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7月26日(金)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.92~正々堂々、動と静~

 1年生はこの3日間、3クラスずつに分かれて実施した、終日英語漬けの「KITEC基礎編」を終え、本日は、希望制による「KITEC応用編」。レベルが上がって、講師の語り口調も速くなるし、参加した生徒たちも流暢に応える。語学力アップで自分磨き。好きになれば、もっと話せるし、もっと話したくなる。頑張れ、1年生!

 一方、2・3年生は、自習に補習。特別教室では受験のための補習に先生方も熱心に対応する。図書館やいくつかのHR教室を自習室として開放。生徒たちも自覚を持って静かに利用する。授業で決まった内容を学習するのも大切だが、この時期、主体的に、自分が学ぶべき内容を選択、あるいは自分に課して取り組むことはより大事である。

 理科の教室では、創造探究「LCⅡ」の研究や話し合いに取り組む生徒たちもいる。すべての部屋に「強制」されている空気はなく、皆の「意欲」で空気が形成されている。

 体育館では、昨日は自主練しか見られなかった女子バレーボール部が、元気に全体練習をしている。自主練も集中力を感じて良いが、やっぱりチームで頑張  るムードはより良い。隣では、男子バスケットボール部が自主的にシュート練習に励んでいる。今回、シュートが決まる決まらないにかかわらず、ネットでボールを回収し、ボールが飛び出してプレーヤーに送ってくれるマシンを初めて見た(写真なし、謝)。こんなマシンがあるのか!と驚いたが、考えてみると、これまで50年近く野球に触れ、ピッチングマシンを相手にバッティングしていたことに気づく・・・これもおんなじ仕組みやないかい!人の生きる社会の何と狭いことよ・・・反省。

 というわけで、開会式に先立ちサッカーで始まったパリオリンピックだが、まだまだ熱いムードは感じない。それより昨日の帰り頃、JR環状線「鶴橋」駅では、天神祭に向かう浴衣姿の方々でホームがいっぱい。人それぞれ、単に暑いだけでなく、皆さんにとって熱い熱い夏になりますように。Make it Kozy!いい夏休みを、高津生!

  動と静 どちらも心は 燃えている

 余談だが、現在高3の甥っ子が全国大会常連の名門、H学園ラグビー部に所属しており、先日、菅平サニアパークで開催された7人制の大会で全国5位となった。本人は悔しがっていたが、立派な成績だ。15人制でも、まずは全国大会出場を決め、日本一を狙ってほしい。というわけで、大阪府は高津高校を目一杯応援し、勝手ながら、兵庫県はH学園をぜひ応援していただければありがたい。

2024.07.26

7月25日(木)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.91~今日はてんこ盛り!~

 今朝7時過ぎ、いつものように出勤すると、ピロティに何やらペッタンコの衣類が干してある。何だろうと写真を撮りつつも、ははーん、これはダンス部の衣装に違いないと確信。午後、同じ場所を訪れると、案の定、上着にあたる衣装に色をつけている。聞くと、8月6日にグランキューブ大阪(立派な会場だ!)でコンテストがあるらしい。「応援に行けないけど、頑張れな!」良い結果を期待したい。

 校長室に向かう途中、早くも複数の生徒を見かける。どこの部活かと、しばらくしてグランドへ行くと、ラグビー部が練習を始めている。外部指導者が来られていたので、ご挨拶すると、何と昨年前任校で薬物乱用防止講話をお願いした方だった。もと高津高校で教鞭をとられていたという。ラグビー部の向こうでは硬式野球部が練習前のグラウンド整備をしている。

 

 その後、午前は訳あって病院で身体のメンテナンスへ。学校へ戻り、一息ついて驚いた。いや、本来驚くことではないのだが、何と今日は午後の予定がない。正直、4月から初めてと言って良いかもしれない。これまで休む間もなく次から次へと事務仕事を片付けていたので、急に我が身のやり場に悩む。そうだ、今日こそは高津高校を満喫するのだ!

 どういうこと?と思われる向きも多いだろうが、これまでゆっくりと生徒たちと向き合う時間がなかった。隙を見つけて、教室を覗いたり、グラウンドや体育館を一瞬覗いたりというのはあったが、「向き合う」ことなど全くできなかった。

 これ幸いと、校長室を出ようとした途端に電話が鳴る。「先生、今からご挨拶に伺ってよろしいでしょうか?」と、丁寧なご連絡。こういう場合は、やはり相手ファースト、「はい、お待ちしています!」と返事する。よし!来られるまでに何箇所かは回れる、と、さっきまでゆっくり向き合うと決めていたことを忘れて校長室を出る。

 サッカー部が元気に練習をしているので、顧問と少し会話。「1年生の3クラスがKITECで抜け、2年生2人がシンガポール研修に行ってます」と、いつもより人数は少ないが、とはいっても、2年生が19名、1年生が18名と、本校でも多人数なので、ゲーム形式の練習ができる。大会までにはまだ日があるということだが、今のうちに力を蓄えてほしい。

 

 体育館棟の1階、格技場では剣道部と空手部が熱気ムンムンで素早い動きを見せている。剣道部は、この土日が3年生最後の大会。自分たちの力を精一杯発揮してほしい。暑い中、マネージャーも温かい視線で見守っている。空手部は、外部指導員の方のご指導で、経験者、初心者を問わず上達している。型が基本だが、グローブをつけて組手の練習をしている部員もいる。一つ間違えば大怪我をするかもしれないという緊張感が漂っている。どちらも集中力の大切さを体感する。

