1月1日(水)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.194〜良い年になりますように〜
皆様、新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
もう30年以上前からになるが、毎年、元旦の朝は自宅近くの大仙公園を周回し、初日の出を拝むのが恒例になっている。また、ここ数年は、公園の入口に毎年設置される、干支を描いた大きな「絵馬」を写真に収めている。一昨年の「卯」は、割とリアルなうさぎが描かれ、昨年の「辰の年」は、漫画チックな龍が描かれていた。今年は、自身3月に還暦を迎える「巳の年」でもあり、どんな干支が描かれているか楽しみに走っていったが、何とその場所に絵馬はなかった。なぜかは知らぬが、誠に残念。機会があれば、市役所の方に尋ねてみたい。
さて、2025年は令和7年だが、「昭和」でいえば「昭和100年」にあたる。昭和64年⇒平成元年、平成31年⇒令和元年をそれぞれの始まりとし、「平成」「令和」と比較的平和な時代を過ごせている。そのなかで、特に情報・通信分野はこれまでになかったスピードで進歩し、現在、スマホのない世界は考えられなくなっている。そして、SNSの発達により、いつ、どこにいても人と繋がることができるのは本当に素晴らしい。学校においても、1人1台端末の導入やICTの活用により、効率的、効果的な授業が可能となり、教育活動の充実につながっている。これまでと同じ時間でより多くの情報を得られることで、学習の質も向上していることは間違いない。
ただ、教育現場の一人の人間として思うことは、そんな状況だからこそ、目の前にいる生徒たちと丁寧に向き合う時間を大切にしなければならないということである。確かに、事務的な連絡だけなら、端末やスマホでの連絡で済ませることで事足りるが、毎日顔を見て、会話をして、生徒の心の変化を感じとることの大切さは増している。時代遅れと言われるかもしれないが、携帯電話のなかった「昭和」という時代に、単なるノスタルジーだけではなく、人を想う気持ち、人と接する時間の大切さを感じているのは私だけではないはずである。
皆様にとって、2025年が素晴らしい年になりますように・・・。
100年の 初日に託す 幸と福
昨年元旦には能登半島地震が発生し、多くの方がお亡くなりになりました。一年経った今も以前の生活を取り戻せずにいる方々がたくさんいます。被災によりお亡くなりになられた方々のご冥福と、被災地域の一日も早い復興を願っております。