校長ブログ

TOP > 校長ブログ

10月2日(水)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.136~楽しく学ぶ~

 本日の授業見学は2コマ。3年生の「言語探究Ⅱ」と1年生の「総合英語」。
 3年生「言語探究Ⅱ」は期末考査の模範回答の確認後、言葉の意味をきちんと正確に把握するためのプリント。机の上には共通テストの過去問が置かれてあり、すでに受験モードに突入していることがわかる。プリントの学習内容は、「頗る」や「生憎」「徐に」「夙に」「徒に」「強ち」「仮初」など、問題はひらがなだが、漢字も難しいし、正確な意味となると選択肢問題だと余計に迷う。
今回プリントにはなかったものとして、「強か」「只管」「漫ろ」「頓に」など、副詞に多い。さて、皆さんは読みも意味もご存知か、一度試してくだされ。
 「総合英語」はネイティブのエキスパート教員が担当。軽快な英語でテンション高くスタート。本日は、一人が◯か△かを質問して、その回答と理由を答えるベアワーク。欠席者の席に座ったため、隣の生徒と私もペアワーク。「住むなら山か海岸線か?」(もちろん英語で)との問いに、「山。津波が怖いから」と答える。「24時間誰か(芸能人など誰でも)と会えるなら誰と会う?」の質問には「大谷翔平。会って大谷選手の投げるボールをヒットして、逆に私が投げて大谷選手を三振にとる!」と半分真面目に答える。相手生徒のリアクションも良く、実に楽しい時間だ。
 続いては、全員起立して、先ほどの質問に個人で答えた後、教員が「Front to back?, or side to side?」と質問し、生徒が選んだ列の生徒が座るというルール。縦列が座るか横列が座るかはその生徒次第。そこで、「24時間~」の質問に私が手を挙げたが、同じ縦列の最後尾の生徒も手を挙げた。「どうぞ、どうぞ」とダチョウ倶楽部ごとく譲り合い、生徒が申し訳なさそうに答え、その答えた申し訳なさから、私に答えるチャンスを与えようと「Side to side」を選択。実にセンスある憎らしい奴(笑)。私は、その後、すぐ後ろの生徒が答えたおかげで座ることができた。
 ラストゲームは、「英語しりとり」。ワードのアルファベット数がそのまま得点になる。おまけにMagicalなワードは×2点、historicalなワードは×3点となる。開始後、いきなり「Harry Potter and the Philosopher’s Stone」が飛び出し、Majical加点で68点。その後は、なかなかこのワードを上回るワードが出ずに最終周回を迎えた。英単語の引き出しのない中、前の班が苦し紛れに「Red」と答えたので、すかさず私は「Disney Electrical Parade」と回答したので、それまでの得点と合わせて大逆転となった。生徒たちから拍手をもらって、実にいい気分を味わった。が、終了後、正確には「Tokyo Disneyland Electorical Parade」であったことが判明。頭の文字が「d」でなかったことから、実は反則負けだったと明日白状しよう。良い時間をありがとう、1年生!Make it Kozy!英語は喋ってナンボ、黙っていては身につかぬ。明日も楽しく学ぼう、高津生!
  かりそめの 泡となりしも いとをかし 

2024.10.03

10月1日(火)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.135~後期始まる~

 本日は、後期の始業式。「8時35分だよ、全員集合!!」ということで、生徒たちは、汗をかきかき走って集合。先週から涼しくなって秋を感じたのも束の間、日中は30℃を超える熱気。集合したのはいいけれどシャツを扇いで開始を待つ。
 式の開始は恒例の「校歌斉唱」。高津高校の校歌は、別名『朝霧』と言われる高尚な校歌。歌詞の深さは言うまでもなく、曲は当時高校2年生で今もギネスブックに載るジャズピアニスト大塚善章(ぜんしょう)氏の作曲。歌えば歌うほど、心に突き刺さる。
 各種表彰を終えたあとの私の講話は、夏の全体集会で喋り過ぎた反省から3分を目標とする。本日伝えたい重要事項は、卒業生寄贈の本を紹介したうえで、『自由と創造』を考える。そして、読書のススメとして、働き出すと読めないので、今のうちにしっかり読め!という2点。少しでも伝われば良しとしよう!
 と思っていたが、今日の校歌斉唱は声が小さすぎて個人的には納得できない。優先順位を変更して、今後は全員で校歌を歌うことを第一とする。どこの学校の校歌も素晴らしきは、関わった方々の想いが深く必然!当然、高津高校の校歌もいと深し。3番になって初めて顔を出す『高津』の名。実に良いではないか!これを唄わずして何とする?開けよ、高津高校!目覚めよ、高津生!Make it Kozy!
  校歌とは 聴くものならず 歌うもの 歌うを恥と 言うが恥ぜよ
2024.10.01

9月30日(月)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.134~余談、お許しを~

 記録的な残暑を味わった9月も本日で終わる。先週くらいからようやく秋の気配が漂ってきて、正直日本にはやはり四季が存在していたとホッとしている。とはいえ、日中はまだまだ暑く、帰りのJR環状線でもガンガン冷房が効いていた。数十年前は「衣更え」の日であった明日10月1日もどうやら半袖で十分なようだ。

 さて、本日、秋休み最終日は、高津生の登校もやや控えめであること、昨日とても嬉しいことがったので、勝手ながら以前の勤務校の卒業生の余談でお許し願いたい。教師にとって何が一番嬉しいかと言って、卒業生が活躍することほど嬉しいことはない。当然、今も高津高校を訪ねてくれる卒業生もたくさんいて、在学中の話を聞くのも私の楽しみの一つではあるが、赴任1年目の私にとって未だ在学時期を知る卒業生がいないのも事実。

 そんな中、以前の学校で3年間を共に過ごした卒業生が、昨日のytv漫才新人賞で第1位になった。個人情報云々はあるが、一般人ならいざ知らず、芸人ならば名前が売れるのが一番、ましてや応援団を増やすのが私の使命とするならば、結成10年目の彼らをここで宣伝せずしてどうする?

 というわけで、繰り返しになるが、昨日のytv新人漫才大賞で第1位の『彗星チークダンス』の木佐君がそう。調べればすぐにわかるので書くが、かの有名な高校生漫才大会で、高校3年生の時に現在のコンビ(当時のコンビ名は『いなかのくるま』)で優勝した当時の強者。当時、生徒会長(本人がテレビで言っていたので大丈夫)ということ、地元が同じということで、他の生徒より私との会話も多かった。

 同じコンビで10年前にデビューし、私も数回、吉本漫才劇場に足を運び応援していたが、売れそうで売れない。相方のちろるさんは、おはよう朝日等、出演回数も増えたが、コロナ禍以降、木佐くんはあまりテレビでは見なくなった。実はYouTubeでもチャンネル登録してたまにネタを見ているが、ここ数年、勢いを失いかけているので心配していた。それが、昨日は第1位で決勝進出。素直に感動した。決勝は年末に開催されるということなので、ぜひ応援していただきたい。一応プロなので、おもろくなければ叩いていただいて結構。そのかわり、おもろかったら、思い切り笑っていただきたい。ぜひぜひ応援をよろしくお願いします。

 高津高校の在校生も、得意分野や関心も様々で、卒業後、いろんな世界で活躍してくれることだろう。そんな想いで、これからの彼たち、彼女たちを応援していきたい。Make it Kozy!頑張れ、高津生!

  何者に なるかならぬか 想い馳せ

2024.09.30

最近の記事


  • 大阪府立高津高等学校 公式X
  • 大阪府立高津高等学校 公式Instagram
  • 大阪府立高津高等学校 公式YouTube