10月15日(水)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.379〜即興力~
本日は、2年数学と1年・3年英語の授業を見学。数学のテーマは「複素数と方程式」だが、基本を抑えるために「剰余の定理」を確認。まだまだ暑い中、生徒への熱い語りに声量も高まる。その思いに応えつつ、生徒の一生懸命問題を解く姿は素晴らしい。ペアワークでは、得意な生徒が苦手な生徒に教えるシーンも珍しくない。教える方も教えられる方にも気づきがあり、良い学びの形だ。
3年生の英語は、演習形式。長文のタイトルを選ぶ問題では、5択のうち、多くは2択に絞られる。正解にたどり着くのは、英語力ではなく国語力。すべての訳が理解できたとしても、タイトルをつけるためには、筆者の意図を読み取らねばならない。単語力や英語理解力が同じでも、差が生まれるのはそのあたりだろう。英語ができないと悩むのではなく、国語ができないと悩む方が正しいかもしれない。
1年生の英語は、ネイティブの先生2名の掛け合いでの英会話から始まり、長文、意見交換へ。ペアワークは同じ相手ではなく、相手を数名変えての会話。「夏のスポーツと冬のスポーツのどちらが好きですか?」「本校体育祭の良い点と悪い点は?」などの質問で対話する。生徒たちもスムーズに楽しく会話を楽しんでいる。高校生の英語力でよく言われるのは、「即興力」の不足。校外の発表会においても、プレゼンテーション能力は向上し、英語での説明も流暢だが、質疑応答の際の対応に難がある、と。準備したことはできるが、即興で応えることができない、と。もちろん、専門用語が理解できなかったり、大学の先生の質問に緊張したりというのはあるが、何とかその「即興力」を上げたいと思う。場数を踏むしかないのなら、普段からそういう訓練が必要なのではないかと思う今日この頃である。
と、いろいろ述べたが、あくまでも主観なのでご容赦を。疑問を呈する方は個人的にご連絡ください。あ、そうそう、生徒たちの英語が流れた時の反応、その集中力には驚いた。前向きに学べるのが一番。Make it Kozy!いいね、高津生!
英会話 ハードル下げる 親和性









