校長ブログ

TOP > 校長ブログ > 1月10日(金)校長ブログ「Mkae it Kozy!」vol196〜カマに誘われ〜

1月10日(金)校長ブログ「Mkae it Kozy!」vol196〜カマに誘われ〜

 昨日の放課後、校長室をノックして「ちょっとよろしいでしょうか?」と、生徒が来た。「どうぞ!」と答えると、「1月16日に『ハツガマ』を行いますので、来ていただけませんでしょうか?」と言う。その一言しかなかったため、「ハツガマ?・・・『初窯』?」と、「窯」の字が思い浮かび、(はて、うちの美術部は陶芸もやるのか、『窯』があったとは知らなかった、どこにあるのだろう?)と思いを巡らせていると、「茶道部です」と、新年らしい美しいポストカードの案内を差し出す。それを見て、(そうか、茶道部の『初釜』か!)と気づいた次第。

 私自身、最近は若手陶芸家による個性的なお猪口やお気に入りのコーヒーカップを使っていることもあり、少々陶器に魅力を感じていて、ことあるごとに陶器店で足を留めることも増えたので、つい「釜」ではなく「窯」が思い浮かんだようだ。

 茶道の『初釜』とは、新年を迎えて初めて釜をかけることで、年が明けて最初に行われる茶会のことである。新年最初のお稽古はじめの日でもあるらしく、その案内に来てくれたということ。1月早々会議や出張ばかりだが、カレンダーを確認すると、運よく放課後は空いている。柄に似合わぬが、一つの経験として、楽しみにしておこう。ありがとう!

 ただ、一つだけ言っておくが、私は正座ができない、というか。正確に言うと正座にならない。太股と脹脛が張りすぎて、正座をしているつもりが、ほとんど膝立ちになり、背は低いのに周りの人より頭一つ高くなるのである。法事などで集まる時も、いったんは正座を試みるものの、親戚一同にクスッと笑われたのち、足を崩させてもらうのが通例になっている。というわけで、そこは忖度をよろしく。

 新年らしいイベントも、季節感があって良い。ふと廊下に出ると、グラウンドではやはり持久走に皆真剣に取り組んでいる。男子3㎞、女子2㎞。これも冬の風物詩。「勉強には体力が必要、スポーツには考えることが必要」と誰がが言っていた。Make it Kozy!ファイト、高津生!

  窯とかけ 釜と解くとは これ如何に どちらも人の 器見えけり 

2025.01.10

最近の記事


  • 大阪府立高津高等学校 公式X
  • 大阪府立高津高等学校 公式Instagram
  • 大阪府立高津高等学校 公式YouTube