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2月28日(金)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.224~凛として~

 冬はつとめて。暦の上ではすでに春だが、先週の「つとめて」は最強寒波の影響で凍えるような寒さだった。が、一転、今週に入って寒さもやわらぎ、卒業式を控えている時期としてはホッとした。本日の「つとめて」は校歌の「朝霧」に近い曇り空。少し雨もぱらついていたが。登校には影響なく、開始前の玄関では、親子で記念撮影を行っていた。

 制服がなく、卒業生たちは皆どのような出で立ちで式に臨むのかと思っていたら、スーツと羽織袴に袴姿が大半であった。ヘアセットもあるだろうに、朝は何時起きだったのだろうと野暮なことを考えつつ、入場を迎える。

 1組から整列して入場。大きな拍手に迎えられ、少し照れくさそうにうつむく生徒、堂々と誇らしく歩く生徒、ニコニコ笑顔で隣の子と保護者の方と目を合わせる生徒など、様子は様々だが、全員凛とした、実に良い表情である。校歌斉唱は、皆の心がつながった良い時間だった。

 「卒業証書授与。卒業生起立。」。サッと揃って起立。私は舞台に上がる。壇上に立つと、卒業生、保護者、来賓、教職員の全員が視界に入る。皆さんで静謐な時間を共有していることを実感する。素晴らしい景色である。「総代・・・」「はい!」総代生徒と舞台下の階段前で一度目を合わせる。壇上に上がり、再度目を合わせる。私は少し頷き、証書を読み上げ、授与する。総代生徒が誠実な振る舞いで受け取る。時間にすれば一瞬だが、実に緩やかな時間の流れを感じた。

 続いて、教育長賞と教育委員会賞の表彰。受賞者2名にも賞状を手渡す。壇上で1対1の時間は実に優雅で誇らしい。校長としても、実に深い時間でもある。

 式辞は、話したいことが多すぎて、全部話すと長くなるので悩む。話が長いのは個人的にも嫌いなので、伝え方は、できるだけ端的に、できるだけ印象的にを心がけている。「人生はSHOW TIME!」「おかげさまで」「挑戦」を伝えたが、一つでも記憶に残ればそれでよし。

 そんな式辞は横に置き、2年生代表からの「送辞」。先輩への感謝を込めた言葉の数々に高津の有意義で深い日常を感じた。それに応えた卒業生代表の「答辞」。本日のメインである。本校で過ごした日々を振り返り、一つ一つの授業や行事から様々なことを経験し、学んだ。友人との思い出と絆。両親、先生への感謝が述べられた。自分が独りではなかったこと、周りの人に支えられて今があるということ、そして、卒業後も「挑戦」し続けると誓ってくれた。今後の活躍を期待する。

 卒業生全員で歌う「3月9日」も一人ひとりの気持ちのこもった良い合唱だった。歌っている間は、3年間を振り返っていたことだろう。今日の一日も、しっかり記憶にとどめて、卒業後、自分らしく、しっかりと生きてほしい。

 Make it Kozy!卒業生に幸あれ!

  如月の 朝霧に触れ 踏み出さん

 保護者の皆様へ。これまで本校の教育活動にご理解、ご協力いただき、ありがとうございました。高津高校で学んだ生徒たちは、それぞれに特別な何かを胸に抱いて卒業します。これからも応援をよろしくお願いします。また、卒業記念品として、ウォータークーラーとテントをいただきました。生徒のために大切に使わせていただたきます。ありがとうございました。式後にいただいた花束は、事務の方に生けていただき、校長室を華やかにしてくれています。しばらく余韻を楽しめそうです。本当にありがとうございました。

2025.03.01

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