2025.12.04
12月4日(木)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.409~大事な心構え~
先週は、新入生の部活動入部により、放課後がさらに活気づいたと書いたが、その一方で、新入部員のない部活動もちらほら。
1階奥にある美術室を訪れると、二人の部員がいて、うち一人がアクリルで絵を書き始めている。「新入部員は?」と聞くと、当日は油絵体験の日だが、参加者はいないと言う。体験日は数日設定しており、その日までには数名が参加しているが、まだ入部には至っていないとのこと。
「君の描いた絵はどれ?」と聞くと、何号かは知らぬが、結構大きな「クリームソーダ」の絵を指さす。素人目だが、なかなかのクオリティ。ソーダの上のクリームの固さやソーダ内の氷の様子などが上手く描かれている。
余談だが、私も中学・高校時代は、「美術」を選択したし、手塚治や石森章太郎(晩年は石ノ森)、藤子不二雄やちばてつや、また、「トキワ荘」の青春に憧れて、Gペンや丸ペン、烏口など本格的な道具をコツコツ買い揃え、野球部友人と部活動が終わったあとに、『漫研』を名乗って夜な夜な漫画を描いていた経験がある。絵やデザインには少々関心があるので、美術部員が少ないのは気がかりだ。確かに大作を求めると膨大な時間が必要だが、描いている時間は集中できるし、嫌なことも忘れられる。完成した時の達成感も味わえる。
また、たとえ絵が描けなくとも、絵に囲まれた空間というのは実に贅沢である。まだどこにも入部していない新入生は、絵画鑑賞としての新しい居場所の一つとして考えてみてはどうか。そうすれば、自分の新たな扉を開けるかもしれない。Make it Kozy!欲張りな時間を、高津生!
一筆で 心に虹が 架かります
1年生は、明日から学習合宿。こつこつ勉強、しっかり絆!