12月16日(月)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.183~サイエンスデイ~
一日遅れの報告になるが、昨日は、大阪府生徒研究発表会「大阪サイエンスデイ」の第Ⅱ部。SSH指定校を中心に各校の課題研究、探究活動を10月に天王寺高校で開催された第Ⅰ部で発表し、選ばれたグループが第Ⅱ部として、大阪工業大学梅田キャンパスでオーラル発表を行う。
高津高校からは、2グループが発表。2グループと言っても、一つは一人での研究。数学分野において、コラッツ操作を用いた「連続する2整数の関係と総試行回数からのコラッツ予想の考察」がテーマ。一番大きな会場での発表にもおくすることなく、自然体で発表。審査員の質問にも、スピーディに反応し、わからないことはわからないとはっきりと答える素直さも持ち合わせている。終わって声をかけると、「楽しかったです!」と一言。普段から、数学の難問を解くのが楽しいと言い切る数学好き。また、科学のイベントには必ずと言っていいほど顔を見せる、なかなかの強者。今後のさらなる伸びが期待できる。
一方、物理分野のグループは女子生徒5名での発表で、練習通り?のスムーズでわかりやすい発表。「宇宙線計測~Cozmic Watchを用いて~」がテーマ。Cozmic Watchを傾けて、宇宙船を計測するのだが、その計測方法にも限界がある。「宇宙線にロマンを感じた」というメンバーが集まって、何ができるか考えたという。計測する機会も計測の方法も先行研究をもとに決定したようだが、目に見えないものを計測するのは、本当に難しい。まだまだ改良の余地があると、審査員には私的されたが、それだけ興味を持っていただいたということ。引き続き、頭を悩ましつつ、自分たちの目標を達成できれば最高だ。
探究は、それこそ目に見えないが、真剣に取り組めば、確実に思考力や論理力が向上する。多角的な視点やクリティカルシンキングも身につく。しっかりと計画的に取り組めば、自分なりの学習方法が見つかる。Make it Kozy!何事も深く学ぼう、高津生!
コラッツを 知ったかぶりで 帰途につく