10月2日(木)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.358〜心を動かす、動かされる〜
秋休み2日めの本日、毎年恒例の東大阪支援学校との交流会を開催。コロナ禍はあったが、28年前から続くイベントだ。まずは、自治会役員による高津クイズ。校章に使われている花だったり、今回開発したパンの種類だったりをクイズにして皆さん楽しんでいた。自治会長をはじめ、他の役員も皆、とても優しい口調で説明していたのが印象的だった。
続いて、空手部女子部員3人が型を披露。3人は夏の大阪府高校総体団体組手3人制の部で3位となった実力者。切れのある見事な動きで皆を惚れ惚れさせた。剣道部員2名は、空手部同様、礼を重んじ毅然とした態度で臨む。小手、面、胴をそれぞれ披露した後、迫力ある試合を披露。息を飲む静の空気から一気に動へと移り、面、胴が決まると全員が拍手喝采。皆、日頃の鍛錬がにじみ出ている。
最後は、吹奏楽部がたくさんの部員で一つになり、迫力ある演奏を披露。音楽のもつ力に体育館が手拍子で揺れる。先方の校長先生から、「いつもは集団の中でじっとしていられない生徒も、今は皆さんの発表に集中しているし、音楽に合わせて身体を動かしています。それが本当に嬉しくて・・・」と話されたので、その生徒の様子を見て、私も嬉しくなって思わず涙が溢れてしまった。
高津の発表が終わり、東大阪支援学校の生徒の皆さんのダンスが発表される。「はい、よろこんで♪あなたがたのため♪」と音楽が鳴り始めると、楽しそうに踊りだす。身体の障がいのため、思い通りに動かせないところがありつつも、一つ一つの動きを確認しながら一生懸命踊る姿に、心を動かされた。先生方の生徒さんを見つける視線にも愛がこもっている。高津生たちもその動きにつられて、思わず手拍子!
「アーパトゥ、アパトゥ♫アーパトゥ、アパトゥ♫」に、「ライラック」と流行りの曲に合わせて、どんどん振り付けが変わるが、生徒たちは見事に練習の成果を発揮する。素晴らしい一体感。両校の生徒たち、教職員がみんなでこの空気を楽しんでいる。
終わったあとは、両校の生徒同士でハイタッチ!いい光景だ。昨年は校務のため参加できなかったが、今日は参加、見学できて本当に良かった。日頃の環境は違うが、相手をリスペクトし、一緒に楽しむ気持ちは素晴らしいと実感、私も元気をもらった。。明日からの生徒たちのさらなる頑張り、成長を期待する。言葉だけでなく、やはり一生懸命は伝わる。心が動く、心が動かされる。そんな一日に感謝。Make it Kozy!共感と感動、高津生!
ここだけの 見えない糸が 紡がれる
このボランティアは、「高津キャラバン隊」として、各部活動がいろんな場所、対象にボランティア活動を行っているが、決して与え与えられるものではなく、お互いが助け合い、感謝の気持ちを得られる素晴らしい機会だと思っている。東大阪支援学校の皆さん、良い時間をありがとうございました!













