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10月25日(金)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.150~LGH公開授業~

 本日は、大阪府立で30校が指定されている「LGH(リーディングGIGAハイスクール)」としての公開授業。生徒1人1台端末の日常的な活用促進や効果的な活用に向けた研究などを実施し、公開授業の開催や実践事例の提供など、積極的に成果の普及を行うこととされている。すでに設置されている電子黒板とプロジェクターの活用と合わせ、より効率的、効果的な授業を実践している。LGHに加え、新採等の研修の一環としての公開授業も含めての実施。先週末から校内での公開授業週間としていたが、今日は他校からの見学者も来られて、教室の後ろには、たくさんの見学者がおられたが、高津高校の生徒は見られることに慣れているので、普段通りの集中力。

 本校の課題研究「LCⅠ」では、1人1台端末を活用して、スぺレッドシートにあるデータをわかりやすいグラフや表にする操作を学ぶ。同じく1年生の「公共」では、『Qizziz』というアプリを利用して、自学課題が身についたかを全員で確認。教室全体がクイズ会場になったような雰囲気で、主体的に取り組む。盛り上がった後は、本日の学習テーマ「靖国参拝」。憲法の「政教分離」の原則に従うかどうか、その原則に当たるのかどうか、法はあってもそれをどうとらえるかが異なり、賛否両論ある。また、そういう客観的な議論とは別に、日本人としての感情を含めた賛否もある。様々な観点を踏まえて、主体的に考えることが大切。今日の学びで生徒たちは何を得たか。

 1年生の「古典」では、端末を使用して小テストを実施。また、本文中の語彙を確認、知識の幅を広げるために端末を使用。生徒たちも慣れた手つきで調べる。黒板とチョークしかなかった昔とは違い、情報量も多い。より深く学べるということは、より深く考えられるということ。より主体的に、より貪欲に。Make it Kozy!高津生!

  説明書 いらぬ若者 スイスイと 楽しみすぎる 潜在能力

 端末学習ではないが、古文の全員音読はよく声が出ていた。手先だけでなく、体感することに大賛成である。

 

2024.10.26

10月24日(木)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.149~やって見せねば・・・~

 今日も3時間の授業見学。体育は、体育館でのバレーボールに、グラウンドでのハンドボール。そして、少人数での物理。

 バレーボールはメジャーなスポーツだが、オーバーハンドにアンダーパス、レシーブの後のトスはまだ手投げ。それでも皆が皆、上手くボールを上げられるわけではない。トスを受けるスパイク担当は、トスの具合に左右される。きっちり上げたと思ったら、思わずボールと一緒にジャンプするのでタイミングが合わない。それでも一生懸命取り組む姿は美しい。

 ハンドボールは、本来体育館スポーツだが、私立で盛んな学校は別として、公立高校の多くはグラウンドにコートがある。思うところがあるだろうが、それがある意味当たり前とこらえる。と、ハンドボール部員の気持ちになりつつ、体育では基礎からの練習。片手で持てと言われても、手の小さい生徒にはボールが手につかない…と思いきや、まぁまぁ手についているし、思っていたより皆しっかり投げられている。ただ、思っているよりハンドボールは硬いので、くれぐれも突き指にはご注意を。

 物理のテーマは「慣性の法則」、日頃、電車や自転車に乗っている時に実感するアレである。動きが止まったらどうなるか、等速直線運動や摩擦の話を、様々なケースを想定して学ぶ。金づちの鉄の部分と柄を「慣性の法則」を使って固定させるには、という問いや、「慣性の法則」の代名詞とも言える『だるま落とし』を体感させる。女子生徒5名の少人数授業だが、想像以上に、(当たらずとも遠からずだが、)力ずくで解決しようとする姿勢に驚きつつも人間らしさを感じて嬉しかった。自由な発想。Make it Kozy!良いね、高津生!

  何事も やって見せねば 始まらぬ

 今日の帰りの電車では、あえて吊革にはつかまらず、大いに「慣性の法則」を味わった次第・・・。

2024.10.25

10月23日(水)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.148~人にふり見て・・・~

 本日は、課題研究「LCⅡ」の中間発表会。「LC」とは、本校の校風「自由(Liberty)と創造(Creativity)」の頭文字。

 SSH指定校でもあるので、理科は科目ごとのグループ、数学、情報を始め、国語、社会、家庭など全教科に渡り、基本的に2~6人のグループで自分たちの決めたテーマで調査研究を行う探究活動。だが、やはり私はこれがしたい!という強い意志のもと、1人で活動する生徒も数名。それぞれ目的意識を持って取り組んでいる。

 本日は、各教室で1時間に4つの班がそれぞれ別の班を相手に発表し、質疑応答する。自分たちの中では、しっかり研究しているようだが、思っていないような質問も出る。評価シートにどのようなことが書かれているかも気になる様子。

 もとより研究は自己満足ではいけない。人に伝わってこその研究成果だ。他班の発表を見て、自分たちを振り返る。また、他班からの指摘をもとに、自分たちのステージを上げていくことを期待する。

 今日は生徒同士の発表会であると共に、外部の先生方にもお越しいただいた。「探究活動」は、課題研究として、数十年も前から実施されているものだが、これがなかなか簡単に確立できず、模索中の学校も少なくない。ゆえに、他校の見学を通して、自校の糧にしようと励んでいる学校さんとの交流は、こちらにとっても良い機会。お互いが情報交換し、お互いの生徒の成長に寄与できるよう取り組んでいきたい。

 本校では、1年生の『探究ノート』、2年生の『課題研究ノート』と独自の教材を作成し、一つのカタチができているので、生徒も教員もそこまで迷うことはない。ただ、このノートをもとに実践していくだけでは物足りず、そこに自分らしさやもう一つ先を行く独創性がプラスされればより良い探究となる。

 秋と言えば秋、まだ夏と言えば夏のような不思議な気候が続いているが、本日の発表会が、生徒のさらなる成長のきっかけになってほしい。すべての機会を有意義に、有効的に活用しよう。Make it Kozy!周りを見る目は自分次第。頑張れ、高津生!

  秋空に 待ちつつCritical Thinking

 すでに秋空も見えぬ午後7時半。自習室では、たくさんの生徒たちが、一生懸命勉強している。これもまた素晴らしき哉。

2024.10.24

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