 食堂兼クリエイト・ラボには、4名の吹奏楽部員が自主練習をしている。15時半からの全体練習の前にすこしでも上手くなろうと頑張っている。良いことだ。

 2階体育館では、女子バスケットボール部と女子バレーボール部が練習。女バス部も8名と少ない部員数のうえに2名がシンガポールに行っているので、6名で練習。こちらも大会までは日があるので、一つ一つ丁寧に練習に励んでいる。一人ひとりのスキルアップが課題だという。

 

 女バレ部は、全体練習を終えた後の居残り練習とのこと。1年生の初心者の部員が何とかみんなについていこうとマンツーマンで練習に励んでいる。プレーをしないマネージャーもお付き合い。何とも微笑ましい。2年前、何かの拍子に校長兼女子バレーボール部の監督を務めたこともあるので、ついつい顧問と部員の間に入り、セッター役を務めた。「ここにきちんと返そう!」と突然現れたゴリラに戸惑いつつも、1球1球しっかりと返してくる。顧問が「3本決めたら終わりにしよう」と言ったので、そこは私もスポーツマンシップに則り、きちんと決めるまでダメ出しをして、ラストは素晴らしいサーブカットに満足。楽しいひとときだった。

 ふと時計を見て、慌てて校長室へ。お客様をお迎えし、20分ほど応接した後は、校舎内の文化部を求めて歩く。3階音楽室では、先ほど自主練をしていた4名が加わって、吹奏楽部が全員で音を合わせている。来週30日にはコンクールがあるため、気を抜けない。合わせ始めてすぐに音が合わないと、顧問の檄が何度も飛ぶ。微妙な音のズレは採点に響くのだろう。部員たちも真剣だ。ぜひ本番は聴いてみたい。

 

 隣の部屋では、アンサンブル部の2年生が練習。2階の1年生の練習とはまた違う緊張感だ。卒業した先輩方も協力いただき、一音一音確かめながら演奏する。こちらは、日曜日の全国大会壮行会の練習だが、来週には、岐阜で開催される全国大会に出場。誇りを持って演奏してきてほしい。

 書道部もパフォーマンス書道の練習。ネタバレ禁止のため、撮影禁止だが、活気を感じる豪快な書が横たわっていた。見せられないのが残念!

 というわけで、様々な部活動を見学できて、相当、高津高校の時間を満喫できた。こんな幸せな時間はなかなか確保できない。次はいつになるかわからぬ、あまり期待しないで待つとしよう。好きなことを全力で、貪欲に。Make it Kozy!高津生!

  何よりも 目の輝きが まぶしくて

2024.07.25

7月24日(水)校長ブログ「Mkae it Kozy!」vol.90~知ってか知らぬか~

 夏休みに入って校内は何やらほんわか落ち着いた空気が流れているのに、私の外部への出張は残念ながら留まるところを知らない。一昨日は講演会で、昨日は校長会へ。今朝は人権教育研究会に参加後、学校に戻って健康診断。午後は団体の理事会と場所は近くだが、またもや学校へ戻らねばならなかった。このくそ…いや、もとい、異常に気温の高い中、移動するだけで、汗が吹き出る。野球部の応援で日に焼けたが、それがある種日焼けの基礎ができたとのごとく、短時間陽を浴びるだけで皮膚を焦がす。サーフィン焼けとか登山焼けなら嬉しいが、出張焼けなど片腹痛い。

 移動は、専ら学校所持の電動自転車だ。マラソンやトライアスロンにハマった時期もあったので、自転車自体は苦にはならぬが、電動自転車はもう私の中ではバイクと同じ。ペダルを漕いでいる感覚以上に地面を滑っているという感覚が強い。まだまだ価格はお高いが、間違いなくお値段以上の価値がある。おかげで市内であれば、ほとんど電動自転車を利用している。旅費もいらないので、一石二鳥だ。

 話が逸れた。今日は結果的に17時半ごろ帰校したが、その際の生徒たちの反応が面白い。当然ながら、帰宅する生徒たちと学校へ向かう私はすれ違うわけだが、彼らの頭の中では、校長がこんな時間に学校に向かっているはずがないので、すれ違う直前になってようやく私に気づき、「あ、こ、校長先生・・・。こんにちは、あ、さようなら。」という反応になる。なかには、早くに気づいてくれる生徒もいて、「さようなら!」という爽やかな声に、一日の疲れが飛んでいく。ただ、こちらから何もいわなければ、気が付かずに通り過ぎる生徒もいて、まだまだ認知度の低さを実感する。

 ただ、私にとっても、こういう状況は学校の近くだからこその話で、少し学校から離れて、鶴橋や谷九など、駅の近くまで来ると、皆私服のため、逆に私が生徒を認識できない場合がある。人数上の確率として、私は知らないが向こうは知っているというケースの方が高く、私が挨拶しないと、「校長は、日頃は挨拶せぇと言ってるけど、自分はせぇへんやん!」と、マズイことになるので、実は、その人の服装や仕草、持ち物から、高津の生徒であるかどうかを古畑任三郎並みに必死で推理している。これという決定打はなくても、おそらく生徒だと見ると、(んー、あなたは高津生のようですね)と心の中で古畑任三郎になり、「(んー、)さようなら」と声をかける。生徒なら一瞬怪訝な顔をするが、「あ、さようなら」と返してくれる。周りから見れば、普通のやり取りだが、実は、私にしてみれば、(生徒でなかったら、どうしよう)と思いつつ声をかけているので、内心ほっとしている。まぁ、万が一間違ったところで、人違いだろうと思われるだけなので、校長は挨拶をしないと思われるよりマシだ。というより、もう少し認知度が上がれば、向こうから挨拶をしてくれるだろう。まだまだ精進が足りぬようだ。挨拶は遠慮なく、コミュ力は宝。Make iti Kozy!人生に広がりを、高津生!

  目が合って 笑顔に変わる 幸せよ

2024.07.24

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