9月21日（日）校長ブログ「Make it Kozy！」vol.350～悔しさを糧に・・・～

　本日は、北野高校を会場とする高津高校ラグビー部の大阪府予選1回戦。３年生にとって、花園をめざす最後の大会となる。対戦相手は大商大付属高校。いきなり私学、という印象だが、実は15人制のラグビー大会は今や35チームしか出場していない。うち合同チームが６校で、単独で出場する公立高校は、100年以上の歴史のある北野、茨木、天王寺、高津、都島工業、加えて公立強豪と呼ばれてきた淀川工科、布施工科(今年度より東大阪みらい工科)の７チームしかない。

　日頃から暑いなか泥だらけになって元気に練習する彼らを見ているので、ぜひ勝利をつかんでほしいと思っていたが、残念ながら壁は厚く高かった。フィジカルもスピードも上回る相手に必死で立ち向かい、何度も食らいつき、止めようとするが最後まで相手ゴールラインを突き破ることはできなかった。私も悔しかったが、彼らはもっと悔しくてたまらなかったに違いない。

　それでも、３年生は胸を張っていい。先に生まれた者として言わせてもらえれば、自分たちが頑張ったことは嘘をつかない。これからの人生で必ず生きてくる。1・２年生はこの悔しさを忘れずリベンジしてほしい。

　そんな彼らの涙を横目に、私はすでに始まっている硬式野球部の3回戦の応援にと豊中ローズ球場へ。時間的に３回が終わったぐらいかと思っていたが、すでに５回裏。それも高津が初回に２点、４回に５点を取って７対1でリードしている。相手は、今年は強いと言われている母校今宮に快勝した和泉高校なので、苦戦するのではと少々心配していたが、なんのなんの保護者の方に聞くと二度の満塁の好機に長打が飛び出し、大量得点に結びついたという。

　６回裏に相手に1点を取られた時は、私自身もラグビー部の試合を引きずっていたため、今日は私が疫病神か？と不安になり一瞬帰ろうかとも思ったが、高津は守備でスーパープレイが続出。エースも切れのあるストレートとタイミングを外すスライダーで相手打者を封じ込めた。

　サッカー部は、ラグビー部と同じ時間帯で２次予選１回戦、茨木西高校と１対１となり、PK戦でもつれにもつれた結果８対９で悔しい敗退となった。野球部の明後日４回戦の相手は、私学大阪高校を下した八尾高校。相手にとって不足なし。この勢いをもってラグビー部、サッカー部の分まで突き進もう！

　勝ち負けと書いて「勝負」という。当たり前だが、結果を問わず、それぞれのドラマがある。一時的に勝ち負けはあるが、人生のゴールはまだ先だ。自分のめざすゴールに向かって励め！Make it Kozy！一喜一憂できぬ人生など、何が楽しかろうか。感情豊かに、高津生！

　　人生の　勝負はこれから　広き道