10月21日(火)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.383〜森ノ宮キャンパス見学~
本日、校長会進学指導委員会の企画により、大阪公立大学のご協力を得て、この秋に新設され、9月に稼働した「森ノ宮キャンパス」を見学した。大学理事のご講演のあと、授業に影響のない範囲で、自由に施設見学させていただいた。
ナビゲーターの説明によると、校舎の大きさは甲子園球場のグラウンド部分とほぼ同じで相当広い。まず、校舎正面から入口に向かうと、樹木の形をした柱「樹形柱」が目立つ。これは、6回以上の建物の負荷を支えるパワーがあるらしい。見た目にもインパクトのある柱である。その上、校舎全体を見ると、東京国立競技上のスタンド(空席でも観客がたくさん座っているように見える)のような色合い、雰囲気で、これは「コモレビ(木洩れ日…せっかくカタカナにしているのにに漢字にする野暮さ…)スクリーン」と呼ばれ、様々な角度で設置することにより室内に入る光を調整しているとのこと。
校舎は13階建て。1階から7階が、国際基幹教育機構教室という1年生全員が授業を受ける教室と実験室、教員居室となっている。うち、4階・5階は「ライブラリー」。4階は会話を楽しんでもよいスペース、5階はお洒落な本棚に図書が並んでいる。8階~12階は各学部の専門教室や実験室で、12階には「スカイラウンジ」もあり、大きなガラス窓で外の景色が見渡せる。少し小さいが大阪城もきれいに眺めることができる。学生たちもゆったりした空間で会話を楽しんでいる。「新しい校舎はどう?」と尋ねると、「新しいのはやっぱり良いです」と答えてくれた。今日は入れなかったが、13階には展望テラスもあり、外気に触れて心地よい空間とのこと。
注目すべきは、「フリージェンダートイレ」。性別に関係なく、すべて完全個室となっている。私は説明会開始前にトイレの場所だけを聞いて行ったが、最初は男女がわからず、恐る恐る左右を覗いて左から入ったがすべて個室だったので慌てて右の入口へ。すると、右から入ってもすべて個室。結局右から入ろうが左から入ろうがつながっていた。そこでようやく、「フリージェンダー」だと気づいた。誠に良い試みではあるが、慣れるまでには時間がかかるかもしれない。(下の写真は、大学の許可を得て撮影しています)
森ノ宮キャンパスでは、全学部・学域の1年生と医学部(リハビリテーション学科)、生活科学部(食栄養学科)、文学部の生徒が学ぶ。現在は、京橋駅、鴫野駅、森ノ宮駅から徒歩で通う生徒が多いが、数年先には、大阪メトロ「森ノ宮駅」から延線した「新駅」ができて大学と直結するとのこと。大阪城東地域として町構想の一つとなっている。はてさて、数年先はどのような風景になっているのか、一つの楽しみとしよう。
さて、本校にも大阪公立大学を第一志望とする生徒が多いが、当然ながら皆が行くから行くというのはナシで、自分の適性ややりたいことができるかどうか、将来も含めてしっかり考えて選ぼう!Make it Kozy!未来はすぐそこ、高津生!
単純な トイレに迷い 一周す








