2025.12.04
12月4日(木)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.409~大事な心構え~
校舎中央階段を上がると、3年生のホームルーム教室が並ぶ2階に「勝ちだるま」が鎮座している。背景は「勝尾寺」のもの。先日、3年担任団で合格祈願に行ってきましたとのこと。
箕面にある『勝尾寺』は、ご存知「かつおうじ」と読む。平安時代、清和帝が病に臥せっておられたところ、当山の行巡上人が無事を祈り、快復された。その効験に感銘を受けられた清和帝自らが「王である私に勝った」として『勝王寺』と命名された。寺側は「王に勝つなど、あまりにも畏れ多い」として、『王』を『尾』に差し替えて、呼び名はそのまま『勝尾寺』としたという(勝尾寺公式HPより)。それ以来、勝ち運がつくということで多くの参拝者が訪れているが、『勝つ』は他者に勝つことではなく、自分と向き合い、自分の弱い心に打ち勝つという意味に捉えられている。
他者と自分、まさに受験で言えば、テニスや卓球のように目の前の相手と直接対決するのではなく、目の前の問題に自分の力を発揮して何点取れるかという勝負になる。他の受験生の解き具合がどんな様子か見えないことで不安にもなるだろうが、焦ることはない。見えないのだから、自分と向き合って勝負するしかない。
あと約1ヶ月、逆算して今からできることに取り組み、勝ち運をつかんでほしい。だるまの右目もしっかりと前を見据えている。Make it Kozy!想いは一つ。頑張れ、高津生!
君の今 だるまの右目が 見つめてる
