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4月8日(月)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.7~始まりはいつも雨…ではなかった~

 今月1日に着任し、早や一週間。高津高校の作法を知らぬ私は、何が何やらわからぬうちに日が経った。

 とにもかくにも、本日は、いよいよ始業式と入学式。これを無事に終わらせねば、気持ちが落ち着かぬ。一番の心配は天気だが、自称、思い込みの激しい「晴れ男」。なんとか雨は持ちそうだ…持ってくれ…きっと持つ。

始業式について。新2、3年生は、私にとって高津の先輩たちだし、新入生は同級生だ。還暦前の親父が何を殊勝にと思われるが、事実。いつも生徒たちには「自ら主体的に考えよ」と講釈を垂れてはいるが、学校のことは聞いた方が早い。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」と、ことわざはやはり都合が良い。

  始業式では、初めましての挨拶と、私の想いを伝えた。これまで先生方ともゆっくり話す機会がなかったので、生徒だけでなく、周りの先生方にも高津高校に対する想いを私なりに伝えた。

 一つは、私の夢である「日本一、ポジティブな学校にしたい!」ということ。「高校生の伸び代や成長は、ハート次第」というのが、私の教育の結論。いかに、やる気に火をつけるか、大きな火がつけば、生徒は(言い方は悪いが)勝手に成長する。もちろん、その火をつけるために様々な仕掛けが必要なのだが。

 話のテーマは「KOZUの『G』」。GLHSの『G』は「Global」の『G』だが、高津高校では、付加価値として『Great』の『G』でありたい。どうせめざすなら、周りから「凄い!」と言われる『Great Leadar』をめざしたい。

 もちろん、『Great』になるためには、いくつか条件がある。その一つが、「『G』を楽しむ」こと。『G』とは、重力(正確には、大文字の『G』は重力加速度をさす)のこと。何かというと、「重力」すなわち、自分にかかる「重圧、プレッシャー」のこと。勉強や部活動など、学力やスキルを上げるためには、時には厳しくしんどい練習や反復も必要だが、そのつらさをつらいと感じるのか、越えねばならぬ試練として楽しむのかで大きな差になる。しんどいけど面白い、つらいけど楽しい、という気持ちが心を強くして、少々のことがあってもへこたれず、次に進もうとする意欲の向上につながる。ぜひ『G』を歓迎し、楽しんでもらいたい。

 もう一つは、「与えられる勿れ、自らつかみ取れ!」ということで、高津高校で生徒にとって様々な有益な教育活動が準備されているが、決して与えられるという感覚ではなく、自らの意志で選択しているのだという実感を持ってほしいということ。それも『Great』になる必須条件。

 最後は『TEAM KOZU』。校風「自由と創造」のもと、外見も中身も個性やオリジナリティにあふれる生徒たちだが、個の強さだけでは『Good』止まりの可能性がある。高津の個の強さが、いざというときに一つの『TEAM KOZU』になることによって生まれる爆発力はこうして話している私の想像を超えると思っている。想像を超えることを想像しても仕方がないので、あとは期待するのみ。エネルギッシュですでに心に火がついている先生方に任せれば、高津宮が後押ししてくれる。

 待ちに待った入学式は、近鉄電車の遅延により、15分繰り下げての開式。吹奏楽の迫力ある華々しい演奏で、前を向いて力強く入場する新入生は、どこか誇らしげ。高すぎる入試倍率を突破しての入学は、これからの高校生活に対し、不安よりも期待が上回っているはず。保護者の方の笑顔が花を添える。

 今日を境に、大人へと成長していく新入生に対し、心がけてほしいことを述べた(式辞はコチラ⇒令和6年度入学式式辞)。

 さぁ、新しいワクワクが始まる。爽やかに、貪欲に。Make it Kozy!高津生!

  桜の木 雨よ待てよと 手を広げ

2024.04.09

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