が比較的多く、それ自体はとても良い傾向だが、そのあとの問い「進路実現に向けての不安や悩み」において、「試験に向けて何をすればよいのかわからない」「進路実現に向けた勉強の仕方がわからない」という不安や悩みが多いのは気になる。試行錯誤も大事だが、やはり、何をすべきかを早めに明確にすべきだ。別の質問「成績を伸ばしたいが方法がわからずに悩む」の回答率も高くなっているので、ぜひ第1志望に照準を合わせて、得意分野を伸ばすのか苦手分野を克服するのかという点だけでもしっかり計画を立てることをお勧めする。

 教科・科目別で目立つのが、特に古典・数学・英語の「予習をしない」割合の多さ。約70%、約50%、約60%の高津生が予習をしていないという。一方で、復習については、他校と同様の割合の生徒がしっかりと行っている。ただ、各成績の理解度を問う質問については、一定理解できているという結果になっている。「予習」がどこまで個人の成績に関わっているかまでは分析できぬが、今伸び悩んでいる生徒は、予習に力を入れるのもありかもしれない。

 予習・復習のどちらに力を入れるかは、それぞれの脳の個性によるところもあるが、高津生は、わからない問題をわかるまで粘り強く取り組む姿勢を身に着けていることは確かだ。また、塾や予備校に通っている割合も低く、英語で、疑問点は先生や友人に質問し、解決する」と答えた割合が多いなど、校外よりも学校を頼っている一面が見える。学校を信頼してくれている割合が多いのは嬉しいが、最終的には「己」の力で突破することに変わりはない。目標を定めて、挑戦あるのみ、高津生!Mkae it Kozy!

  我が弱み 強みとともに 克服す 

2024.07.16

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