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10月9日(木)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.377〜進路選択に向けて~

 本日は2年生が代休。1年生と3年生のホームルームはそれぞれ進路について考える時間となった

 3年生は、少し早いが、「共通テスト決起集会」。言うまでもなく、大学進学をめざす3年生にとって、来年1月の共通テストは最大の目標。ただ、あくまでも”第一関門”であり、そこをあまりにも意識し過ぎて、ある意味『神格化』してはいけない。確かに自己採点結果によって受験校を決定するし、また、各大学の共通テストの占める割合に差はあれど、合否の可能性が見えてしまうところはあるが、受験はトータル、総合的に考えることが大事。学力だけでなく、いわゆる『2次力』や、本番で力を発揮できる『発揮力』など、『運』も含めていろんな要素が加わる。

 だから、前期で合格を勝ち取ることが理想ではあるが、夏休みもコツコツ頑張ってきた現役生の後半の伸びは凄まじく、伸び悩んでいる生徒も年末から年明けにかけて伸び始め、勉強を続ける者は、当然前期試験終了後も伸び続ける。そういう意味で、まさに「継続は力なり」だ。時代は変わり、今年からオンライン出願となったが、勉強の努力は決して裏切らない。頑張れ、高津3年生!

 一方、1年生は、受験はまだ先、志望校も決まっていない生徒も多い。そんな中、今日は「プレ進路講演会」を開催。後日、大学の先生方をお招きし、大学での学びについてお話していただく「進路講演会」を開始するのだが、その前座として、担任団含む12名の先生が、自身の経験をもとに『進路選択』についてさらけ出すという企画。生徒たちには、先生の名はシークレットとし、テーマと一言紹介のみを提示し、希望の講演を2つ選択する。当日、各会場に集合して初めて担当の先生が判明する、という仕掛け。

 私も「最後に笑ったもん勝ち!」というテーマで講演を担当させていただいた。2回講演で各33名の計66名が私のテーマ(決して私ではない)を選択してくれた。教室に私がいたので一瞬戸惑う生徒も多く、驚きと期待と想いの先生ではなかった失望とが入り混じった表情であった。そこは『運』もあろうし、人生『運』も必要なので、仕方がない。もちろん私の『運』も含めての話である。

 さて、私の話の主旨は2点。「目標達成のためには100%やり切ること」と「〇年後の自分を想像して逆算すること」。「ポジティブであること」は言わずとも感じてくれれば嬉しいと思いながら、私の生い立ちから大学選択、受験勉強、教員採用試験について話をした。生徒の事後感想では「100%やり切ることが大切だと思った。私も頑張ってみようと思う」「私は計画性が全くないので、話を聞いてもっと計画して行動しなければいけないと思った」「未来の自分を想像して行動しようと思った」「失敗しても頑張ったらどうにかなるんだと思った」などがあり、私の想いを正確に受け止めてくれて嬉しかった。ただ、少々、経験に偏った話だったので、うち2名から「経歴だけ並べられていて自分のためにはならなかった」「進路の話がなかったから自分のためにはならなかった」との感想をもらった。私の話下手、言葉足らずのせいで有意義な時間にしてあげられなかったなと反省。やはり全員に言いたいことを伝えるのは難しいと実感。まだまだ修業が必要だ。

  各先生方の講演の感想を見ると、生徒たちも様々な思いを抱き、明日からの生活に活かせてくれそうで良かった。人生は一度きり。最後は自分で決めるもの。Make it Kozy!まずは良い3年間に。頑張れ、1年生!

  人の生 重ねても良し 重ねぬも良し

2025.10.09

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