4月25日(木)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.28〜近江大津の陣其の八〜
午前中は昨日に続いて、しっかり授業を受けた後、自習時間+質問タイム。各学習部屋で自習しつつ、全体会場では、各教科の先生が机を並べて待機している。きちんと理解できなかった部分については、即質問に行き、早めに解決している。わからないことをわからないまま置いておくと、それが溜まりに溜まって追いつけなくなる。生徒もそれをよくわかっていて、積極的に質問していた。
琵琶湖畔の素晴らしい景色と昼食えリフレッシュしたあとは、さらに授業が押し寄せる。生徒曰く、「なんかよくわからなくなってきました・・・」らしい。いやいや、ここまでとことんやると、いわゆるゾーンに入り、何やら凄い感覚になっているのではないか。頑張れ、高津生!
夕食前に2度めの質問タイムを設けたが、私も国語教師の端くれ。質問に対応しようと待ち構えていたが、そもそも私が国語教師であることを生徒は知らない。そこで、会場をうろつき、「漢文大丈夫か?」「わからんかったら聞いてくれたらええよ」と匂わすが、「いえ、大丈夫です」「何とか・・・」と相手にしてくれず。皆、夕食後の確認テストに備えて、私の相手をしている場合ではないようだ。全体を見回すと、概ね英語か数学の勉強をしていて、国語のプリントに取り組んでいる生徒は少ない。まぁ、それぞれが自分の位目の力を発揮できればそれで良し。
夕食後の「確認テスト」は圧巻。大勢の生徒が一斉に机上のテストに向かう姿は、まさに3年後の共通テスト会場を彷彿させる。彼らにはまだイメージはないだろうが、今後取り組む中で、イメージと現実が一致してくるのだろう。
それにしても、生徒たちの取り組む姿を見ていると、あらためて彼らが勉強の必要性を理解していることがよくわかる。「勉強」を好きか嫌いかで判断するというのは、やはりレベルが低く、好き嫌いではなく、自分の自己実現や進路実現のために必要かどうか、嫌々取り組むのではなく、積極的に取り組むかどうかがポイントだと、彼らを見ていると実感する。今の目標がどこにあるかは知らぬが、誰に言われるのでもなく、彼らが彼らの人生をつかむために、「勉強」は避けられないものと十分に認識していることは確かだ。そういう点で、この二日間の取り組みは確実に彼らにとって有意義なものであったと断言できる。
今を大切に、そして、今を次につなげよう!Make it Kozy!高津生!
緊張を 集中に変え したり顔