2024.12.21
12月21日(土)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.187~科学で交流~
着任初日の4月1日に顧問の先生からお誘いのあった、アンサンブル部の定期演奏会。最上級生としての今年一年は受験を控えているため、早々とこの日を部活動の引退と定めてる77期生。部長たちのその一生懸命な挨拶に、見てもないのにこれまでの頑張りが目に浮かび、まだあったばかりというのに、涙ちょちょ切れる。
次期部長の緊張感ある挨拶を含め、代々引き継がれてきたアンサンブル部の伝統を感じる。ホールいっぱいの観客の皆様も、演奏を楽しみにしているのがよくわかる。
モーツァルトの「ディベルティメントinF」の柔らかな演奏に始まり、演奏者全員がファントムの仮面を着用しての「オペラ座の怪人」。おなじみの重厚な響きが会場を包み込む。
パート紹介では、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス。楽器が大きくなるにしたがって音域が低くなるのが良くわかる。それぞれの特長と、その特長がより生きる曲を演奏する。横で、他の部員が曲に合わせてパフォーマンスを披露して会場を盛り上げる。演技は慣れぬ部員たちのちょっとしたはにかみがのぞいて、新鮮だ。
第1部の締めは、Jpop、髭男の「Laughter」。皆が笑顔になるようにと願いを込めての演奏で観客を魅了した。
休憩後、新2年生の一年間の努力が目に浮かぶ、テレビ番組「ビフォアーアフター」のテーマ曲『匠』の演奏をしっかり聴いたところで、残念ながら私は仕事へ。
アンサンブルの高音、低音の幅のある演奏の醍醐味を知るとともに、生徒たちの好きなことに一生懸命取り組む姿に惹かれたし、その集中力が勉強にも生きるのだと感心した。Make it Kozy!高津生!
耳で聴き 胸で味わう 弦の春