6月13日(木)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.60~スマホはトホホ~
本日、7限のHR。1年生は、臨時学年集会を開催。7月初旬に実施する、「職場体験学習」を前に、社会人経験のある担任が、髪型・服装について、TPOに応じた振る舞いをするよう指導。高津高校の「校風」である『自由と創造』をついつい都合よく解釈し、「なんでもあり」とこじつける個人もいる。一定のルールはなくとも、世界が高津高校だけで回っているわけではない。もっと大きな社会という場所で人と接する限り、「郷に入っては郷に従う」という潔さも必要である。
「職場体験学習」は、1年生5~6名を1班として、63社の企業にお邪魔する。企業側としては、心の奥底には、うちの会社で活躍してくれればという思いがないことはないと思うが、まだまだ未熟な高校1年生を。快く数時間引き受けてくれる度量に本当に感謝である。社員さんへのインタビューなどをとおして、「働くこと」をしっかりと考える時間にせよという意図である。ともすれば、志望大学に合格することのみが目標となりがちな3年間だが、その先に必ず社会に出て働く、人とチームで過ごすという、極当たり前のことを想像しておかねばならない。「個性」を表現して自分を表に出すことも必要だが、時には「自分を(コロスというのは嫌なので)抑えることも大切だ。よーく考えよう、高津生。
「職業体験学習」の話の後は、入学して2か月が経った現在、この79期生の意識や生活はどんなものか、アンケートを見た学年主任が、「これはやばし!」と、慌てて学年集会を開いたのが本音のところ。「東大・京大・阪大・神大」の難関大学をめざしている割合が多いことをGood!と褒めはするが、さて実際そこにホンマにたどり着けるのかと不安になる要素もチラリ、家庭での学習習慣の定着率の低さにスマホの使用時間の多さは、かなり厳しい。昨日のブログに関係するが、スマホの時間の半分でも読書に充てればどれだけ読解力がつくか。平等に与えられた時間をどう使うかが、何よりも考えるべきところ。
学年主任は、とにかく目の前の「第2中間考査」を頑張ろう!とわかりやすい話で締めくくった。鏡を見て、今の自分を振り返ろう。カガミハウソツカナイ。鏡の奥から声が聞こえてきそうである。Make it Kozy!時は戻せない、時間と可能性を自ら捨てるな。頑張れ、高津生!
気がつけば 3時間経ち トホホかな トホホトホホで また日が終わる?